- ロケット総合スレ22
842 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/04/14(土) 07:59:19.17 ID:cznbDg4d - 欧州・JAXA・カナダ、月面サンプルリターン計画を協議中
http://www.planetary.org/blogs/guest-blogs/2018/20180329-lunar-sample-return.html 月の裏側から、土壌や氷などを回収する計画を協議中だ。 そこで開発された技術は、将来の有人月面ミッションにも応用される。 ESA・JAXA・CSAが協力して行う「ヘラクレス計画」(かつてHLEPP計画と呼ばれていたもの)だ。 ランダー(着陸機)、そこから発進する探査車(ローバー)、ランダーの上部に搭載された上昇段(アセントステージ)、 月周回軌道に投入される回収カプセル、の4つのコンポーネントから構成される。 カプセルはLOP-G(月軌道ステーション)を目指し、オリオン宇宙船で地球へ持ち帰るというものだ。 現在はまだ構想段階で、何れの国も議会の承認は経ていない。 費用はESAが半分、残りをJAXAとCSAが折半する。 2026年にアリアン6ロケットで打ち上げるという構想だ。 月で2番目に新しいクレーターであるシュレーディンガークレーターが有力候補だ。 埋蔵資源や氷の存在が有望とされる。 ローバーは30kmほど活動し、15kgのサンプルを持って戻ってくる。 上昇段に移し替え、サンプル入の23kgのカプセルと共に打ち上げられる。 当初は傾斜路で載せ替える計画だったが、コンテナをウインチで巻き上げる方式に変更されそうだ。 パッシブ式の保温装置で揮発性の試料(氷など)を回収できるよう構想している。 その後ローバーは300〜500kmほど旅を続け、南極近くのアムンゼンクレーターに向かい、 将来の有人構想に向けた調査を実施する構想だ。 数多くの技術的チャレンジがあり、極寒の月の夜を耐え抜く技術の開発もその一つだ。 ラジオアイソトープによる機器の保温も選択肢の一つとしてESAから提案があった。 ローバーの制御は、月面での長旅を考えると、自動よりも人間がコントロールした方がいい。 基本は地上からになるが、場所は月の裏側であり、中継機が必要だ。 LOP-Gの乗員が操縦することも検討する。 分担についても協議が続いている。 JAXAは着陸用エンジンの提供に向けて開発を行っている。 これは30kNのメタン/液酸エンジンで、将来はこれを3〜4機クラスタして有人着陸船に使うという。 カナダは500kgのローバーその他のロボティック技術を開発し、これも将来の有人探査に向けたものだ。 米ロは現在オブザーバーの立場で参加しているが、新たな参加国への窓はまだ開かれている。 今後数ヶ月でさらに計画が煮詰められて行くだろう。
|
- ロケット総合スレ22
844 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/04/14(土) 09:26:50.23 ID:cznbDg4d - NASA 「SLSの2号機は、小さなBlock-1のままで有人飛行するかも?」
https://www.theverge.com/2018/4/13/17233684/nasa-space-launch-system SLSの1号機(EM-1)に使う「Block-1」はLEOに70トンの能力しかなく、 また有人対応のチェックを受けていない(上段はデルタIVの流用)。 2号機となる「Block-1B」は、EUSという新開発の上段を搭載し、 LEOに105トン、有人対応となる予定だ。 本来の計画では、EUSを速やかに開発して、予定通りに2号機を打ち上げるはずだった。 ここで問題が生じた。 打ち上げ用のモバイルローンチャー(移動式発射台)の開発だ。 1号機用の発射台は、ブッシュ政権のコンステレーション計画でアレスI用に開発していたものを改造する。 しかしこれはBlock-1Bには小さすぎて、1号機打ち上げ後に改めて改造する必要がある。 これが莫大な費用(4億ドル、新造するより高価い)と、3年もの時間がかかる。2号機打ち上げが遅れてしまうことになる。 「なら同時並行で、大型の発射台を新造すれば?」と先日、議会が3.5億ドルの予想外の予算を付けてくれた。 