- コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 29
114 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/10/20(月) 08:57:21 ID:8eukfJQH - 藤堂以前に、ジノが普通に「俺」と言ってるSSも多いしあんまり気にならない
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124 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/10/20(月) 19:19:26 ID:8eukfJQH - あたしゃ通りすがりのしがないSS書きだけどよ。
ここで>>121を風邪ひかしゃあ職人が廃るってなもんよ。 てやんでい投下だ投下だ!30分から投下すんぞ!
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127 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/10/20(月) 19:30:37 ID:8eukfJQH - 「さあ、始まるザマスよ!」
「いくでガンス」 「ふぅんっっぎゃあああぁぁぁあああぁあぁぁああああ!!」 「まともに始……って怖すぎるわ!」 注意事項だてやんでい! ・適当に考えた短編だてやんでい!設定とかめちゃくちゃ重要な事気にすんな! ・カップリングはライ×アーニャだてやんでい! ・ジャンルはよく分かんねえけど、とにかく微エロだてやんでい! ・アーニャたんハアハア……本音がでちまったぜてやんでい! ・9レスくらいだてやんでい!支援たのむぜ!
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128 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:32:14 ID:8eukfJQH - オレンジ オレンジ オレンジ畑
小さなあの子の小さな悩み オレンジ オレンジ オレンジ畑 ちょっぴり愉快な家族の一時 オレンジ オレンジ オレンジ畑 今宵の月はまん丸オレンジ オレンジ オレンジ オレンジ畑 毎日オレンジさすがに飽きる ‡全ては彼女に踊らされて‡
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129 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:35:10 ID:8eukfJQH - とある農家の家での事である。小さな小さな4人だけの世界に、とある事件が起きましたとさ――…
オレンジ。オレンジジュース。パン。おでん。 これが本日の、この家の夕食である。 ライは食卓に並べられた中から、パンを一つ取り、 「はむ……」 手に収められたパンが口の中に入っていく。咀嚼しながら思う。美味だと。 焼き加減といいふっくら感といい申し分ない。パン焼き機を買って正確だった。 (でも、僕が買った訳じゃないんだよなあ……) 最初はアーニャがパンなら作れるという事で、備え付けたはずだった。 しかし今、彼女はライが焼いたパンを片手に、はんぺんをもふもふ食べている。 その仕草が可愛いのはいいのだが、 (どうして夕食は一人一品なんてルールを作ったかのか…) 今もって分からない。しかも言い出したのは彼女に加えジェレミアだ。 それでありながら、ジェレミアが用意したのはオレンジジュース。アーニャに至ってはオレンジそのままだ。 大体二人はこのジュースと果実を交互に役割分担する。おかげで晩の食卓からオレンジとオレンジジュースが消える事は無い。 結局は、主食とおかずを自分と咲世子の二人で作る事になる。しかも最近は咲世子がどこからか食材を調達し、あろうことか和食に凝りだしている。 和食に合う洋食を作ろうにも、やはり一品じゃ限界だ。というより飲み物を一品と数えるのにも疑問が残る。 面倒ならいっそのこと自分か咲世子に任せればいいものを。 しかしそれをやらず、たとえ何であろうと夕食は一人一品用意するのが、この家庭の一種の絆ではないかと最近思うようになった。 だがオレンジは流石に飽きる。 (アーニャに簡単な料理を教えよう) 名案だ。明日にでも始めるべきだ。だが同時に考える。多分彼女の性格では3日も保たないのではないか。 しかし、 (それはそれで楽しめばいいか) 一緒に何かをするだけで楽しい相手というのは、本当にありがたい存在だ。 熱々の巾着を「ふー…ふー……あつっ」と食すアーニャを、ライは愛おしげに見つめた。
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131 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:37:33 ID:8eukfJQH -
