- らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 4話目
589 :龍二[]:2008/11/17(月) 20:58:20 ID:AbMoK6EF - >>ゆう さん
乙です!毎度毎度泣かされるぜ;; >>牛乳帝国 さん 完結乙です!感動させていただきました!! >>293 続きがメッチャ楽しみなオレがいる…。 >>588 無性にギャルゲ作りたい どうも。木川 龍二です。 先々週、「週明けまでに最新話UPする」とかいいながら もう2つも週があけちゃってた悲しみを抱えつつ書き上げたので、 これから投下しようとおもいます。 では例のとおり、前作まとめ。 http://syosetu.com/g.php?c=W0622C(「小説一覧ページ」からどぞ) それと、この作品&ニコニコ投稿予定のらきすたRPG製作ブログ。(宣伝) http://ameblo.jp/26310 それでは、投下していきたいと思います。
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590 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:00:07 ID:AbMoK6EF - 「お〜い、火野!こっちだこっち〜!!」
白石の声が聞こえる。他にも色々人がいるようだが、なんだろう? 「やぁ、火野君。」 「あれ、こなたさん?あ、みんなもどうして?」 そこにはなぜかみんながいた。何かの話し合いだろうか。 「当たりよ。さっき屋上で話してたチアの件について会議してるの。 アイドルの小神あきらさんがチアの前の空き時間に 特別出演してくれる事になってるから、それについて、ね。」 チョイチョイ、とかがみさんが後ろを指差す。 そこにはあまり見たことは無いけど名前は知っているアイドル、 あきらさんが白石と共に立っていた。 「大体、内容は決まったから。アンタは殆んど関係ないけど、一応挨拶しといたら? あきらさんもこの辺では有名だし、折角だからサインでも貰っとけばいいじゃない。」 まぁ、あきらさんのサインならちょっとは自慢になりそうだしな。 とりあえず、あきらさんがオレに気づいたようなので、そちらに向かう。
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591 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:00:48 ID:AbMoK6EF - 「こんにちわ〜☆あきら、この学校で持ち歌を
披露する事になったんだけどぉ、なんだか緊張しちゃってぇ〜。」 ワオ。なんというアイドル口調。なんてったってアイドル。(←古ッ!? 人差し指を顔に当てつつ喋るところとか磨きがかかってるな。 「ケッ。仕事中でもねぇのに普通の喋り方ができねぇのかよ。」 白石による一言。うわぁ。言い切っちゃったよこの人。 「んだと白石、テメー最近調子乗っちゃってんじゃねーのk」 「るっせー!なぁにが「三十路岬」じゃ! そんなしッッッぶい演歌なんか、チアの前で歌うような曲じゃねぇんだy」 「んだとコラおま……って、あ♪紹介遅れてすみませ〜ん☆ 世界のスーパーアイドル!小神あきらで〜す!あ、このCDどうぞ♪」 めちゃキレてたあきらさんがいきなりグッドスマイルで こちらを向いたかと思うと、CDを渡して丁寧(なのか?)に挨拶をしてくれる。 「あ、「三十路岬」ね。これはどうも。オレは火野サトシです。 ……で、オレは何で呼ばれたのかな?」
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592 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:02:25 ID:AbMoK6EF - 「チアの前の特別出演枠についてなんだが……。」
白石が説明を始める。こういうところからしてやっぱりコイツは ラジオ番組の司会なんかに向いていると思う。 「まずオマエ、喧嘩強いか?」 喧嘩……?なにか暴力沙汰でも起こすつもりだろうか? 「あ、いや喧嘩じゃなくてもいい。とにかく人を制する力を持ってるかって事。」 「喧嘩は技術次第でなんとかなるけど、実際の力はあんまりないぜ? ってか喧嘩は大キライだ。人を傷つけるのは決していい事じゃないからな。」 「そうか。まぁそれならムリかもしれないが、一応聞いておいて欲しい。 実はコイツの事務所から、コイツ起用するなら警護つけろって言われてな。」 「コイツじゃねーだろあきらさまだろ!」 「るっせーよ説明中だよ!まずなんでテメーなんかに警護が必要なんだよ! 狙うヤツなんていやしねーよ!!事務所もどうかしてんじゃねーのかぁ!? まだそこのみんなの方が警護必要だぜ!」 「テメーさっきから調子乗り過ぎじゃねーのかコr……。」 二人は初対面じゃないのだろうか?そして仲が悪いんだろうか。 白石がアイドルと知り合い……。というと、やはりラジオ番組で知り合ったのだろう。 「ハイハイハイハイ。とりあえず続きを。」 このままケンカさせておくのもなんなので、とりあえず仲裁した。 すると白石は意外とすんなりケンカをやめ、説明を続けた。
