- 大阪エレガンス
217 :三連単7−4−3[]:2011/03/30(水) 02:51:44.42 ID:p0K/oXrq - カジノ全盛期には考えられなかったような寂れたビルとエレベーター
4階に着くとすぐ右手に扉があり、客引きのカメラへのサインで鍵が開く 狭苦しい二重扉を掻い潜ると天井の低い狭い店内が現れる 「はーいゲストでーす」 掛け声だけは一人前だ。 ディーラーが近寄って各テーブルの説明をする 「今日は持ち合わせ少ないから中くらいのでええよ」 そう答えると小さめのテーブルへ案内された。 隅っこの8番へ座らされ、おしぼりをウェイトレスから渡された。 カジノでこれだけ可愛くないウェイトレスを見たのは初めてだった。 通常、カジノで長時間勝負し続けていると、特に朝方にムラムラした気分になるもんだ。 そして負けている金額を考えると、何人の女が買えただろうかと罫線と色っぽいウェイトレスを交互に見ながら虚しくなるもんだ。 しかしここは… そんなことを考えている間もくれず「ドリンクなにされます?」と聞かれた。 俺は「アイスコーヒー」と答えた。 これでアイスコーヒーが不味かったら、この店を出るつもりにして。《つづく》
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