● 「そうだ、咲世子」 食事もそろそろ終わりが見えてきた頃、不意にアーニャが咲世子に話し掛けた。 ライはオレンジジュースの入ったグラスを傾けながら、2人の話を耳に入れていた。 「何でしょう、アーニャ様」 にこやかに答える咲世子。 もはや使用人という立場では無いのだが、彼女から様付けを止める気配は感じられない。まるでそれが自然体という風に。 そんな咲世子に、アーニャは顔を下に向け数秒ためらった後、はっきりと告げた。 「胸、揉んで」 一瞬、時が止まった。 ● 「ぶふぅっーーー!!!」 アーニャによって和やかな家庭に投げ込まれた爆弾は、ライにオレンジジュースを吹き出させた。 先ず聞き間違いかと自分の耳を疑い、そして何が起きたのか理解できず、ライはアーニャを見たまま動きを止めていた。 ● 「うおっ!」 いきなり何か冷たい液体が顔面に盛大に降り注がれ、ジェレミアは奇声を上げた。 (何事!?) 全身から滴り落ちるのは100%果汁のオレンジジュースだ。 見れば、ライがジュースの入ったグラスを片手に呆然としている。 (行儀が悪い!) 高ぶる感情を、しかしジェレミアは落ち着けて次の行動を取る。ナプキンを取り出し、 「む……!」 そこで気付く。自身の手が震えている事を。 保護者として窮地に立たされたジェレミアは、こういう時こそしっかりせねばと気を引き締めた。
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133 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:40:57 ID:8eukfJQH -
● 沈黙した雰囲気がしばらく続き、一人冷静さを取り戻した咲世子は改めてアーニャに問うた。 「アーニャ様、……今なんと?」 「胸、揉んで」 聞き間違いではない事を確認。三人顔を見合わせ頷く。 「理由を聞かせていただけますか?」 「本で読んだ。人に揉まれると大きくなるって」 淡々と告げられる言葉に、苦い表情を作るライとは対称的に、咲世子は手を合わせて微笑んだ。 「あら、それで私に揉んで欲しいと?」 「うん。おっきくなったら……」 アーニャは胸に軽く手を添えながら、ちら、とライに視線を向けた。しかし彼は気付かない振り。 こっちに話を振らないでくれ、としきりに咲世子に目線で訴えかける。 そんな彼に咲世子は微笑んで、分かりましたという風に頷いた。 声のトーンを低くして、 「アーニャ様、残念ですが……」 「駄目なの?」 可愛らしく首をかしげるアーニャに、しかし咲世子は否定の言葉を差し出した。 「いえ、こういうのは――」 一息。 「異性の方に揉んでもらうのが一番なんです」 ● ライは咲世子の発言に軽く目眩がした。意思の疎通は失敗だった。咲世子は全くこちらの要求を理解していない。 (まったく咲世子さんは……) だが、ピュアなアーニャは咲世子を完全に信用しているらしく、「そうなんだ」と感心している。 純粋な性格は彼女の魅力の一つだが、それ故に咲世子との相性は色んな意味で問題がある。
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134 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:42:33 ID:8eukfJQH - ライは即座に訂正を入れようとして、しかし別の言葉が現れた。
彼の向かい、咲世子の隣に座るジェレミアが、 「うむ、ならば私が――」 揉んであげよう。そう言おうとしたのだろう。 「うおおぉぉぉああぁあ!!」 テーブルの下で何かが叩きつけられるような音が連続でしたかと思うと、突然ジェレミアは前のめりに倒れ、額をテーブルに押し付ける格好になった。 タップダンスのような軽やかな連続音は、恐らくは咲世子がジェレミアの足を踏んだ事により起きた物だ。 「何か?」 「いや、……何でも…ない…」 ぷるぷる震えながら退くジェレミアを見て、ライは咲世子の行動を諫める事が不可能と判断した。自分の足は機械ではない。 そして、何事も無かったように咲世子は虚空を見上げて喋り出した。 「ジェレミア様でも私でも駄目。あらあら……どうしましょう、アーニャ様」 「どうしよう……?」 (咲世子さん、あなたは何もかも計算でやってますね!?) 今更ながら彼女の性格を知ったライは、無言の抗議。しかし咲世子は素知らぬ顔でアーニャを促す。 「ライ様に頼まれてはいかがでしょう?」 「ライ……に?」 アーニャの顔が向けられるのと同時、ライも顔を逸らす。 あの魅力的な真紅の瞳で上目づかいに見つめられては、いかなる理性も保つまい。 たまらず身を退こうとして、しかしいつの間にか後ろに回っていた咲世子に背中を押さえられる。 ささやくように耳元で、 ……ライ様、今がチャンスでございますですよ。 ……ははは、化けの皮が外れて口調がおかしくなってますよ咲世子さん。っていうか僕にアーニャの胸を揉めと!? ……嬉しくはないのですか? ライは少しの逡巡を見せ、 ……健全な一男子としては喜ばしくはあります。けどですね! ……素直じゃありませんね。こないだお昼寝しているアーニャ様の額に甘く口付けたように―― 「見てたんですか!?」 思わずライは腰を上げて叫ぶ。
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136 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:44:32 ID:8eukfJQH - 突然の大声にアーニャは少し驚いた様子の後、首をかしげた。
