トップページ > FF・ドラクエ > 2012年04月14日 > WumrZ4sI0

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FFDQバトルロワイアル3rd PART16

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FFDQバトルロワイアル3rd PART16
241 :遠回りの近道 1/11[sage]:2012/04/14(土) 13:26:06.84 ID:WumrZ4sI0
んとね。
最初は、マッシュとヘンリーの手当てでもしようかなーって思ったんだ。
アルガスも心配だけど、アブない奴はスコールがとっ捕まえたって言うし、バッツが面倒みるっていうからさ。
怪我の度合いで考えたら、オジサン二人組だって十二分にひどかったから、それじゃーそっちを助けに行くねって。
だけど、ヘンリーに会いに行ったらさ。
「心配してくれるのは嬉しいが、俺はもう割と平気だしなあ。
 それに……ひそひそ(あまり大きな声じゃ言えないが、マッシュの怪我はこれ以上治療のしようがないだろ?)
 だから……(個人的にはあのお子様を預かってくれると嬉しい。すごく嬉しい)
 なにせ……(アルガスの所へ殴りこんだのだって、元はアーヴァインのことでマッシュと喧嘩したからだし)
 ひそひそ(いくら知り合い同士っても、今は一緒にさせない方がいいだろう)」
って、言われたんだ。
だから、部屋の隅っこでほっぺた膨らませてた子、捕まえてさぁ。
二人にこれ以上心労をかけたくないから、どっか他の部屋でハナシを聞いてあげようと思ったワケ。
なんであんなアブない奴を信用してアルガスを襲おうとしたのか、そこんところの理由を知りたいってのもあったし、
誤解があるなら解きたかったからね。

そんで、リルムの手を引っ張って移動してる途中に、スコールと鉢合わせて――
「探してた。協力してほしいことがある」って言うから、二人して着いていったんだよねぇ。
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242 :遠回りの近道 2/11[sage]:2012/04/14(土) 13:29:19.45 ID:WumrZ4sI0
***********

ヘンテコな格好のねーちゃんに連れられて、モヤシやトサカ頭が言う所の『はんちょー』についていく。
はんちょーは階段のある広間までやってくると、あたしたちを登り階段の真向かいにある小部屋に押し込んだ。
最初に目についたのはぶちまけられた荷物。それから隅っこで寝転がっているモヤシの姿。
すーすーと静かに寝息を立てているように見えたけど、なんでか胸騒ぎが止まらない。
はんちょーがねーちゃんに紙切れを手渡す、その横をすりぬけて、あたしはモヤシ――アーヴァインに近づいた。
「起きろー。リルムさまのお帰りだぞー」
ぺちぺちと頬を叩いてみたけど、何の反応も示さない。
「疲れているんだろう。少し寝かせてやれ」
はんちょーが言った。どことなく白々しい感じがする。
「何かしたの?」
「お仕置きとか、正座でお説教とか?」
あたしとねーちゃんの問いかけに、はんちょーは少しだけ気まずそうに答えた。
「手打ちにするつもりで、腹に一発、蹴りを入れただけだ。
 ……怪我をしてるとわかっていたら、多少は手加減したんだが。
 ストックを使って回復したから、命に別状はないはずだ、多分」
「「………」」
ぼそっと呟いた言葉に、あたしは慌ててモヤシの手を掴んだ。
握り締めた親指の下で、とくん、とくんと脈打つ血の流れ――よかった、一応生きてる。
「俺の前に、ズンドー女にやられたとか言っていたが、心当たりがあるか?」
はんちょーの質問に、あたしはぶんぶんとうなずいてみせた。
心当たりもなにも、あんなに凶暴で凶悪なヤツのことを忘れるはずが無い。
あたしは二人に、アリーナの事と、テリーの事、ついでにゼル達の事や誘拐犯の事を話す。
それから、心も体もボッロボロのくせに強がってばかりいたモヤシヤローの事も。
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243 :遠回りの近道 3/11[sage]:2012/04/14(土) 13:30:34.41 ID:WumrZ4sI0
「信じられなーい」
「……頭が痛い」
ヘンテコねーちゃんはマッシュと同じことを言い、はんちょーは額を抑える。
さっきも思ったけど、全部本当のことなのに信じてもらえないっていうのは気分が悪い。
「とにかく……リルムがこいつを信用してる理由はわかった。
 バトルで右耳をこういう風に損傷するなど、まず有り得ないし、そこらの下りは信じよう」
「そうじゃない下りも信じろよー」
「…… 記憶喪失とやらについては、さすがにこいつの頭を除かない限り、実証できないからな。
 それに……いや、まあ、いい。
 それよりリュック、頼みたいことについてなんだが」
はんちょーは勝手に会話を打ち切り、ヘンテコねーちゃんに向き直る。
「これを調べたい。手伝ってほしい」
そう言って、はんちょーはとんとんと自分の首輪を叩いた。
「確か、マッシュのザックにサンプルを一個入れておいたんだ。
 ちょっと取りに行ってくる」
部屋を出ていこうとする黒づくめの姿を、あたしは「待って」と呼び止める。
「それならリルムとモヤシも持ってるよ。
 ついでに、エドガーが書いたっぽいメモとか、こーりゃくぼんもあるよ」
あっけにとられる二人の前に、あたしは自分のザックを引き寄せて、中身をぶちまけた。
「えっとねー、これとこれと……あ、これがメモね。
 そんでこれ、こーりゃくぼん。解説してるっぽいページがあったよ、よく読んでないけど」
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244 :遠回りの近道 4/11[sage]:2012/04/14(土) 13:32:00.98 ID:WumrZ4sI0
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どういうことだ、これは。
丸一日費やす事を覚悟していたのに、俺達が何をするまでもなく、必要なデータの半分以上が出揃ってしまった。
まずメモ。どうやらマッシュの兄とやらが実際に分解をした結果らしい。
内蔵されている盗聴器だの、機構だの、恐らくは爆弾部分だの、簡易配線図だのが書き込まれている。
それから胡散くさい攻略本とやら。こちらは文章のみだが、首輪の仕込まれた機能について説明があった。