これにより、最初の発射台は1号機限りの1回使い捨てとなるが、 NASAにとっては2号機打ち上げの予定が計画通りに進められる(または早められる)ことになった。 この措置は、別のメリットをNASAに与えてくれそうだ。 つまり、古い発射台を改造するとなると、改造が終わるまでは新しいロケット(Block-1B)はおろか、 古いロケット(Block-1)ですら打ち上げができなくなってしまうが、 別個に新造するなら、Block-1をもう一度打ち上げることもできるはずだ。 Block-1Bではなく、Block-1で有人飛行してしまえばいいのである。 1号機は現在のところ2020年に、2号機は2023年頃の打ち上げ予定である。 ここでは2つの問題がある。 一つは、Block-1は能力が低く、有人宇宙船以外の(予定していた)物資を積むことができなくなるということ。 もう一つは、Block-1は本来、有人対応では無いので、さらに開発と検査項目が増えるということ。 NASAのライトフット長官代理は、「Block-1を有人対応にすることは可能だ。EM-1でチェックしない項目についてもチェックする」 と公聴会で述べ、計画変更の可能性を肯定した。 「我々には今や、多くの選択肢があります。どのようなペイロードでも載せることができます」
|
- H-IIA/B,H3ロケット総合スレ part75
836 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/04/14(土) 09:51:30.19 ID:cznbDg4d - >>832
LE-7(80年代後半〜90年代初頭) → LE-7Aの開発・運用(+ LE-5A/Bの開発・運用) → LE-X研究・開発 → LE-9開発 どんだけ遡るつもりなんだよ・・ >>833 >打上げ能力 GTO 6.5トン(標準) 6.0トン ここも突っ込もうぜw 6.5トンが標準なのか・・ 左は儼=1500m/sで、右は儼=1800m/sの軌道だよな。 どこのファンボーイが作ったブログか知らんが、 これはきっと、ド素人のサイトに違いないぜ・・? MHIの公式サイトを見るべきだねっ!
|
- H-IIA/B,H3ロケット総合スレ part75
855 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/04/14(土) 17:27:05.17 ID:cznbDg4d - 30機以上連続で成功してりゃ、
「新型エンジンが爆発するかも」って張り付く記者もいないだろ・・ 大型エンジン自体が初めての経験で、しかもいきなり二段燃焼サイクルに挑戦していた 30年前と同じノリで煽る意味は薄いかと。 他国のエンジンが、「どう暴走させずに、圧力や温度を適切に制御するか」が課題なのに対し、 むしろ逆に、配管・ポンプや燃焼室の圧力や温度を「上げるためにどうすればいいか」、 という点が本質的な課題のエンジン形式なのが面白いよな。 「制御に失敗した時が、一番爆発のリスクが高まる(既存の)方式」と、 「制御に成功した時がむしろ、一番圧力・温度が上昇するという(LE-9の)方式」。 上手く完成してまともな性能が出れば、革命的な発想の転換と言えるのでは?
|
- H-IIA/B,H3ロケット総合スレ part75
859 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/04/14(土) 17:51:32.28 ID:cznbDg4d - そうは言っても、あれはあれで素晴らしい信頼性だぜ?
https://www.youtube.com/watch?v=VBlIvghQTlI この2本、再利用されたものである。 日本は日本で、LE-9を発展させて独自の道を征けばいいさ。 正解は一つじゃない。
|
- H-IIA/B,H3ロケット総合スレ part75
862 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/04/14(土) 18:11:41.90 ID:cznbDg4d - 思想が根本的に違うんだよ。
文化の違いなのかもしれない。 あるいは民族性? つかCEOの特異な性格かしらね。 スペースXは完全に、「まぁとりあえずやってみようぜ!!」 ってノリだからな。 「だめだこりゃ〜、次行ってみよ〜!!」 って感じ?
|