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593 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:04:38 ID:AbMoK6EF - 「だから、警護というかあれだ。つまりボディーガードが必要なんだな。
まぁ何人必要だとかは指定されてないから一人だけしか呼ぶつもりないけど。」 「ふぅん。で、それをオレにやれと?」 「そういうこと。一応チアとの合同企画だからな。 みんなの練習見たり、色々手伝ったりできるだろうから、やっとけ。」 「なんでオレが手伝いを……?」 手伝いをしてくれと頼まれたら、まぁ力になるつもりだが、 白石の言い方だと「手伝いをしたほうがいい」と取らせる言い方だ。 オレ自身に何か手伝うメリットでもあるというのか? そう悩んでる内に、白石がオレにボソッと言った。 「基本、オマエはみんなと何らかの共同作業を行って 記憶をフラッシュバックしたり手がかりが掴めたりしてたんだ。 できるだけオマエがみんなと接する時間を増やしたほうがいいと思ってな。」 「どうせ手ごろなボディーガードが見つからなかったからオレにしたんだろ。」 「……!! い、いや、んなこたぁねぇさ!!」 「笑顔引きつりすぎ。バレバレ。……まぁいいか。オマエが言ってること、 あながち、というか殆んど間違ってないしな。手伝うよ。」 「え〜☆ いいんですか〜?」 でたよ、アイドル口調。さっきの白石とのケンカが本音だろうに。 でもまぁ、仕事に口出しなど素人がするものではない。 アイドルは可愛くなければいけないのだ。それをジャマするのはNGってもんだ。
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594 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:05:34 ID:AbMoK6EF - 「うん。でもオレ一人じゃ心細くないかな?」
話している途中、白石が不機嫌そうな顔で俯きながら 壁にすがっているのが見えたので、白石に目線を泳がせた。 (チッ…。あきらも火野も人によって口調を完全に変えやがって…。 火野のヤツ、オレに話すときと女子に話すときじゃ大違いじゃねぇか。) 白石の呟きが聞こえる。それを聞いた俺は白石の足をツンツン、と蹴って こちらを向かせる。白石が耳を傾けたところで、オレは白石に囁く。 (白石…。逆に考えてみろ。オレに「…うん。そうだね。」とか、 そこのあきらさんに「白石くぅん☆」とか言われて、オマエ嬉しいか?) 白石はその情景を浮かべているのか、いったん上を向くと、 「うっ……。」っと声をあげ、顔を真っ青にしてオレに視線を戻す。 (……それはご免こうむる。) (だろうが?) すると、あきらさんが「無視してんじゃねーよ」と 表情で語っていたのでオレは焦ってあきらさんに視線を戻す。
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595 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:06:56 ID:AbMoK6EF - 「一人は心細いけど、そこはアシスタント君が何とかしてくれるので〜☆」
「なんでオレなんだよ!!オレは普通に陵桜祭を楽しむんだよ!!」 「知らねーよ!私だってあの時オマエが暴走しなけりゃ ここで仕事することもなかったんだよ!あ゛〜!私の休日GAAAAAA!!」 「そりゃオマエが折角オレが取ってきた水捨てるからだろうが! 休日なんて、時間ループしてんだからいくらでもあるだろ!!」 「それだったら陵桜祭も何回も行われてんじゃねーか! なんで今回に限ってゴットゥーザ様が仕事仕組んだ事になってんだよ!!」 この二人は仲がいいのか悪いのかわからない…。 だが、さっきから話を聞いてると、このループする時間の中で二人が陵桜祭で 仕事をするのは始めてなようだ。 「……。二人とも散々だね。ゴットゥーザ様って誰? ……って聞いても教えてくれないんだろうけど。」 するとあきらさんが恐る恐る口を開く。 「……まぁ…、絶対支配者っていうか…。」 「うん。ありがとう。その世の終焉を見たような表情とその姿勢で 十分その人の怖さが伝わった気がするよ。なんというか、いろいろとゴメン。」 「いいですよ…。私もあの人が見てないなら仕事口調やめられますしね。」 あきらさんはあたりを見回しつつ口調を元に戻した。 口調を素にするだけでひどい目にあうのだろうか…。考えるだけでコワイ。 だがアイドル口調をやめたあきらさんに、全く違和感は感じなかった。
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596 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:09:19 ID:AbMoK6EF - 「ん。そのほうがオレも話しやすいよ。そっちの方が違和感ないしね。」
