- コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 23
864 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/09/11(木) 19:24:52 ID:oajydabw - どなたかいらっしゃいますか?
投下したいのですが、本編のみで13レス程度使用しますので 支援して頂きたいのですが・・・。
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866 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:27:28 ID:oajydabw - 早っ!!w
有り難うございます。ではその前に例の如く注意書き等を少々。 タイトル 〜 胎動(前編)〜 カップリング 無し 前作 〜 別れ(後編) 〜 の続きになります。 話の根幹は黒騎士ルートを通ってのR2準拠ですが、もう色々と破綻してますので、 出来ればIF物として読んで頂ければ幸いです。 以下注意点 ●暗いお話。 ●前回時の伏線を回収する為にオリジナル設定入れてます。 ●以前、捏造したライの本名が出ます。 ●特定のキャラの台詞を蒼月編やら学園編から引っ張ってます。 ●王様ライの性格はちょっと微妙。自分の想像が入り過ぎてるかも。 それでは投下行きます。
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868 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:29:29 ID:oajydabw - 人は死の間際、それまでの事を思い出すという。所謂、走馬灯というものだ。
では、今まさに死を迎えようとしている青年にも、それは見えたのだろうか? いや、その答えは否だった。何故なら……。 〜 胎動(前編)〜 ライは暴走し紅く輝くギアスの紋章を宿した両目をゆっくりと閉じて、 ――連れて逝く。この呪われた力も一緒に。 そう心の中で呟くと…………スイッチを押した。そうする事で彼の全ては終わる筈だった。だったのだが……。 その瞬間、突如としてコックピット内に警報音が鳴り響いた。その音に驚いてたライが慌てて瞳を開けると、 飛び込んで来たのはメインモニターに表示された「脱出」の二文字。 その事に対して、ライが疑問の声を上げる間も無くあっと言う間に装置は作動すると、彼を乗せたコックピットは 光に包まれ始めた月下から切り離され、彼を捕獲しようと近付いて来た敵の頭上を一瞬のうちに飛び越えた。 エナジー切れだと思いすっかり油断していた敵集団は、慌ててコックピットブロックが飛び去った方向に機首を向け 後を追おうとしたが、直後に至近距離で起きた爆発に巻き込まれ、一瞬のうちに炎の中に消えていった。 ライも直撃こそ免れたものの、脱出ブロックは激しい爆風と熱に錐揉みにされ、開いたパラシュートも一瞬で 燃え尽きてしまうと、吸い寄せられるように瓦礫が散乱している地面に叩き付けられた。 転がり続ける脱出ブロックの中で、ライは体をぶつけながらも、両手で操縦桿を掴み両足に力を込めて 瞳を閉じると、眉間に皺を寄せながら必死な形相でそれに耐える。 どれだけ転がっただろうか。次に朦朧とした意識の中で彼の瞳に映ったのは、火花を散らしつつも 「脱出」の文字を点滅させるモニター。そして、それに呼応するかのように発せられる警告音。 やがて文字は薄れてゆき、音も途切れ途切れになってゆく。 ライは、それを茫然自失といった様子で見続けていた。そして、それが完全に消え去ったのを見届けると、 顔を伏せて肩を震わせた。ブロック内で火花を散らせる音に混じりながらくぐもった声が響く。 音を響かせて点滅しながら消えていったモニター。それはライにとって、月下の鼓動のように聞こえたのだ。
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870 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:32:22 ID:oajydabw - それが、完全に止まった。今、彼の愛機は死んだ。一緒に逝く筈だったのに。その事に悲痛な思いを抱きながら、
