- こちらスネーク 雛見沢村に潜入した
485 :ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage]:2006/12/01(金) 13:39:34 ID:PnpqztLP - しおんかよwww
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- ひぐらしのなく頃に 初心者質問スレ
642 :ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage]:2006/12/01(金) 13:46:57 ID:PnpqztLP - 平成ってなんだい?
わからんのでだれかおしえて
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- 嫌な事件だったね…
158 :ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage]:2006/12/01(金) 13:50:32 ID:PnpqztLP - 嫌な事件だったね・・・
鼻に詰めたドリルが見つかってないんだろう? ちなみに僕の実体験だよ(マジ)
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- 【dai神】ひぐらしの音楽を語れ 5曲目【最高】
660 :ローカルルール変更議論中@詳細はLR議論スレにて[sage]:2006/12/01(金) 14:15:43 ID:PnpqztLP - お、おれにも! おれにも!
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- SIRENのなる頃に
1 :リンクス[sage]:2006/12/01(金) 15:33:05 ID:PnpqztLP - 一日目PM20.30分
「はあ、まいったなあ」 前原圭一はそうぼやきながら自転車の横にしゃがみこみ、タイヤを改めだした。 「あちゃあ、完全にやられちゃってんじゃん・・・」 タイヤをつまむとぼすぅ、ぼすぅとおかしなおとをたてる。つまるところ、 パンクである。 「まいったなぁ、車もとおんないし・・・」 車といえばずいぶん前に黒塗りの車が通ったくらいだ。運転席にはスーツ姿の 男と、後部座席には女の子が座っていたのを覚えている。 圭一はしばらく思案した後たちあがり 「まあ村まではそう遠くないはずだ。歩こう」 そこには都会人にありがちな「田舎なんだし誰か泊めてくれんだろ」 というなんともありきたりな考えがあった。自転車を路肩に放置し、 リュックから懐中電灯を取り出し歩き始める ・・・彼はまだ戻れた、戻ることが、できた。 そのことを彼は後に身をもって知り、ほんの少しだけ、後悔した。 自ら日常をふみはずしたことを・・・
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- SIRENのなる頃に
2 :リンクス[sage]:2006/12/01(金) 16:04:30 ID:PnpqztLP - 一日目21.36
「はぁ・・・はぁ・・・」 体育成績並の都会者にとって、徒歩行軍とは地味につらい。 「うぅん・・・今夜は野宿かなあ・・・」 それでもあんな無機質な部屋に篭り、冷房にあたりながら勉強してるより はるかにマシだと自分に言い聞かせ、歩を進める。 「・・・そうだ・・・あんな事より、はるかに有意義だ・・・」 それでも膝に手をつき、息を吐く。ふと見上げた空には・・・雲がかかっていた。 「満点の星空なら、文句もないんだけどなあ・・・」 息を整え再び歩き出したそのとき、 ウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン 「・・・サイレン?こんな時間に?」 そう、聞こえた音はまさしくサイレンそっくりだった。 首を傾げながらも歩き出し、しばらくたってからみつけたものは 「パトカー!?、ついてる!」 暗がりでも判る黒と白のツートン、まちがいない。 目標を見つけて急に軽くなった足で近ずいていく。車の横には私服警官らしき人影 圭一は近ずいていく。何の疑いもなく。 これが前原圭一と怪異との、接触だった。
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- SIRENのなる頃に
4 :リンクス[sage]:2006/12/01(金) 17:20:42 ID:PnpqztLP - 一日目20.56
「おまわりさん」 圭一は声をかけた。 「すいません、道に迷っちゃって、近くまで乗せてほしいん・・です・・けど・・・?」 ここに来て圭一はようやく感じ取る。男の異様なふいんきを。 あたりに立ち込める異臭。男はふりかえると、 「・・・了解、射殺する・・・っす」 「あの、おまわりさん・・・?」 男がぎこちなく懐から取り出したもの、それは、・・・拳銃!? 男は無造作に引き金を引いた。 ぱん 弾丸は頬をかすり、血の後を残す。 「え・・・ああ・・・ああああああああああああああああ!!!???」 全身の血が凍った後、沸騰する。 「ひぃぃいいいいいいいいいいい!?」 わけがわからない。なぜ自分がうたれる?家出少年と間違えたとしても発砲してくるなんてありえない。 一瞬遅れて襲ってきた恐怖をねじふせ、近くのあばら家に夢中で飛び込み、扉を閉める。 「隠れてないで出てくるっすよお、でてこないとぉ」 抑揚のない声でそう告げた直後、 ぱん ぱん ぱん! 乾いた破裂音が三つ続けられる小屋には三つ、穴が開く。 「ひいっ!?」 圭一はとっさに伏せる。 「出てこないならぁ、こっちからいくっすよお」 がたん。男が扉に手をかける。 (!!!殺される!?) ほとんど生存本能のみで扉に体当たりをあびせる。 「!!?っがあぁ!?」 扉の下敷きになり、もがく男とその上に乗る圭一。その目にとびこんできたのは (くっ車!) よろけながらも駆け寄り、ドアをあける。鍵は・・・ついている (お、おちつけ前原圭一!KOOLになれっ!!!) そうだ、車の発進なんてドラマや映画で散々見てきた。親父がかけるのだって間近で見ている。 (まずキーを捻って、サイドブレーキおろして、アクセルは・・・こっちか!?) 混乱の中思い切り踏んだそれははたしてバック。白煙を上げ猛後進する車の進路には、扉を跳ね除け蘇生した男が、 ・・・ズドンッ!!! 「や・・・やっちまった・・・」 恐る恐る窓から首を出すと、数メートル吹っ飛び川の近くに転がる男の姿が。 「どっどうしよう・・・」 さっさと逃げればよいものを、あろう事か男に近寄る圭一。 「え、えっと、きゅ、救急車・・・」 おろおろと男の傍らに立つ圭一、すると男は何事も無かった様に起き上がると、 ぱん 「・・・え?」 向けられた銃口、その先にあるのは (・・・ぁあ) 胸に開いた風穴、広がる血、つまり,撃たれた。 倒れこみ、そのまま川へと落ちる。男は何事も無かったようにおきあがると 「・・・了解、パトロールを続行する・・・っす」 ふらふらと歩き始めた。
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- SIRENのなる頃に
5 :リンクス[sage]:2006/12/01(金) 18:44:41 ID:PnpqztLP - 一日目20.46
赤坂衛 「いったいなんだっていうんだ?」 車外に出て赤坂は呟いた。宿泊中の宿で聞いたお祭を見るためにわざわざレンタカーを飛ばした なれぬ道に迷い、気づけばあたりは暗くなり、鳴り響いたサイレン、そして何より 「いったい何なんだ・・・この空気。」 それは彼が、仕事柄赴いたいかなる現場とも違っていた。甘く肌に纏わりつき、同時に刺してくる この空気、それだけで赤坂の培った第六感を逆立たせた。 「警棒位は持ってくるべきだったか・・・」 いざとなれば両の拳を使うまで、自分の腕なら身を守るぐらいならできるはず。 「・・・いくか。」 とりあえずは目的どおり神社をめざそう。赤坂は車へと乗り込んだ。
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