- ひぐらしのなく頃に〜二次創作編〜
619 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 20:41:55 ID:pkpLkSue - 俺も二次創作に興味あるから公式見てみたいんだけど、今ネット環境が携帯しか無いから見れない……orz
だから、今度自分の携帯サイトに載せてみようと思ってる、初めて書いたゴミ文章をちょっとだけ書いてみていいかな? あんまり投稿サイトとか見た事ないから、自分の書いた文章って他人にどう評価されるのか経験してみたくて……。 文章力、構成、中身、というか全部悪い点(それ以下)ばっかりですが、なんでもいいので声を聞かせてもらえたら嬉しいです。でわ…… (ちなみに、一応、ネット繋がってないパソコンならあるから原作はクリア済みです)
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- ひぐらしのなく頃に〜二次創作編〜
622 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 21:28:25 ID:pkpLkSue - マジすか……
あと書き忘れましたが、携帯からの為、なかなか長編は難しいと思うので、短編の最初だけを……と思います。 なので、新設定や謎も話題性も一切ありません……。でわ…… T&O 〜その時歴史が動いた― 「傑……行こう。玉砕上等、当たって砕けよう!」 「あぁ、大樹。男の根性、見せてやろう!」 今まさに、慣れないナンパという名の戦場に赴かんとする、二人の勇士。 彼等の名前は、富田 大樹と岡村 傑。 普段の彼等は、雛見沢分校に通う、数少ない小学生男子。 時には年相応のやんちゃ坊主。 時には野球に汗水流すスポーツ少年。 そして時には ……恋する、悩める純情BOYなのである、なのです☆ 『……この物語は、二人の悩める子羊の恋模様を描いた、本格らぶすとーりーなのです。 解説・実況は、超キューティクル神様、世界のオヤシロ様でおなじみの、この僕、羽入がお送りしますです!』 『んっふっふ〜。アシスタントとして、バニーちゃん大好き、世界のオヤシロ様の使いでおなじみの、私こと大石 蔵人もお手伝いしちゃいますよ〜』 『お、大石……。どこから湧いて出てきたのですか……。お手伝いなんかしちゃわなくていいから、早くお仕事に戻って下さいなのです……』 『つれない事言わないで下さいよぉ〜。こう見えて私、恋愛には詳しいんですよぉ〜?それに、せっかくお土産も用意して来た事ですし……』 『お、お土産?ふん、神を侮らないで欲しいのです。そんな物で釣られる僕ではないのです』 『そうですかぁ……残念です。興宮駅前『ラ・ボンヌッゥ』の一日二十個限定デザート、三週間前から予約していないと買えないと言われる、伝説のシューを五つお持ちしたんですがねぇ……』 『お待ちしておりましたのです、大石!僕のアシスタントは大石しかいないのです☆』 『現金な方ですねぇ……』 『あ……あぅあぅ。とにかく、今日の主人公は富田と岡村!僕達は見守る事しかできませんが、是非この二人の成功を願いましょうなのです!』 『このお二人に古手さんと北条さんを口説き落とせるテクニックがあるかどうか……、ま、期待しましょう?』 そして二人は、【伝説】へ――……
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623 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 21:56:50 ID:pkpLkSue - 『現時刻は、午前7:50。学校が始まるのは、午前8:30。教室には、先程紹介した富田少年と岡村少年、そして彼等のターゲットである、北条 沙都子と古手 梨花の姿がありますです』
『おんやぁ?なぜこの子達は、こんなにも早く学校に来ているんでしょう?』 『梨花と沙都子は、圭一達に毎日恒例のトラップを仕掛ける為に、毎日この時間に学校に一番乗りするのです』 『なるほどぉ。彼等はそれを熟知した上で、彼女達と二人きりになれるこのタイミングを狙って、わざわざ早起きして今に至る……というわけですかぁ』 『二人の細かな作戦がいじらしいのです』 『おや、羽入さん。さっそく岡村さんが動くようですよぉ』 ――…… 「大樹、まずは僕から行くよ」 岡村が、若干太り気味の身体を奮い起こしながら言い放った。彼の内に秘めたる梨花への思いは、既に爆発寸前。万物のいかなる力を用いても雪崩が止められないように、彼のそれもまた同義! 「傑……、頑張れ。……悔しいな、僕にはこんな事しか言えない……」 親友の、まるで鋼にも匹敵する決意。富田は、ただ静かに岡村を送り出してやる事しか出来ない自分に失念していた。こんな一大事に、自分は親友にた
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624 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 22:11:09 ID:pkpLkSue - 親友の、まるで鋼のような決意。富田は、ただ静かに岡村を送り出してやる事しか出来ない自分に失念していた。