――また、僕だけ生き残った……。 そう思うと、急に力が抜けていった。 ――何故、急に脱出装置が作動したんだ……? 悲しみの淵で考え込んでいたライは、ふと何かに気付いたようでハッとした表情を浮かべた後、 震える手でハッチを開けると、そこから這うようにして抜け出した。 暫く這い続け、倒壊したビルの真横に辿り着いた時、次に彼が聞いたのは背後より響く小規模な爆発音。 その音に誘われるかのように、地面に這い蹲った姿のまま振り向いたライの瞳に、炎上する脱出ブロックが見えた。 その様子を見ながら、ライは先程感じた事に思いを馳せる。何故急に脱出装置が作動したのか。 彼が思いついたのは、全くもって荒唐無稽なものだった。それを一体誰が信じるだろうか。 いや、恐らく誰も信じない。例えラクシャータが聞いたとしても、渋々ではあるが接続不良だと切り捨てるかもしれない。 だが、ライにとってあれは月下が自らの意思で作動させたのでは無いのかと思えたのだ。 それは、どれほど無茶な操縦をしようとも、必死に従い続けた月下が彼に対して見せた最初で最後の反逆。 ライがこれ以上仲間を死なせたくないと思ったように、月下も主を死なせてはならないと思ったのだろうか。 だが、最早真相は分からない。調べる術は、眼前で音を立てて燃えているのだから。 ライは痛む肢体に力を込めると、直ぐ側にあった壁に手を置くと、体を支えて何とか立ち上がった。 すると、軽く脳震盪を起こしていたのか、目眩を起こし思わず足下から崩れ落ちそうになる。 慌てて両手を付いて何とか耐えたが、地面を見つめた瞬間、視界がドロドロと歪むと、ライは堪らずその場で吐いた。 不快な胃液の味が口内に広がる。そうして吐き終わったライは、再び煌々と燃え上がる脱出ブロックを見つめると、 漠然とした面持ちで問い掛けた。 「僕に生きろというのか?」 物言わぬ愛機。その最後の行動から彼が推測した事が事実かどうかは分からない。だが、確かにライは生きていた。 しかし、今の彼には……。
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872 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:34:52 ID:oajydabw - ライは暫しの間、返って来る事の無い言葉を待ち続けた後、憂いを帯びた表情を浮かべると脱出ブロックから
逃げるように視線を逸らして周囲を見渡す。すると、直ぐ右手の地面に大口を開けた闇があるのに気付いた。 「地下道……か」 そう呟くと、ライはその闇に引き寄せられるように、フラフラとした足取りで入っていった。 ――――――――――――――――― 内部は天井部分が所々崩落しており、その間から僅かに月明かりが差し込んでいた。 その為、暗闇ではあったが歩く分にはさほど障害にはならず、ライは10分程、左肩を壁に預けるように歩き続けた後、 ふと立ち止まると思い出したように振り返った。背後に見えたのは薄暗い闇。 入り口付近で燃えている筈の月下の明かりも届かぬ場所まで来た事を理解すると、ライはズズッと壁に背を預けるように 腰を下ろすと力なく項垂れた。今はもう何も考える事が出来なかった。 何かを考えるだけでも、頭がどうにかなってしまいそうで。ただ、今はこうしていたかったのだ。 どれだけ時が経っただろうか。不意に地下道の更に奥の方より足音が近付いて来た。 直ぐにライはその事に気付いたが、今は顔を向けるのも億劫だった。だが、意識だけはその足音に集中させる。 やがて、その足音が複数ある事に気付いたが、流石に人数までは分からなかった。 ――地下に逃げ延びた隊員か?それともブリタニアからの捜索部隊か?もし後者なら、今の僕を見つけるなんて 不幸な連中だ。 そうこう考えながら近付いて来る複数の足音に耳を澄ましていると、足音はライより5mほど近付いたところで急に止まり、 不意にその内の一人が独り言のように呟いた。 「見つけた」 ライの耳に響いたその声に敵意は無かったが、安堵する声でも無かった。ただ、――見つけた――という短い言葉。 野太い声だったので、恐らく男だろうと思った後、先程考えていた事――隊員かブリタニア軍か――そのどちらでも 無いのか?と思い、訝しみながら顔を上げたが、瞳に飛び込んで来た自身を照らすライトの光に思わず目を背けた。 その反応を見た連中は、急に慌てた様子で彼の周囲の壁や床に光を向ける。その仕草を見たライは少し口元を緩めながら 「奇妙な連中だ」
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874 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:36:37 ID:oajydabw - わざと聞こえるような声で素直な感想を口にした。それはまるで自分に不快な思いをさせるのを極端に恐れているように