【バッチリ解析! 首輪の5つの秘密】
『盗聴機能――参加者の発言を盗聴して録音するぞ!』
『遠隔爆破機能――主催者の意思で参加者の首輪を遠隔爆破させることができるぞ!』
『禁止行為報知機能――禁止された行動を取ろうとするとブザーが鳴るぞ!』
『禁止エリア報知機能――禁止されたエリアに入ろうとするとブザーが鳴るぞ!』
『生命感知機能――参加者の生死を調べるぞ! これで放送の時にみんなの死亡を伝えられるんだ!』

攻略本の説明文とメモの内容は、大枠で一致する。
故に、本の情報は真実と断定していいだろう。
しかし、メカニズムについてはまだ不透明な部分が多い。
アルガスが起きるまでの間、バッツが調べてくれたのだが、
この首輪にはそれなりの魔力が込められているそうだ。
素直に考えるならば、その魔力で首輪の各機能をコントロールしているのだろうが……
どうにも違和感がぬぐえない。
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245 :遠回りの近道 5/11[sage]:2012/04/14(土) 13:33:05.14 ID:WumrZ4sI0
この祠に来るまでの道すがら、ソロとヘンリーが話してくれた事がある。
それは全ての魔力を打ち消す天空の剣という武器と、天空の剣に力を与えたマスタードラゴンという神の存在。
無論、二人はドラゴンオーブが支給されているかどうか知っていたわけでもなかったので、
オーブの存在を知らなければ、二人のご都合主義的な思考を鼻で笑っていただろう。
だが、俺は実物を見ている。
最初の日、森の中、今から思えばのどかすぎたピクニックを開催した張本人――ラグナの支給品として。
俺が二人にオーブの事を話さなかったのは、サイファーとの会話同様に盗聴を恐れていたのもあったが……
それ以上に、『話が出来過ぎている』という印象しか浮かばなかったのだ。
それともう一つ。
魔力で打ち消すということで思い出したのだが、フィンという男の存在。
『あの』マリベルが、半ば惚気るように話していたので、そこそこ印象に残っていたのだが……
彼女はこう言っていた。
『フィンのギガジャティスがあれば、魔女の魔法なんて簡単に打ち消せるわよ。
 あれは凍てつく波動なんかよりずーーーっと凄い呪文なんだから』と。
毒舌家の彼女にすらそう表現させる呪文を使える人物。
何故そんな奴を参加させる? ギガジャティスとやらでも解除させない自信があるのか?