こんな一大事に、自分は親友にたかが励ましの言葉しか掛けられない。そんな想いが、富田の身体の奥底に深く根付いてしまっていた。 「大樹、その気持ちだけで十分さ……。それじゃ」 頑張れ、頑張れ。富田は、声にならない心の声で何度も叫んだ。自分の魂の叫びが、親友の心にほんの少しでも、勇気を与えられる事を信じながら……。 ――…… 『羽入さん、語りの方、なかなかお上手じゃないですかぁ』 『どうもなのです。 さぁここからは、あの性悪女・古手梨花がどういうリアクションを取るのか見モノなのですよ』 ――…… 熱く煮えたぎる血液、高まる鼓動。破裂しそうな程に暴れ回るジャジャ馬な心臓を、岡村は見事に乗りこなしていた。 身体が風のように軽い。今なら空をも飛べる気がする。岡村は、今にも羽ばたいてしまいそうな心の翼を制御する事の方が、梨花にアタックする事より難しいとさえ考え始めていた。 果たして、今の彼の内に恐怖感などという言葉は存在するのだろうか?いや、彼を現世の言葉の概念で縛りつける行為自体が愚行と言えよう。 それ程、今の岡村からは、神々しい雰囲気が、限りない泉のように溢れ出していた。 トラップ作りに精を出す沙都子を眺める梨花の目前に、疾風の如く踊り出る岡村。もはや自然と一体化した岡村の口から、梨花を天国(ヘヴン)へと誘うセリフが囁かれるのも、これまた自然の摂理だった。 「やぁ、おはよう古手」 「おはようなのです、岡村。今日はえらく早起きなのですね?」 特別なリアクションこそ無いものの、確かな手応えを感じた岡村。ここが責め所だと確信する! 「いやぁ……。今朝は、とても美しい朝だろう?小鳥達にせかされて、早めに目が覚めちゃってさ……。 時間を潰そうと、軽くバタートーストをつまんで、挽きたてのブラックコーヒーを楽しんでいたんだけど……。 僕って欲張りだからさ……、もっと綺麗なモノを見たくなったんだ」 富田は驚愕していた。あの大人しい岡村が、今日はまるで別人ではないか。 その変貌ぶりは、岡村の気持ちに決して偽りが無い事を証明していた。 富田は予感していた。今日、岡村は必ず何かやらかしてくれるだろうと。 脇役の常識を打ち破る、とんでもない快挙を成し遂げてしまうのではないかと……!
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626 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 22:33:19 ID:pkpLkSue - 「みぃ、もっと綺麗なモノ……ですか?」
「あぁ、そうさ。それはね……」 ドクン……! ざわ…ざわ…… 「…………!」 ここに来て、急激な緊張感が岡村を襲う。手の平と額から、嫌な油汗がじわりと染み出して来た。当然、暑さのせいではない。 そう。今までの会話は、所詮前戯に過ぎない。本番はここからなのだ。 落ち着け、自分。岡村は自分に強く言い聞かせる。ここで失敗すれば、あの長かった前フリも全て無駄になってしまうんだぞ。落ち着け。 一言で良いんだ。『それはキミの事だよ』この一言で良いんだ!さすれば、後は間違い無く良い雰囲気に持っていける。 それから、今度の日曜日に遊びに行く約束を取り付ければいい。……大丈夫、今ならできる! 「……」 ……駄目だ、頭では理解できても、身体が納得してくれない。この震えを、今彼女に悟られるわけには……! 落ち着け、できる。僕は言える。落ち着け、落ち着け、落ち着け落ち着けおちつけおちつけ自分……うおおぉお! 「お、お、おちけつ!」 「え……?」 ――…… 『あーー!大切な所でやらかしてしまったのです……』 『いんやぁ、実に惜しい!しかし岡村さん、なかなかやりますねぇ』 『でも性悪女の梨花の事ですから。しっかり言えてたとしても、簡単にフッてしまう可能性も……』 『……あなた、古手さんに何か恨みでも?』 ――…… 「だ、大樹ぃぃぃっ!」 目に涙を溜め、完全に自信を喪失した岡村が、富田の胸元に飛び込んだ。 「ど、ドンマイ。これからチャンスはいくらでも巡って来るはずだよ!それを待とう……」 「……くそぉっ!なんて、なんて肝心な所で噛んでしまったんだ僕は……」 落ち込む岡村を胸で抱えながら、富田は鋼よりも堅い、黄金の決意を魂に宿す。親友の仇は必ず自分が取る、と。 「傑。ボヤボヤしてたら、他の皆が登校して来てしまう。……行って来るよ」 「……僕も、いつまでもクヨクヨしてられないよな。大樹、頑張れ!リラックスして」 笑顔で言う岡村を見て、富田の涙腺は崩壊寸前だった。岡村は、失敗したのに。それでも自分を笑顔で送り出してくれている。
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627 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 22:45:27 ID:pkpLkSue - その岡村の無上の笑顔は、富田の中で完璧な口説き文句へと変換される。