感じられたからだ。そしてライは再び顔を向けたが、一瞬、理解出来なかった。何故なら、連中は本当に奇妙だったのだ。 目に映る4人全てが儀式めいた黒い衣服を全身に纏っていた。ご丁寧に顔まで黒い布で覆っており、 鼻と額の間のみを開けている。そこから目元は見えるが、素顔までは全く伺い知る事が出来ない。 僅かに男か女かの判別がつく程度。ライは、半ば呆然とした表情で端から順にその連中に視線を合わせていく。 すると、ライと目が合った連中は順に驚きの声を声を上げるとともに騒ぎ出した。 「暴走しているっ!?」 ――暴走だと?まさか……この連中はギアスを知っている! そう判断したライはそれまでの表情を引き締めると、鋭い口調で言い合いをしている連中に向けて問い質そうとしたが、 「お前達は下がっていて良いよ」 急に男達の後ろから幼い声、そう、まるで子供のような声が聞こえた。 その言葉と共に、男達が左右に分かれると、真ん中より一人の少年が現れた。 少年は自身の身の丈よりも遥かに長い黒色の外套を纏い、髪も背丈と同じ程伸ばしている。 その姿を見た瞬間、ライの脳裏に言い知れぬ不安が去来すると共に、その少年の顔立ちにどこか面影があるのを感じた。 ――似ている。彼に……。けれど違う。彼じゃない。 ライは心に動揺が広がりそうになるのをグッと押し込めると、努めて平静に、しかし睨みつけながら問う。 「誰だ?」 それなりの威圧は含めた筈だった。その証拠に、両脇に控えていた少年より遥かに大柄な男達は一斉に後ずさったのだから。 しかし、少年はそんなライの言葉に一歩も動じた様子無く、寧ろ平然と受け止めたかと思うと、嬉しそうに 口元に三日月を浮かべるだけで何も言おうとしなかった。だが、その事がライの不安を更に煽る結果となり、 「答えろ。君は誰だ?」 ライは思わず命じた。だが、黒衣の男達の名前が返って来るだけで、肝心の少年は口元に軽く手を添えて笑ったまま 相変わらず答えようとする素振りも見せない。
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876 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:38:04 ID:oajydabw - 「ギアスが効かない?」
その事に動揺したライは、思わずそう口にした後考える。黒衣の男達の反応は確かにギアスが効いた事を意味していたが、 目の前の少年にはまるで効果が無い。 まさかと思ったライは少年を見つめて、自身の出した結論から瞳を大きく見開くと、 「そう、僕にギアスは効かないよ」 その表情を見た少年は、口元の三日月を崩す事無くその時になって初めて答え、 「でも、話は後。君はこれから僕と一緒にある所まで来てもらうよ。弟を待たせるのは兄として心苦しいんだ」 まるでライの意思など関係ないかのように、急に饒舌になった少年がそう告げると、両脇に控えていた男達が一斉にライに歩み寄る。 三人が力任せにライを地面に押さえつけ、残った一人が手慣れた手つきでライの口元にマスクを付けようとする。 その瞬間、ライは――止めろ!!――と命じたが、既に一度掛けてしまっていた為、効果は無かった。 それを目の前で見ていた少年の三日月が急に崩れると、少年は、大丈夫かな?といった様子で少し不安そうに両眉を落とした。 「終わりました」 男の一人がそう告げると、少年は地面に押さえつけられて、マスクの間からくぐもった声を発しながら睨み付けるライを尻目に 「それじゃあ、行こうか」 まるで遊びに行くかのように高揚のある声を発した。だが、次の瞬間、ライは我が目を疑った。 少年の足下から地下道に広がる闇よりも更に濃い闇が湧き出たかと思うと、次第に辺りを包み込んでいったのだ。 ライは必死に逃げようと体を動かすが、4人掛かりで押さえ付けられビクともしない。 そうしている間に、闇は彼らを包み込んで行った。やがて、その闇が周囲と同化するかのように薄れていくと、 そこには少年とライ、そして彼を押さえつけていた男達。その姿は何処にも無かった。 ――――――――――――――――― そこは不思議な空間だった。その場所で一人の男が本を読んでいた。ページを捲る音が黄昏の空間に響く。 男が読んでいる本。それは黒く重厚な本だった。外装は丁寧な黒皮で製本され、表には男の国の国旗が彫金されていた。 長年に渡り代々受け継がれてきたその本は、古代から現代に至るまで、その国に貢献した数多の英雄の姿絵と共に その偉業の数々が記されていた。すると、それまで流すように読んでいた男の手が不意に止まる。
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878 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:41:03 ID:oajydabw - 男はそのページに目をやるとスッと目を細めた。よく見るとそのページだけは他と違っていた。余程多くの人間に読まれたのか、
