- 技術的特異点/シンギュラリティ200【技術・AI】
740 :オーバーテクナナシー[sage]:2021/04/02(金) 23:54:43.95 ID:/9eh+3q7 - スパコン富岳、世界一の計算力で革新的AI開発に挑む
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOHD163KW0W1A210C2000000/ 『理研は2022年度にも富岳の全ての計算能力を使い、世界最大のAIを試作する。富岳は16万個のCPU(中央演算処理装置)を持ち、例えばAIに使うと、1秒間に約2エクサ(エクサは100京)回の計算ができる。』 「欧米でも同様の動きは盛んで、計算力がAI競争の行方を握っている。」 「スパコンを使うのは、大量のデータを学ばせる必要があるからだ。例えば自動運転車を開発する場合、1台が1年間走ると、カメラや光センサーから約2ペタ(ペタは1000兆)バイトものデータが集まるといわれる。」 松岡聡・理研計算科学研究センター長「創薬や自動運転、翻訳などでは、ペタバイト以上のデータを扱うことが普通になった。それだけのデータを使ってAIを作るには、優れたスパコンが不可欠だ」 「富岳は計算能力では現在世界1位。GPT-3が学習に使ったデータの約114倍にもなる5120テラ(テラは1兆)バイトのデータを学習したAIを動かせる。パラメーターの数も同等以上にはなる見込み」 「欧州では、イタリアの約100の大学と公的機関が構成する研究者の組織「CINECA(シネカ)」が、世界最速のAI向けスパコン「レオナルド」を作る。1秒間に10エクサ回計算できる能力で、22年に運用を始める予定だ」 「今後も競争は続く見込みだ。オープンAIの試算によると、AIを作るのに必要な計算能力は約3.5カ月ごとに2倍になるという。」 産業技術総合研究所の小川宏高・人工知能クラウド研究チーム長「今後もスパコンを使ったAIの開発競争は激しくなる」 記事「勝ち抜くには、スパコンへの投資と人材育成が必要だ。産総研などは講習会を開き、人材育成に取り組んでいる。」 小川チーム長「国内企業はスパコンにほとんど投資していない」 記事「大規模なAIを作る潮流に乗り遅れれば、日本の産業競争力をさらに落としかねない」
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