- 次世代宇宙船をつくろう!
120 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2012/11/28(水) 08:40:39.41 ID:+KfbsOui - >>118
大気圏内を加速するのは空気抵抗との戦いでもあります。 空中発射方式は重力損失を低減できる反面、空気抵抗によるロスを考慮しなければなりません。 一般的なロケットの打ち上げでは重力損失によるロスは承知の上で 大気圏を垂直に上昇することで空気抵抗による損失を最小にするように打ち上げています。 軌道速度は、地上の速度で言えばマッハ27に相当する速度が必要なので、空気抵抗は敵だからです。 高度10km、速度マッハ1前後あたりまでであれば、確かに航空機によって上昇するのが効率的です。 ところがそこから先、地球周回軌道へ乗るために加速しようとすれば空気抵抗が邪魔になります。 高度を上げれば大気が薄くなるので空気抵抗は減りますが、 大気が薄くなれば翼の揚力が減り、高度を維持できなくなります。 よほど、空気抵抗が極小で揚力が極大になるような画期的な翼面形状が発明されれば別でしょうが 現状では大気圏内を水平に加速して軌道に載せるというのは空気の壁が分厚すぎると思いますよ。
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