至る所が黒ずんでボロボロになっている。だが、他と一番違ったのは、描かれるべき英雄の姿絵が存在していない事。 想像図さえも記載されておらず、それはまるでその姿を意図的に隠すかのようにも思えた。その代わりと言っては何だが、 そのページは夥しいまでの文字で埋め尽くされ、そこには一人の若き王の残忍さや狂気を描いた嘘のような奇怪な逸話が 数多く書かれていた。 そこに記されている一人の王の物語。 それは、王であった父親と異母兄二人が相次いで不可解な死を 遂げた事から始まる。その事で王位継承権が、当時、末の王子でしかなかったその王に継がれ、彼は齢14で玉座に座った。 ここから、その王の狂気じみた嘘のような話が始まる。王は力ある者であれば、如何なる者であろうと重用した。 だが、それに異論を唱えるような臣下は一人として居なかったという。 何故ならば、どのような傍若無人な振る舞いを行う者であろうとも、王の御前でたった一言だけ言葉を聞けば絶対的な忠誠を誓ったからだそうだ。 そして恐ろしいまでの武力を得た王は、狂気じみた謀略を駆使し、即位より僅か2年でそれまで数十年に及んだ蛮族との戦いに勝利し、 北の地に追いやると、凄まじい速度で瞬く間に周辺国を蹂躙し尽くした。 しかし、やがて王は自らの狂気に囚われたのか、再び攻め込んで来た蛮族を治めていた国と護るべき母親や妹までも巻き込み、 果ては庇護すべき民さえも戦いに狩り出して蛮族を滅ぼし尽くすと、最後は自らも炎の中に消えたとされている。 そこまで読み終わると、男は不意に後ろより声を掛けられた。 「皇帝陛下、嚮主V.V.がお戻りになられました」 皇帝と呼ばれた男は振り向く事無くその報告を聞くと、開いていた本をパタリと閉じる。 それを合図とするかのように、黒衣の衣服に身を包んだ男は再び口を開く。 「ですが、一つ問題が……ギアスの力が第2段階に入っているとの事」 「そうか……」 そう答えると、皇帝は好都合だとでも言わんばかりの小さな笑みを浮かべた。そして一拍置いた後、まるで無邪気な子供のように 閉じた本を黄昏の空間に放り投げた。その本はゆっくりと弧を描くように落ちて行き、やがて雲海の中に消えていった。
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880 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:43:24 ID:oajydabw - そう、最早必要無いのだ。幼少の頃より憧れ、目指した存在。誰よりも憧れ続けた結果、徹底的に調べあげ、
彼のこの世界での存在理由を知った時、皇帝は心の底から驚喜した。 自身の目的、彼はそれを叶える最後の鍵だったのだから。が、一度は手に収めかけたにも関わらず、逃げられた。 そして再び見つけた時、彼のすぐ側には厄介な存在が居た。手を出すのは容易ではなかった。 だからこそ、それとなく兄に情報を送った。そして、兄が欲しいと言った時、内心ほくそ笑んだ。 これで何もせずとも手に入ると思ったからだ。後はそれをより確実なものにする為に、兄に対して曖昧な態度を示した。 そうすれば、兄は更に食いつくだろうと思ったからだ。結果、今に至る。連れて来てくれたのだ。しかも暴走のおまけ付きとは。 ――やっと手に入れた。ならばもう、あのような本など必要ない。 口元を僅かにつり上げて心の内でそう呟くと、皇帝は踵を返し悠然とその場より立ち去る。 向かう先は謁見の間。そこに待つ兄、いや……ライに会う為に。 ――――――――――――――――― 騎士団のパイロットスーツにマスクを付けられたライは、闇が晴れると自分が先程とは違う場所で抑え付けられていた事に愕然とした。 そこは先程のような月明かりが照らす薄暗い地下道ではなく、丁寧な外装を施された部屋で、少し前方に天井より光が注がれて輝く 玉座めいた物が見え、玉座から反射した光が部屋を薄く照らしている。それらを見たライは記憶の中に似たような場所を見つけた。 ――王宮に似ている。 次に起き上がろうと体を動かすが、彼の肢体は先程と同じく黒衣の男達に押さえつけられており、身動き一つ出来ないでいた。 その事に怒りを感じたライは、右手を押さえ付けている男を睨みつけると、不意に直ぐ前を布が擦れる音と共に、一つの影が通り過ぎた。 振り向いて目線を上にすると横切ったのは先程の少年だった。ライは怒りを露にし、紅く燃え上がるような瞳で睨み付けると、 それに気付いた少年は、視線を足下にいるライに落とすが、特に気にした様子も無い。 暫しの間、互いに視線をぶつけ合っていると、ライは突然部屋に誰かが入ってきた気配を感じた。
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882 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 19:44:35 ID:oajydabw - 少年もまた、それに気付いた様子でライから視線を外すと、気配のする方向へ顔を向ける。