違和感の原因を求め、俺は本を読み進める。
支給品と参加者、そこにきっと、何か手がかりがあるはずだと考えて。
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246 :遠回りの近道 6/11[sage]:2012/04/14(土) 13:34:15.05 ID:WumrZ4sI0
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熱心に本を読んでるスコールの横で、あたしは首輪を弄っていた。
ずーっとアレフの残してくれたドレスを着ていたから、シーフのドレスがなんだか肌寒く感じる。
だけど仕方がない。シーフドレスじゃないと、指先の動きが……なんていうか、ニブイっていうか……
チョチョイっとネジを外して分解ってのが……なんていうか、こう、上手くいかないっていうか……
とにかく! こういう作業はシーフの方が向いてるの! わかった?

で、そんな感じで、一人で調べてるんだけど。
ネジがちっちゃすぎて、完全に分解するにはやっぱり工具がないと無理だぁ〜!
スコールの荷物を勝手に漁ったり、リルムに聞いてみたりしたけど、二人ともそんなもの持ってるわけがなかった。
残ってるのは、すやすや寝息を立ててるアーヴァインの荷物。
でも、アルガスの怯えっぷりを思い出すと、なんか血みどろの武器とか、そーゆー変なモノが入ってそうで怖い。
勇気を振り絞る為に深呼吸してから、リルムに声をかけて、アイツの荷物を調べる許可を貰った。
「大したモンは入ってないと思うよ?
 あ、でも、手帳は見ないであげたほーがいいんじゃないかな」

それは「押すなよ!」ってヤツと同じ意味だよね!
あたしは手帳とやらを引っ張り出して、ぱらららーとめくってみた。
でも、内容は、なんていうか……日記だ。
最後にぐっちゃぐちゃに塗りつぶされてるページと、一行しかないページがあったけど、
でも、まあ、日記としかいいようのない文章だ。
最初の方は悩んで悩んで後悔してるような内容、後の方は少し気楽になってきてるような内容。
人を殺しただとか物騒な事も書いてあるけれど、それほどイカれてるって感じではない。
なんだか、プライベートな部分に立ち入っちゃった気がして、そっとザックの中に戻した。
他に何かないかと中身を探ると、出てきたのはレトロな『矢』。
二種類あるけど、どっちも矢尻が鋭利になっていて、刺さったら痛そうだ。
だけど――これは、ちょっと削ることができれば、ドライバーの代用に使えるかもしれない!
そう思ったあたしは、自分の荷物からメタリックに輝く剣を取り出して、
ちょこちょこっと細工を始めたのだった。
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247 :遠回りの近道 7/11[sage]:2012/04/14(土) 13:36:13.49 ID:WumrZ4sI0
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はんちょーは本を読んでて、ヘンテコねーちゃんは首輪を弄ったり矢を削り出したりしてて。
あたしはモヤシヤローの手を握りながら、回復魔法を唱える。
もう魔力は残り少ないけれど、はんちょーも少しは回復したって言ってたし、
きっとそのうち目を覚ますだろう。

マッシュたちの態度を見ると、自分が間違ってるような気も、少しはする。
実際、タバサって子を撃ち殺した時のこいつは、ちっとも躊躇ってなかった。
誘拐される前、ズンドー女に襲われた時の光景が、頭から離れない。
宙に舞った身体、骨が割れる音、叩きつけられた頭。
もしかしたら、あの時に、衝撃で殺人鬼だった頃の記憶が戻ってしまっていたのかもしれない。

……でも。
少なくともあたしと話してる時は、やっぱりあたしの知ってるモヤシヤローで。
こうして触れる手は、森の中を歩いてる時に繋いだりした手と同じで。
疑う気持ちと、信じたい気持ちじゃ、後の方がずっと重い。

闇の力。黒いもやもや。
こいつが必殺技ごっこをしてる時に見せられたソレは、
目にしただけで背筋を凍えさせるような、ヘドロの底に引き込まれるような、得体の知れない恐ろしさを持っていた。
だから死んだ人の恨みつらみと魔女の魔力が混ざった物という説明に、ものすごーく納得したのだ。
魔王を名乗るトンガリ耳兄ちゃんは、平気だったようだけれど……
あんなものに取り憑かれて、ずーっと視界に入れてるなら、おかしくなっても仕方ないと思う。
だから、こいつの様子がヘンなのはもやもやのせいだと信じたいし、信じてる。