「何を?」 「いや…………何でもない」 ……チキンですね。 ……黙っていて下さい! 「何こそこそ話してるの?」 「う、いや、咲世子さんと相談をね…」 「ふ〜ん……」 ライは頬をぽりぽり掻き、苦笑いを浮かべながら誤魔化す。 (くそ……無垢って罪だ……) 自分は悪い事をしている訳ではない。そのはずなのに、何故かいたたまれない気持ちになってしまう。 揉むべきか。揉まざるべきか。余りに常識外れな二者択一に迫られる。 断れば何だか罪悪感に駆られ、しかし承諾するのも煩悩が無いとは言い切れない。 理性は揉むなと告げ、しかし感情は揉めと叫び声を上げている。ゴーアヘッドと。 (落ち着け僕。ビークール、ソークール……そうだ、僕は冷静。決してやましい気なんて無い。アーニャを止められるのは僕だけだ) 一瞬で悟りの境地に達したライは、一度大きく深呼吸をして高ぶる気を静めた。理性が勝ったのだ。 そして至って真面目な様子でアーニャに向き直り、言った。 「よし、アーニャ……じゃあ僕が揉んであげるよ――って何を言ってる僕!?」 「本音が出ましたね、ライ様」
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137 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:45:45 ID:8eukfJQH - ――――――――――……
――――――――… ライは自室に戻るやいなや、手をわなわなと震わせ、呟いた。 「あぁ……やってしまった……」 未だ手に残る感触を思う。先ほど風呂場で感じたそれは、 (柔らかかった……) ぷにぷにふわふわ。何度も何度も触れた“あれ”を忘れる事などできない。 そう、彼は負けた。理性など一瞬で白旗を掲げて裏切りの枢木卿の如く寝返ってしまった。 「仕方ないじゃないか……!」 ベッドに深く沈み、後悔と共に安らぎを得る。 揉むだけ。他意は無い。そう自分は何度も彼女に、そして己に言い聞かせた。 だが結果は最悪な物だ。 (やってしまった……) アーニャが艶めかしく艶やかな声を上げた事だとか、風呂場に行く前に咲世子からゴム製の物体を渡された事だとかは大した問題ではない。 第一、ゴム製品は使わなかった。これもまた悩みの種だ。「責任とってね」と頬を赤らめながら言われれば、頷く以外にないではないか。 「絶対、計算だよ……」 今夜は眠れそうにない。 悶々とアーニャの魅力に苛まれ、ライは明けない夜を過ごすのであった。
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138 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 19:47:01 ID:8eukfJQH -
● 一方、咲世子の寝室では、 「やりましたね」 「やった」 のろのろとアーニャが手のひら前に上げ、そこに咲世子がハイタッチを決める。 「どうでした?ライ様は」 「激しかった……」 頬を紅潮させ、ほぅ、と息をつくアーニャの表情はまさに女。 その様子に咲世子は満足そうに頷き、 「まさか襲うとは思いませんでした」 「うん……でも、嬉しかった」 顔をほころばせ、 「じゃあ、ライの部屋に行ってくる」 「今からですか?」 咲世子が壁に掛けられた時計に目をやる。もう真夜中を過ぎている。 だがアーニャは微笑んだ。まるでそちらの方が好都合だと言いたげに。 「おやすみ、咲世子」 「おやすみなさい、アーニャ様」 挨拶を交わし、アーニャが部屋を後にする。 残された咲世子は窓の外、星が輝く夜空を見た。 一瞬時の流れが止まったのを感じ、目を閉じて、 「ライ様……ご愁傷様です」
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142 :全ては彼女に踊らされて[sage]:2008/10/20(月) 20:00:38 ID:8eukfJQH -
● 咲世子が黙祷を捧げた頃、ライの部屋では、 「あ、アーニャ!? こんな夜中にどうしたんだ!?」 ベッドの上で慌てふためくライを見て、アーニャは残念そうにため息をついた。 (なんで、起きてるの?) いつも寝るのが早いライが、何故今日に限って夜更かしをしているのか。 考え、そして思いつく。 (お風呂での事、意識してるの?) 心の中で問いかけ、それだと頷く。ならば来たかいがあった。 「え〜と、アーニャさん?」 恐る恐るライが尋ねてくる。 「なに?」 「何か用?」 「知りたい?」 ライは頷きかけ、 「うん――ってやっぱり知りたくない!」 「じゃあ教えてあげる」 「アーニャってさ、僕の話全然聞いてくれないよね……」 悲しげに俯くライに、そんな事は無いとアーニャは否定。彼の一言一句は全て聞き漏らそうとはしない。ただ、 (いじめると、ライが可愛い顔するから) だから部屋に来た理由を聞かせようと思う。これを聞いた彼の反応はきっと自分をぞくぞくさせる。 早く見たい。しかし焦らすのも悪くない。どちらのライも見たい。 そんな衝動に板挟みになりながら、アーニャは深く息を吸う。 そして言った。はっきりと。微笑んで。 「夜這い」 2人の夜は長い――…
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143 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/10/20(月) 20:01:39 ID:8eukfJQH - お〜っしまい!
猿めこんちくしょおーー!
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149 :もっふー ◆0rhUU6uqDE [sage]:2008/10/20(月) 20:36:30 ID:8eukfJQH - バレバレじゃないか…!
まあ、別に領地でもいいですよ。 何なら0024-0192「シアワセネイロ」も入れといても
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