ライもそれにつられるかのように視線を動かすと、入ってきた人物を見て驚愕した。 「やあ、シャルル。彼を連れてきたよ」 目の前で嬉しそう告げる少年を見て、 「感謝しますよ、兄さん」 険のある表情で、少年を見下ろすように立っていた大柄な男がそう答えた。 その男の髪は白髪で、老いに片足を突っ込んだように顔には皺が目立ち始めてはいたが、その目は年相応とは呼べず、 寧ろ若々しい精気に溢れていた。 ライはその男を知っていた。友の最終目標でもあり、カレンや仲間から日本を奪った存在。 世界の3分の1を支配する超大国。神聖ブリタニア帝国皇帝シャルル・ジ・ブリタニア。 そこで二つの疑問が浮かんだ。ここに皇帝が居るという事は、ここは帝都と言う事になる。しかし、トウキョウ租界からどうしていきなり こんな場所に居たのかライには理解出来なかった。そして、皇帝が目の前の少年に対して言った――兄さん――という言葉。 ――兄だって?あの少年が?然し……。 嫌な予感がした。本当の兄弟かどうかという事にでは無く、少年にはギアスが効かなかった事。そして地下道で見た不可思議な現象。 それらを見ても、少年は間違いなく契約者。そして皇帝がその少年と一緒に居るという事は……。 「お初にお目にかかる。ライゼル・S・ブリタニアよ」 ――僕の名前を知っている!? 必死に思考を巡らしている最中に、突然皇帝から呼び掛けられただけでなく、ライは誰にも話していない自分のもう一つの名を 呼ばれた事に目を見張る。ライの驚きが余程愉快だったのか、皇帝は顔に更なる皺を作り口元に三日月を浮かべながら続けた。 「息子が大層世話になったようだ」 ――息子?クロヴィスの事か? 自分を半ば無理矢理目覚めさせ、いいように身体を弄くり回したバトレーの嘗ての君主を思い出すが、そこで思い直した。 世話をした覚えなどまるで無い事を。
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887 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/09/11(木) 20:00:53 ID:oajydabw - 書けるかな?
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888 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/09/11(木) 20:03:13 ID:oajydabw - >>886
すいません。焦り過ぎてました。 続き行きますので支援お願いします。
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890 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:08:31 ID:oajydabw - ライが怪訝な表情で睨みつけると、それを察したのか
「分からぬか?息子とはゼロ、いや、我が不肖の息子。ルルーシュの事よ」 皇帝は平然とした様子で、とんでもない事をサラリと言ってのけた。その言葉はライの体を駆け巡り、 彼はまるで雷に撃たれたかのような衝撃を受けると、今までで一番大きく瞳を見開いた。 ――ルルーシュが息子?じゃあ、ルルーシュは皇子という事に……なら、ナナリーも?だとすると クロヴィスやユーフェミアは……。 そこまで考えて、ライはルルーシュが余りにも自分と――二人の異母兄を殺した自分と――似過ぎて いる事に更なる衝撃を受ける。しかし皇帝はそのライの表情に満足したのか 「戯れ言はこれまでにしておこうか。では、本題に入るとしよう」 急に険のある表情に戻ったかと思うと、静かにそう告げた皇帝の両目がゆっくりと赤い色を帯びてゆく。 そして、見上げていたライの瞳に映ったのは、今の自分と同じ両目にギアスを宿した皇帝の姿だった。 ――やはり!駄目だ、ルルーシュ!皇帝と会っては! 先程の懸念が確信へと変わり、ライはこの場に居ない友の身を案ずるが、皇帝はそんなライの様子を さして気にした素振りも見せず淡々とした口調で語る。 「今の御主の瞳に宿る微かな光。さしずめ希望といった所か。それは我らにとって今は不要なもの。 さて、両目を開かせよ」 その言葉にライは慌てて顔を伏せたが、両腕を押さえていた黒衣の男達は無言で頷くと、その言葉通り ライの髪を無理矢理掴み引き起こす。 ――くっ!一体……どんなギアスを……。 「記憶を書き換える。学園での事。騎士団での事。その全てを忘れ、古の姿に――」 ライの心に疑問が浮かび、そんな彼の心の内を知ってか知らずか、皇帝は今までとは一変して穏やかな口調で そう告げたが、逆にそれはライにとっては何よりもおぞましい声に聞こえた。 ――いや、嫌だっ!! ライはその言葉を聞いた瞬間、血の気が引いて行くのを感じた。そして半狂乱になり必死に首を振って 視線から逃れようとするが、灰銀色の髪が僅かに揺れるだけ。
