- 【イワナ】渓流釣り総合スレ16魚籠目【ヤマメ】
653 :名無し三平 (ワッチョイ 5bc9-o+O1 [60.124.37.244])[sage]:2018/11/09(金) 00:52:45.35 ID:LR+v1rE70 - 渓流釣りの中に、登山の要素を組み込んだ結果、
いつしか俺は普通の釣り人が足を踏み込めないような山深い溪ばかりを中心に釣行する源流釣り師になっていたわけだが、 飯豊連峰・朝日連峰源流釣行、米代川源流釣行以後あたりから、俺の渓流釣り観は、再び変化しつつあった。 俺は源流志向であると共に大物志向にもなりつつあった。 飯豊連峰、朝日連峰の釣行で源流イワナ釣りの「頂きを極めた」俺は、 続く米代川源流釣行でも見事な山岳渓流の大ヤマメを仕留め、 数を釣る事以上にサイズの大きなヤマメを釣りたい。それも40センチ、いや、45センチを超えるようなとてつもなくデカい奴を釣りたい。 俺はそう思い始めるようになっていった。
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654 :名無し三平 (ワッチョイ 5bc9-o+O1 [60.124.37.244])[sage]:2018/11/09(金) 00:55:20.93 ID:LR+v1rE70 - 1日に100匹釣ろうが、それは数の延長でしかない。
それよりも、1匹だけでいいから俺の体をガクガク震えさせてくれるような怪物のような大物と出会いたいのである。 ハリに掛かった直後に感じる不気味な重量感と激しく暴れ回る生命の躍動感 糸が切れそうな緊張感と竿が折れそうな恐怖感 水面に浮かんできた大きな魚体を目にした時の胸の高鳴り 大イワナや大ヤマメとの戦いこそが、俺が求めていたものであると気付いたのである。 たとえ1日に100匹の小物を釣っても、1匹の超大物を仕留めた感動の大きさには到底及ばないのである。 浮いて来た魚体のあまりの大きさに サケでも掛けたのかと驚愕した朝日連峰・八久和川・呂滝の60センチオーバーの潜水艦イワナとの死闘に、 米代川源流釣行で仕留めたパーマークを色濃く纏った40センチに迫る大ヤマメとの戦いは、俺の心の中に強烈なインパクトを与えた。 黒薙川支流・北又谷の白金ノ滝で仕留めた、魚雷の如く白泡の中を走りまくった45センチを超える極太大イワナとの戦い、 寸又川逆河内で穂先まで水中に引き込んで物凄いファイトを示して俺を100mも下流に引きづり回して逃げていった45センチ級の怪物アマゴ それら百戦錬磨のファイターとのやり取りは、俺にとって生涯忘れられない出来事となっていった。 この頃から俺は、 完璧な大物だけをターゲットに置いた「渓流大物釣り師」にシフトしていったのである。
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- 【イワナ】渓流釣り総合スレ16魚籠目【ヤマメ】
655 :名無し三平 (ワッチョイ 5bc9-o+O1 [60.124.37.244])[]:2018/11/09(金) 01:17:48.88 ID:LR+v1rE70 - 阿賀野川水系の源流域で38センチの居着きの尺上イワナを仕留めた時から
俺には「大物釣りに関する重要なキーポイント」のような物が、うっすらと解ってきていたのだが、 飯豊・朝日連峰源流釣行と米代川源流釣行を経て、それは「確信」へと変わっていった。 以前は大物を釣るのは、おおよそ運に左右されると考えていたのだが、 実際には幾つかの「法則」があり、それを守ってしっかり実行できれば、大物は結構な確立で釣れる事がわかって来たのだ。 つまり、大物釣りは運や偶然の問題ではなく、腕と技術(知識も含む)によって「狙ってこそ釣れる」ものだという事を理解したのである。 弱冠13歳ながら、ヘンリーズフォークで50センチオーバーのネイティブレインボーを釣り上げた少年は 4半世紀の時を経て 本格的な渓流大物釣り師として歩み始めたのである。 余談だが、昨年寸又川を訪れた際、 以前お世話になった温泉旅館の若女将と10数年ぶりに再会したのだが 現在は中学1年になる娘さんを持つ美人女将になっていた 久しぶりの再会に過去の思い出話に花を咲かせていると 女将は俺の耳元で「あの娘アナタの子よ」と一言。 俺が驚いていると 女将は「冗談よ」と笑う。 再会を果たした2人は、その日の晩、再び体を重ね、濃厚なワンナイツラブを過ごしたのは言うまでもない。
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657 :名無し三平 (ワッチョイ 5bc9-o+O1 [60.124.37.244])[]:2018/11/09(金) 10:46:27.00 ID:LR+v1rE70 - 因みに美人女将は、
ウエスタンハットを被りサングラスをかけた俺が 旅館の玄関から入ってくるのを見て、初めはハリウッドスターが来たのかと思ったらしい。 「口髭なんか蓄えちゃって〜どこの男前かと思ったら○○さんじゃないの〜」 黒い縁取の入ったブラウンのカラーコンタクトをした目をキラキラさせて美人女将は言った。 俺と美人女将は初めて会った10数年前から、とにかく波長が合った。 10数年振りに美人女将との再会を果たし それまで空いた長い年月を埋めてしまうかのように 2人は寝る間も惜しんで互いの体を求め合った。 極上bodyの美人女将との燃えたぎる一夜を過ごし、帰路につく俺の足取りは非常に軽かった。
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662 :名無し三平 (ワッチョイ 5bc9-o+O1 [60.124.37.244])[sage]:2018/11/09(金) 14:42:02.93 ID:LR+v1rE70 - 大物を釣った事がない人や、まともな魚を釣った事がない人とゆーのは、どーも他人の釣果が余程気になるのだろう
「魚を見せろ」としつこく迫ってくる しかし 人里離れた山深い溪に棲むヌシのような大物とゆー物は、言わば、「神」に最も近い「崇高なる存在」であり、 誰もが簡単に拝める魚ではないのである。 険しい溪を訪れ、竿を出した者の中でも「極限られた一部の者だけ」がその姿を拝めるのである。 そうした「崇高なる存在」とゆーものは自分の眼にだけ焼き付けたいものなのだ。 ここの連中の様な赤の他人に見せびらかすほど安い魚ではないのである。 とはいっても 自慢したがりな俺は、同行した釣り仲間や友人達、美人女将といった親愛なるガールフレンズ達、そして家族。それらの「親しい間柄の人達にだけ」はその崇高なる生命体を収めた写真も惜しみなく見せるのではあるがw
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- 【イワナ】渓流釣り総合スレ16魚籠目【ヤマメ】
663 :名無し三平 (ワッチョイ 5bc9-o+O1 [60.124.37.244])[]:2018/11/09(金) 14:44:38.05 ID:LR+v1rE70 - 俺にとって
平成元年から平成30年にかけての30年間は、 自分自身にとって最も重要な時期であった。 特に平成18年頃から平成30年までの12年間は俺にとって画期的であり、渓流釣り師として最高の12年間であったといえるだろう。 ここに今まで記してきた内容は年号がちょうど平成に変り、その当時から現在までの事柄を簡略に振り返ったもので、自分がいかにして渓流釣りに傾倒していったかを簡素に書きつづったものである。 俺がここの記したものは 決してフィクションではなく、全てが「事実」であり、「実体験」である。 しかしそれは単なる釣行記ではない。 俺個人が数々の経験を積み重ねて、ついに辿り着いた「聖域」への内的な記録であり、俺が持ち続けた渓流釣りに於けるロマンチシズムへの限りなき挑戦の歴史なのだ。
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