するとあきらさんは顔をしかめる。ヤバ!地雷踏んだ!? そういや、アイドルにアイドル口調じゃないほうがいいって言うってことは、 オマエにアイドルとか向いてねーって言うみたいなものじゃないか!! 「それはどういう意味で…?」 「あ、いや!別にアイドルとしてダメだとかそういうわけじゃなくて! なんというかそっちのほうが自然な感じで可愛いから〜……。」 クスッ、と、あきらさんが小さく笑う。 「似てる。」 「え?」 「サトシさん……でしたっけ。いや、大原に似ててつい…。」 「……大原?」 「…友達です。本当は大原とあと二人と私で陵桜祭を回る約束をしてたんすけど…。」
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597 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:10:16 ID:AbMoK6EF -
友達、か。 少し、オレの心にその言葉が響く。 どちらかというと、とても虚しく。 前の学校の友達は、もういない。なにもない状況。 ただこのみんなの名前をなぜか知っているだけで、 実際、この子達の事は何も知らない。あっちが知ってるだけだ。 その「あっち」も少しづつオレの記憶を失っていく。 友達がいない状況に戻るという事。 だからといって、昔の友達がこの学校に来るわけでもない。 始めからに戻るだけだとしても、 この子達とうまくやっていたのは『前の』オレ。 オレがこれから友達ができるかなんてわからない。 どこか、悲しかった。 どこか、苦しかった。
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598 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:11:22 ID:AbMoK6EF - どうかしました?」
「あ…いや。何でもないよ。それにしても芸能界ってのはキビしいものなんだね。」 すると、あきらさんは白石の肩をポンポンと叩く。 「こ〜んなヤツが司会できるぐらいですから、こいつと比べるなら たぶん、サトシさんなら一瞬でスターなんじゃないっすか〜?」 「んだとこのガキゃっ!!オレがこの役もらうまでどんだけ苦労したと思ってんだ! 毎晩毎晩、ココイチでメンチカツ焼いたり、焼肉屋で何枚の肉を焼いたと!!」 「数えてんのかよ。」 「13枚。オレは和食なんでな。」 「何だコイツ……。」 この二人の喧嘩を見てわかった事がある。 この人ら………、仲良すぎだな。実は。 「とにかく、火野!お前にはコイツのボディーガードを頼む。」 「厄介になりそうか?」 「いや、ステージに登ってきたりとかするヤツを止めるだけでいい。 殴ってでも近づこうとするんであれば、やりかえして放り出してくれ。」 「まぁ、ケンカは負けた事あまりないし、少しは力になれると思うよ。」 オレのセリフに驚いたのか、白石は「うぉわッ!」な顔をする。 今にも「ごゆっくりぃ!!」と走って逃げていきそうだ。
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599 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 21:12:16 ID:AbMoK6EF - 「こんな……、ヘタレの塊にしか見えないようなヤツが?」
「余計なお世話だ。」 「まぁ……、いいか。一応頼りにはなるってこった。」 「信用してないな。」 「あたぼうよ。」 やはりオレは見た目からして弱そうなんだな。 転校する前に髪をバッサリ切ったからだろうか。 影も薄い方に分類されてるし、やっぱりコレ、地味すぎるかな。 「じゃあ、オレからの用事はこれで終わりだ。」 「なんだ。オレの記憶に関しての手がかりはないのか。」 オレが落胆した声で言うと、白石はニヤリとして言った。 「あるだろ。ここに何個も。」 「は?」 白石は集まって会議をしているみんなを指差した。
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600 :龍二[sage]:2008/11/17(月) 22:17:51 ID:AbMoK6EF - あっという間に始まって〜♪
あっというまに終わります〜♪ 投稿時間、約二十分という無駄に早い終了です。 このあとがき、書き込むボタン押すのを忘れてそのまま飯食べてたんで 一時間くらい間が開いてるという…。 話の進展度も微妙ですが〜……。まぁ、ね。 最近、ギャルゲーを作りたいと思うこの頃。 出来かけのらき☆すたRPG(笑)をニコニコに投稿するわけだけど、 いっそギャルゲー風にしてやりてぇなぁとか思う15の夜。 はい、こういう話はブログでやれバカ >ワ< 現時点では宇宙人さんの名前は >>306さんの「そら」になってるわけですが(おま、人のモノを! なんかいい名前あったらよろしくおねがいします。 こういう募集がなんか厨臭いとかゆとりだとか 正直やめて欲しいとかありましたら言ってやってください。 一応、名前としては「(苗字)(募集している名前)」となります。 例としては、「(苗字)そら」といった感じ。 苗字はもう決定してあり、ストーリー上公開できないのですみませぬ。 きっと三ヶ月後までにはこの話を完結させてみせる!! ……けど高校受験もあり、あまりパソコン触れない龍二でした。 今頃思った。アレ?なんで中学生が高校生の青春モノ書いてるの? (゜Д゜)
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