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892 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:11:08 ID:oajydabw - それは凡そ抵抗とは言えない貧相なものだったが、それでもライは必死に逃れようとする。
忘れたくなかった、諦めたく無かったのだ。目覚めた後に彼が出会った多くの人々。 彼らと過ごしたかけがえのない日々。それは、最早ライにとって無くてはならない物。 それを護る為に嘘まで吐いたというのに。だが、それらを全てを失った時、自分はどうなるか。想像する必要さえ無かった。 更に目の前に居る男、皇帝はきっと自分を利用する。そうでなければ記憶を書き換える必要など無い。 殺せば良いだけの事なのだから。そうなった時、ルルーシュがゼロとして生き続ける限り、自分は間違いなく彼らの前に立ち塞がる事になる。 そうなればきっと互いに傷つけ合う事になる。自分が傷つくのは構わない。 しかし、仲間を傷つけてまで生きるなど、今のライには耐えれない。そんな事になるくらいなら死んだ方がマシだったのだから。 ――止めろ、止めてくれっ!! 次に何とか言葉を発しようと躍起になるが、僅かにマスクの間からくぐもった声が漏れるだけ。 最早、言葉にさえならない。最後の抵抗空しく、彼のギアスは完全に封じられていた。 「本当の御主に戻るがいい!!」 皇帝は両手を広げて外套を靡かせると、三日月につり上がった口元からそう告げた瞬間、赤い鳥が羽ばたいた。 ――うわあああああっ!! 壊れて行く、彼の世界が音を立てて。それはさながら走馬灯のようだった。 学園での事。記憶を失っていた自分を温かい心でもって接してくれた皆の笑顔が消えて行く。 ――会長チョーーーーップ!! そう言ってライの頭を軽く叩いた後、楽しそうに何か思い出した?と問い掛けるミレイの姿。 ――私はライの事を友達だと思ってるよ? 会って間もないというのに、一番最初に自分の事を友達だと言ってくれたシャーリーの笑顔。 ――あの、折り紙教えてくれませんか? そうして初めて桜を折れた時、満面の笑顔で嬉しそうに笑ったナナリーの姿。 ――君も、特区日本に参加して欲しいんだ。 意思の強い眼差しで、自身の気持ちをぶつけてきたもう一人の親友、スザク。
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894 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:13:47 ID:oajydabw - ――お前のそういうところ、マジで羨ましいよ。
会長に想いを寄せていながら、中々振り向いて貰えず落ち込んでるリヴァルの横顔。 ――あ……ありがとう。 最初は警戒していたが、次第に打ち解けてくれるようになったニーナ。 それら全てが音を立てて砕け散った。 ギアスによって赤く染まったライの瞳。その奥に確かに宿る柔らかい光が徐々に薄れて行く。 騎士団での事。自分を信頼してくれた皆の笑顔が消えて行く。 ――何だ?これはやらんぞ? 幸せそうにピザを食べるC.C.の横顔。 ――どうだライ?驚いたか? 仮面を外して柔らかく微笑んだ後、自らに手を差し伸べてくれたルルーシュの姿。 ――あなたが好きよ、ライ。 そして最後に、頬を染めながら自分に満面の笑顔を浮かべてくれた、ライにとって初めて恋い焦がれた大切な女性(ひと)。 カレンの姿が音を立てて砕け散った。それと同時に、 ライの瞳の中にあった光もフッと四散すると、最後に一筋の涙が頬を伝うと彼は意識を失った。 この時、ライという男の人生は終わった。 黒衣の男達はライの体から力が抜けるのを感じると、やっと終わったかと言った素振りで軽く息を吐くと、 彼のギアスを封じていたマスクを外した後、彼の身体から手を離そうとする。しかし、 「まだ駄目だよ」 それまで無言で一連の流れを面白そうに眺めていた少年は、咎めるように忠告する。 その言葉に慌てて押さえ直す男達。 「そう、何があっても離したら駄目だよ。しっかり押さえててね。これからが本番なんだから」 その様子を見た少年は満足げな表情を浮かべた。 暫くして、真っ先に異変に気付いたのは彼を押さえ付けている男達だった。
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896 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:16:33 ID:oajydabw - 彼らは互いに顔を見合わせると――どういう事だ?――と目に疑問を浮かべる。