「……絶対、帰ろうね」

意識なんてないのはわかってたけど、きゅっと手を握る。
ほんのり冷たい手が、握り返すように動いた気がした。
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248 :遠回りの近道 8/11[sage]:2012/04/14(土) 13:38:41.50 ID:WumrZ4sI0
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「あ、スコール。ひそひ草、鳴ってるよ」
リュックの声に俺は顔を上げる。
彼女が手にした草から聞こえるのはサイファーの声。
『アンジェロのヤツを見つけたんだが、どうも動きがおかしい。
 北から南に向かったと思えば、今度は南から北へやってきた。
 北へ行こうとすれば吠えてくるし、南に行こうとすればしょげ返りやがる』
それは北と南で何かが起こったという事なのだろうが、俺の意識を引いたのは、会話の内容ではなかった。

ひそひ草。
会話の内容を伝達する『草』。
『草』『草』『草』――そうだ。
何故、草なのだ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

会話の内容を伝達する、持ち運びできるサイズの道具など、俺の世界には幾らでもある。
世界的な電波障害のせいで、無線機器は主流から外れてしまったが、
出力の強化で近距離での運用を可能とした、トランシーバー・無線通信等は、今でも軍で運用されている。
会場内で参加者同士を通話させるなら、そちらを渡せばいい。
何も別の世界から、珍しい草などを持ってくる必要はないはずだ。
それに理由があるとしたら、それは――

(――電波だ)

違和感が氷解していく。
そうだ。
一日目も二日目も殆ど拠点に立ち寄れないまま過ごしてしまったが、
攻略本に書かれている情報を見る限り、どちらの世界も文明レベルは中世相当のもの。
この世界はソロの知っている地下世界だと言っていたので、やはり、機械機器など存在しないだろう。
それどころか、アリアハンも浮遊大陸もこの闇の世界も、『アルミホイル』すら存在していない可能性が高い。
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249 :遠回りの近道 9/11[sage]:2012/04/14(土) 13:40:49.37 ID:WumrZ4sI0
そうだ。
魔力を打ち消すアイテムや、そういった魔法を使える参加者はいるが、
電波を遮断するアイテムや、そういった技能を持つ参加者は見受けられない。
唯一、『世界結界全集』という本に電波を遮断する方法が載っている可能性はあるが、
魔法陣が描かれた表紙を見る限り、やはり魔法関連の本であると考えるべきではないのか。

リュックが何か言っているが、そんなことを気にする余裕はなかった。
『バッツが感じた魔力というのはダミーで、この首輪は完全に電波と機械で制御されている』
仮説に過ぎないが、そう考えると辻褄が合う部分がいくつもある。
魔力を打ち消す力を持つ存在が許されているのは、そんなことをしても首輪の機能には何の問題もないから。
近代の無線通信機器の代わりにひそひ草が支給されたのは、
混線による電波障害や改造による意図的なジャミングを防ぐため。
中世に近い文明を持つ場所が舞台に選ばれ続けているのは、『アルミホイル』などの電波遮断素材を入手させないため。

もちろん、魔力そのものに意味があるケースも考えられる。
例えば参加者が首輪を解析しようとして魔力を放った場合、それを感知して爆発する『爆弾』だとか、
爆発力を強化・指向化させて、あらゆる防御を貫通して参加者の息の根を確実に止めさせる『補助爆薬』だとか、
あるいは外部からの衝撃を軽減して誤爆を防ぐとか、そういう役割は担っているかもしれない。
だが、せいぜい罠や補助的な存在であり、別個に機械的な管理・爆発機能も備わっていると考えるべきだ。
でないと、いくらなんでも講じる手立てが多すぎる。
魔法の効果を打ち消す魔法――ギガジャティスやデスペルなどは、普通のバトルでも使われる可能性があるだろう。
戦いの度に首輪を無効化されていては、話にならないはずだ。
あるいは魔力を打ち消す魔法すら無効化する強力なバリアが首輪に張られているのかもしれないが、
しかしそれなら『首輪から魔力を感じ取る』事も出来なくなっていなければおかしい。
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250 :遠回りの近道 10/11[sage]:2012/04/14(土) 13:46:41.31 ID:WumrZ4sI0
第一、アルティミシアが『電波制御式の首輪を魔力制御式に改造する』メリットは何だ?
そもそも魔力制御にしたらアルティミシア本人しかコントロールできなくなるのではないか?
139人分の制御を常に一人で行う? そんな面倒な事をする意味は?
誤作動を防ぐため? だったらフィン達の存在がおかしい、十分誤作動の原因になりうる。
解析されないため? しかし機械に疎くて魔法に詳しい人間もそれなりにいる。
いや、マリベルといいエーコといいバッツといいソロといい、
加えて彼らの仲間の事まで考えると、むしろ魔法に強い人間の方が圧倒的に多いのではないか?