わずか0.1秒で、富田は600文字越えのシナリオを頭の中で書き上げてしまったのだ。 もしその通りに事が進むものならば、富田は沙都子を100%モノにする事が可能だろう。 沙都子と結婚する歳、子供の数、老後の生活……。富田の脳内シナリオは、もはや芸術(アート)の域に達していた。 背後霊の如く、それでいて野球の試合の際に出塁した時よりも俊敏に沙都子の背後に忍び寄る富田。 「ほ、ほほほ、ほほ北条っ!」 やってしまった。富田は後悔する。大切な第一声で早くも噛んでしまった。親友の仇を取ると誓ったはずなのに。 ……しかし雛見沢ファイターズのメンバーは、皆本番に弱いのだろうか? だが、これでくじける富田ではない。富田は、過去にとらわれない。 「んー?今、何て?」 「あぁ。今のは、僕の考えた早口言葉だよ。『すもももももももものうち』みたいで、おもしろいだろう?」 この土壇場での富田のプレーに、岡村はド肝を抜かれた。 なんと富田は、沙都子の『んー?今、何て?』という生返事に対し、見事にユーモラスなアドリブで返してしまったのだ。 「……
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628 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 22:54:44 ID:pkpLkSue - 「……何か用ですのー?」
岡村が安堵感に浸っていたのも束の間。 予想外な事に沙都子は、最高レベルの切り返しを見せた富田の方を見向きもせずに、教室の扉に何かを仕掛け続けているではないか。 岡村は、富田の精神面を心配する。 が、これでくじける富田ではない。富田は逆境に流されない。 「い、いやー、ははは……用って程のモノでもないんだけど……」 「なら後にして下さいます?今、圭一さん用のトラップ作りで忙しいんですの」 『圭一さん用』この一言で、富田は一瞬圭一に殺意を覚えそうになる。 だが、富田はそんなお角違いの怒りを抱く程、器の小さい人間ではない。富田は、クラスメートを大切にする。 「あ、そ、そーなんだ……。ままま、前原さんも毎日大変だなー……。 そ、そうだ……。た、たま、たま、たまたまたまた」 扉とにらめっこしていた沙都子が、ようやく富田の方に顔を向けた。 だがその表情は、富田の大好きな、そして富田が望んでいたモノでは無かった。 「タマタマとうるさいですわねー!何か用があるなら、率直に言って下さいまし!」 しまった、と思った時にはもう遅かった。 富田は決してタマタマなどと言いたかったのでは無い。 だが、彼女の口からタマタマという単語が聞けて、心の中で少しだけ喜んだのも事実だった。 ……自我と罪の意識に板挟みにされながらも、富田はくじけない。富田は失敗を糧にする。 「あ、いや!……たまには前原さんみたいに、僕も北条手作りのトラップに引っかかってみたいなー、なんて……」 それを聞いた沙都子の頭の上に、一瞬クエスチョンマークが浮かぶ……が、それはすぐに電球マークへと姿を変えた。 沙都子がニッコリと笑う。 沙都子の美しい瞳に見据えられ、富田の心臓が悲鳴を上げて跳び跳ねる。 富田は、この世に太陽が二つ存在しているとすら錯覚する程に、彼女の向日葵のような笑顔に魅せられていた。 だが…… パチン、と沙都子が指を鳴らすと、富田の頭上から大型のタライが2、3。 「これでよろしくてー?」 頭に衝撃が走る。富田は朦朧とする意識の中、再び『圭一さん用の』トラップ作りへと戻って行く沙都子の姿を見た。 だが、富田はくじけない。富田は現実にとらわれない…………。 ――……
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- ひぐらしのなく頃に〜二次創作編〜
629 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 22:59:56 ID:pkpLkSue - ――……
『さすがの僕のフォローも、ここらが限界なのです……』 『北条さん、まるで富田さんの事が眼中に無いようですねぇ……』 『序盤から、既にぐだぐだなのです……。この二人、この先大丈夫なのでしょうか?』 『大丈夫大丈夫。若いってのは武器になりますよぉ。何度でも復活しますからねぇ』 『復活……。大石が言うと、説得力が倍増なのです……』 『んっふっふ〜。色々な意味で、ね……』 『僕がMCをつとめるお話で、そんな重たい話題はやめて下さいなのです……。 さ、さてさて。時刻は午前8:28!今日も遅刻ギリギリで、圭一ご一行がやって来ました、なのです!』 『これで富田さん達は安易に二人に近づけなくなったはずです。さぁ、どう出ますか!?富田さん、岡村さん!』 ――…… 決意の日に早々、ありえない凡ミスを連発してしまった富田と岡村。 二人は、やはり正攻法では彼女らを振り向かせられないと考え始めていた。そんな時。
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630 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2008/01/22(火) 23:03:18 ID:pkpLkSue - ……こんな中身の無い内容を、長々と携帯で打ってる自分に引いた……
ので、ここらで切り上げます! お目汚し申し訳ありませんでした。
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