何故なら、自分達が押さえ付けている青年の身体からは先程とは打って変わって一切の気配が消えていたのだ。 鼓動はある。体温も感じる。だが、何かが違う。例えるならば人というよりも物に触れているような感覚に近い。 そんな動揺する彼らの様子に気付いた少年は、 ――やっとお目覚めか。さて、腕の見せ所かな? そう心の内でほくそ笑みながら、彼の正面に立つと恐ろしく優しい声で話し掛けた。 「おはよう」 その言葉とともに彼の肩がピクリと動く。続いてゆっくりと顔を持ち上げた後、静かに双眼を開いたが 既にそこには先程見た光は無い。あったのは紅く毒々しい瞳だけ。その瞳が少年を捉えると僅かに揺れた。 そんな彼に対して、少年は――よく眠れた?――と問い掛けると、 「お前か……V.V.……何故起こした?」 「時が来たんだよ」 さしたる驚きも無く平然とした様子で彼は問い掛けたが、V.V.と呼ばれた少年は嬉しそうに答えるのみ。 すると、自分が見下ろされている。その事実を非常に不愉快に感じた彼は、立ち上がろうとするが、 そこで自分が妙な男達に押さえ付けられている事に気付くと 「私を押さえ付けているこの下郎共は何だ?お前の僕か?」 不愉快さを隠す事無く再度問い掛ける。だが、VVは何も答えない。その態度に今度は止めさせろと 言わんばかりに視線を浴びせるが、その時、不意にV.V.の横に現れた影に視線が移った。 そこに居たのは、皇帝の姿。然し、今の彼には誰だか分かっておらず 「誰だ?貴様は」 だが皇帝は答える代わりに、まるで彼を挑発するかの如く睨みつけた。その態度を見て彼の瞳が危険な色を孕む。 「答えろ。貴様は誰だ?」 「我は、神聖ブリタニア帝国皇帝、シャルル・ジ・ブリタニア」 彼の"命令"に対して皇帝は簡潔に返した。 「神聖ブリタニア帝国?貴様が皇帝だと?」 彼はほんの少し怪訝な表情を浮かべながら呟いた。ブリタニアは知っている。しかしどこか違う名前。 そして、自分の知っている皇帝とも違う。このように覇気に溢れる者では無かったから。
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- コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 23
898 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:19:24 ID:oajydabw - 「もういいよ。離してあげて」
彼が思考の海に沈もうとしていると、突如としてVVが黒衣の男達に命じた。 それを受けて彼を押さえ付けていた手が一斉に離れる。それを見やるとV.V.は皇帝を指差して 「彼も僕の協力者だよ。君も僕に協力する義務がある筈だけど?」 「協力だと?それは契約の事を言っているのか?何を今更……お前は何も話さなかったでは無いか。 その皇帝とやらを使い願いを叶えればよいだろう?」 彼は抑揚の無い言葉を浴びせながらゆっくりと起き上がるとVVを見下ろした。 「神を殺す為には力ある者は多い方がいいよ」 「神を殺すだと?それがお前の願いだったのか?」 その言葉に彼は少々驚いた。神などという存在をVVが信じているなど思ってもいなかったからだ。 彼が詳しく聞こうと口を開いた時、 「それについては、我から話そう」 皇帝が割って入った。そして淡々とした様子で語り始めた。神を殺し、世界の嘘を破壊する事が自分たちの目的なのだと。 彼はその話を最初は馬鹿馬鹿しいといった面持ちで興味無さげに聞いていたが、やがて母と妹の話になった時、 初めてあからさまに表情を変えた。彼は静かに唇を噛み締め瞳を閉じる。涙こそ流さなかったが、 その顔は泣いていると言ってもおかしくは無い様な表情だった。 「御主の母と妹もまた、神の犠牲者だ。無論、御主もな」 皇帝の哀れむような声。それを聞いた時、彼はゆっくりと顔を伏せた。その姿を背後から見ていた黒衣の男達は、 青年が涙を必死に耐えているのかと思ったが、それが間違いであったと直に気付く事となる。 突如として、冷えきった何かがその部屋を包み込んだ。次に彼らの目に飛び込んで来たのは、 彼を包み込むようにして燃え上がる青い炎。黒衣の男達は声も出ない。今直ぐこの場から逃げたい衝動に駆られたが、 地下道で感じた時よりも比べ物にならぬ程の殺気を感じ、今度は身動き一つ取る事が出来なかった。 だが、皇帝とVVはそんな彼から発せられる殺気を平然とした面持ちで受け止める。 「いいだろう。母と妹の仇だ。協力してやろう」 静かに顔を上げてそう答えた彼の瞳には光が宿っていた。だが、それは柔らかさの欠片も無く、 触れるもの全てを切り裂き兼ねない程の鋭さを持った光だった。それを見た二人は同じように邪な笑みを浮かべた。
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900 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:22:17 ID:oajydabw - 「では、まずその暴走を押さえねばな」