尚も騒いでいるリュックに、俺は「あんたの判断に任せる」とだけ答え、
アーヴァインの横に座り込んでいるリルムに筆談で尋ねる。
「お前、ケアルは使えるか?」
『盗聴対策で聞くんだが、お前、デスペルは使えるか?』
「ん? 使えるよ、それぐらい。
 もう魔力が無くなりそうだから、そんなにいっぱいは使えないけど」
「じゃあ、少しドローさせてもらってもいいか?」
「どろー…? よくわかんないけど、いいよ」
許可を受け、俺はGFを行使した。
これで首輪の一つにデスペルをかけ、バッツに魔力の有無を確認してもらい、
上手く魔力が消えているようなら、道具を使って引っ張ってみよう。
魔力が本当に消えるかどうか、爆発するかしないか、爆発するとしたらタイムラグはどれくらいか。
それらを調べることで、俺の考えが正しいかどうか判断できるはずだ。

かすかに見えてきた脱出の糸口。
それを掴むべく、俺は、行動を開始した。
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251 :遠回りの近道 11/11[sage]:2012/04/14(土) 13:47:55.80 ID:WumrZ4sI0
【ヘンリー (重傷から回復、リジェネ状態)
 所持品:アラームピアス(対人) リフレクトリング バリアントナイフ 銀のフォーク
     キラーボウ、グレートソード、デスペナルティ、ナイフ  命のリング(E)
 第一行動方針:リルムが暴れないように見張る
 基本行動方針:ゲームを壊す(ゲームに乗る奴は倒す)】
【現在位置:南東の祠(奥)】

【リルム(HP1/3、右目失明、魔力微量)
 所持品:絵筆、不思議なタンバリン、エリクサー、
レーザーウエポン グリンガムの鞭、暗闇の弓矢 ブラスターガン 毒針弾 ブロンズナイフ
 第一行動方針:アーヴァインの治療
 第二行動方針:仲間と合流
 最終行動方針:ゲームの破壊】
【アーヴァイン(変装中@白魔もどき、右腕骨折、右耳失聴、冷静状態、重症から回復、睡眠)
 所持品:竜騎士の靴 手帳 弓 木の矢28本 聖なる矢15本 ふきとばしの杖[0]
 第一行動方針:???
 第二行動方針:アルガスの口を塞ぐ、場合によってはヘンリーに仕返しする
 最終行動方針:生還してセルフィに会う
 備考:理性の種を服用したことで、記憶が戻っています】
【リュック(シーフ)
 所持品:メタルキングの剣 ロトの盾 刃の鎧 クリスタルの小手 ドレスフィア(パラディン)
     チキンナイフ マジカルスカート ロトの剣 ひそひ草 首輪×2
     ドライバーに改造した聖なる矢×5
 第一行動方針:首輪を調べる/ひそひ草でサイファー達に指示を出す…ってなんであたしが?!
 最終行動方針:アルティミシアを倒す】
【現在位置:南東の祠(入り口付近の小部屋)】

【スコール (HP2/3、微〜軽度の毒状態、手足に痺れ)
 所持品:ライオンハート エアナイフ、ビームライフル、
     首輪×1(デスペル使用済み) 、攻略本(落丁有り)、研究メモ、
     G.F.カーバンクル(召喚○、コマンドアビリティ×、HP2/5)、G.F.パンデモニウム(召喚×)
 吹雪の剣、ガイアの剣、セイブ・ザ・クイーン(FF8) 、貴族の服、炎のリング
 第一行動方針:首輪の研究
 第二行動方針:サックスを警戒/首輪の研究
 基本行動方針:ゲームを止める】
【現在位置:南東の祠(入り口付近の小部屋)→奥へ移動】



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