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485 :オーバーテクナナシー[sage]:2017/04/20(木) 00:40:32.30 ID:FoPfpEY+ - たとえば創薬にしてもコンピューターの演算能力は大切だろうし、
莫大な組み合わせの探索の部分で大きな力を発揮するなら、 情報の刈り込みが捗ってポコポコと新薬が出てくるかもしれない。 あるいはAIが膨大な論文を読み込んで薬理効果の副作用が 実は他の病理に効果的というような違う形での組み合わせを探索してくることも あるかもしれない。当初の目的とは違う形で転用される薬剤というのがあって、 副作用の部分こそが別の場面で求められていた薬効だった場合、 研究者は副作用は悪というバイアスで見過ごしてしまいがちなんだとか。 ナノ分野で分析機器の精度や分子構造の操作の制度が上がれば、 その技術をコテにして一段上のパラダイムへと医療分野が大きく進化するということも あるかもしれない。 こういったことは具体的な実業内容なり研究内容なりがいろいろあって 網羅的に紹介することも可能だろうし(一部といっても結構網羅的に紹介している、 たとえばカーツワイル氏の著作『ポスト・ヒューマン誕生』は有名だね。) 上記のようなことが仮に数年でポンポンと進んで、丁度、 新技術が沢山出てくる曲線の曲がり角が今だというのが本当だったとして、 しかしそれらを行政が医療制度改革と合わせてどのように実社会に落としこんでいくのか、 カーツワイル氏はそういう部分の問題を網羅的に説明したりなんかはしない。 治験はどこまでシミュレーション依存度を高めることができるのだろうか。 これはなかなか政治的に難しい部分がたくさん出てくるはずだよ。 AIの下した判断を更に行政が認可するに際して、いったいどのような追認手順になるのか、 こういった問題が山程出てくることになる。 仮にうまく新薬や新治療法がたくさん開発されても認可待ちの行列ができて 遅々として社会に浸透しないということになってもおかしくない。 高額で極一部の人に提供されるというような形になる可能性が高いのではないだろうか。 実際現状の流れでは特にアメリカなんかの医療制度はそういう形になっている。
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487 :オーバーテクナナシー[sage]:2017/04/20(木) 00:49:00.90 ID:FoPfpEY+ - 現状を線形に伸ばすような形での新薬や新治療開発の加速を想定しても、
先に示したような問題がたくさん出てくるのに加えて、 更に一段二段と上のパラダイムになるであろう生体機器融合の入り口になるような 治療ないしナノ機器注入等々生体改造が社会制度上の扱いとしてどのようになるのか、 法整備やら何やら全部無視して技術さえ芽生えればそれですぐに社会に浸透して云々という そういった議論はいかにも無理がある。 法整備や行政の部分で何年も何十年も足止めを喰らうというような側面も多々出てくるだろう。 その裏ではいち早く技術恩恵を受けることが可能な立場にいる極一部の者とそうでない者との 格差が技術進歩の速度にあわせるように広がるだろう。
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488 :オーバーテクナナシー[sage]:2017/04/20(木) 01:01:21.73 ID:FoPfpEY+ - 高度ハイテクインフラを公共事業としてどのように促進するのか、
民間だけでは無理がある部分は多大で、国定貨幣(表裏の国債)と税制の扱いも、 貨幣はなくなるでしょうというだけではいくらなんでも議論が乱暴にすぎる。 フリーエネルギーと不労と不老で貨幣も云々ということのようだが、しかし、 それ自体が未来技術・大予想としてのものであるということに加えて、 現実的な社会機構の構築の話がすっ飛びすぎているのがなんとも印象的だ。 ものすごい超絶管理社会が立ち現れたり格差がどんどん広がるとか普通に想定できる話だよ。 いきなり人類は皆優しい心と高度な知性で地球市民としての共同体意識が云々と言うのは、 いくらなんでもカルト宗教じみてるよね。昔はやったニューエイジとかの流れでしょ。
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