「何だと?」 皇帝にそう言われて初めて彼は自分のギアスが暴走している事を知らされた。 「嘗ての、全てに絶望した頃の御主ならまだしも、為すべき目的を得た今なら容易い筈。力に飲まれる程、弱き者ではあるまい?」 先程と同じく、邪な笑みを浮かべたまま皇帝は諭すように言った後、 「捩じ伏せよ」 威厳のある声でそう告げた。自分に出来て、御主に出来ない筈が無いとの思いを込めて。 皇帝の挑発にも似た言葉に、言ってくれるなと愉快そうに笑った後、彼は静かに瞳を閉じる。 その途端、青白い炎が先程よりも激しく燃え盛った。 そして、時折彼の噛み締めた唇が妖しく歪むと、その間から断続的な息使いが聞こえた。 しかし、最初は荒々しかったそれが次第に治まっていくに連れて、彼を包んでいた炎も緩やかになり、最後には消え失せた。 それを機に、彼の後ろで自由を取り戻した男達は、その場に力なく座り込んでしまった。 そんな彼らの様子を遠目に見たV.V.は――情けないなぁ――と一人心の中で愚痴った後、目の前に佇む彼を見上げた。 ゆっくりと開かれていく彼の瞳。やがてそれが開き切った時、そこに紅い色は無く、あったのは蒼い色。 それを認めた皇帝は 「見事なり」 そう言ってさも愉快そうに笑った後告げた。 「では、これより御主はV.V.と行動を共にせよ」 「私に子守りをしろと?」 「僕は子供じゃないんだけど?」 その命令が不服だったのか、彼は眉間に皺を寄せて問い返すと、紫色の瞳をスッと細めたV.V.が彼の言葉を咎めるように言うが、 彼はそれを一蹴した。 「黙れ。見た目の問題だ」 「見た目など気にする必要は無い。良いな!?」 皇帝は、最後に目の前の彼が果たして自分と歩むに相応しいか試す意味も込めて、普段のような異論は許さぬという口調で割り込んだ。 それを聞いた彼は瞳を閉じて思慮に耽ると、皇帝は彼からの答えを静かに待った。暫しの沈黙。 皇帝の問い掛けに黙るなど不敬そのもの。しかし、咎める事はしなかった。
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902 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:24:12 ID:oajydabw - 彼がどんな言葉を返してくるのか興味があったのだ。もし、彼が他の者と同じく聞き飽きた言葉を返すのならば、
幼き日に抱いた思いを捨て去って駒として使うだけ。しかし、もし違った時は……。 「やむを得ん。引き受けてやろう」 沈黙を切り裂いたのは尊大な言葉だった。それは聞き飽きた言葉――Yes, Your Majesty――では無かった。 この時確信した。この者こそ幼き頃自分が憧れた男だと。 皇帝である自分の前でも、何ら恐れる事なく自身の思いをこともなげに言い放つ存在。 自分に対して、こうも威風堂々と接する者は、最早V.V.しか居なかった。力を得る者は同時に孤独も得る。 そんな現状に身を置いていた皇帝にとって、彼の態度は実に新鮮に感じられ気が付くと自然と笑みを浮かべていた。 そして、そんな彼の態度をV.V.も気に入ったのか、先程の不機嫌さもどこへやら、目元を緩ませると嬉しそうに笑った。 「光栄に思え。私と肩を並べて立つ事が出来るのだ。この私、ライゼル・S・ブリタニアとな」 そんな二人の様子を余所に、彼、ライゼルはそう言い切ると、口元に三日月を作り冷笑とも言える笑みを浮かべた。 その蒼い瞳に狂気を宿して……。
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905 :ライカレ厨 ◆WLVpAM0ark [sage]:2008/09/11(木) 20:25:22 ID:oajydabw - 以上で投下終了です。
猿食らってしまい、ご迷惑おかけしました。申し訳ありません。 ……カオスな展開になりつつあるような気がする。 記憶を書き換えられるシーンはよさげな台詞が思いつかないのもあるので 蒼月編から持って来たりしてます。その後の王様ライですが……なんぞこれ? 次回も暗いお話しになりそうです。 WcPgt3e8卿 支援して下さってありがとうございました。
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- コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 19
407 :名無しくん、、、好きです。。。[sage]:2008/09/11(木) 21:16:12 ID:oajydabw - 誤爆だな
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