- カジノはやっぱりマカオ5
171 :三連単7−4−3[sage]:2011/01/27(木) 09:00:17 ID:5/eYW6vk - 香港株式市場で「マカオのカジノ王」の去就がにわかに注目を集めている。
スタンレー・ホー(何鴻栄)氏傘下でカジノ運営の澳門博彩(SJM、@880/HK)は今週、 株式の売買停止と再開を繰り返し、26日に株価は急落している。 背景にあるのは高齢のホー氏を巡る「お家騒動」への懸念だ。 1999年にポルトガルから返還されたマカオは、中国で唯一カジノが認められている地域。 中国本土のギャンブル熱の受け皿になることで成長が見込まれており、 大手業者であるSJMの経営体制に対する投資家の関心は強い。 事の発端はSJMの24日の発表。 「ホー氏が、SJMの親会社である澳門旅遊娯楽(STDM)の経営権の一部を親族に渡した」 との内容だった。STDMの株式の32%はホー氏の持ち株会社、ランスフォードが保有している。 地元メディアによるとホー氏は死別を含めこれまでに4人の妻を持ったが、 ランスフォードの株式は2番目の妻の子供と3番目の妻に半分ずつ譲渡されたという。 ホー氏による実質的なSJM株保有はなくなったことになる。 カジノ王も89歳となり、経営の第一線から退くとみられていた。
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172 :三連単7−4−3[sage]:2011/01/27(木) 09:01:10 ID:5/eYW6vk - 香港市場では上場企業の要請で売買停止にすることができる。
発表を控えSJM株はこの措置を取った後、24日午後に売買を再開したが、株価は4%超下落。 市場関係者の間ではホー氏一族の関係は良くないとされており、 「大株主の間で内紛が起こるとの見方が強まった」(地元証券)。 その懸念は現実味を帯びることになる。 「ランスフォード株の譲渡は不正に行われた」――。 25日付の地元紙、サウス・チャイナはホー氏が親族をこう非難したと報じた。 SJMは25日に再び売買を停止。 同日夜に出した声明では、ホー氏が株譲渡に関して論議を起こしたと認めたうえで、 「当社の経営や戦略に何の変化ももたらさない」と強調した。 売買停止明けの同社株は一時24日に比べ約9%安い12.580香港ドルまで下落した。
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173 :三連単7−4−3[sage]:2011/01/27(木) 09:02:02 ID:5/eYW6vk - マカオ特別行政区政府が今月19日に発表したマカオの10年の観光客数は約2500万人と前年比15%増加した。
訪問者の順調な伸びで「マカオのカジノの事業環境は良い」(ハリス・フラサー・グループのリサーチ・アナリスト黄文傑氏)との声が多い。 2月初旬の春節(旧正月)に伴う休暇中に、中国本土から一段の顧客増も見込まれる。 「良い企業は経営陣の変化にかかわらず好業績を維持できる」(BMI基金管理総裁のパトリック・シャム氏)との指摘もあるが、 長年マカオのカジノに君臨してきたホー氏の影響力は無視できない。 26日の香港市場では、参加者がひとまずSJMの先行きへの不安を示した格好になった。 好調な観光需要がどこまで株価を支えられるか、投資家は見守っている。
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