- ●◆●◆●君達の望むドラクエストーリ〜part1
509 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 00:53:16 ID:KM6kErivO - じじい「世界樹の花に不可能はない。たとえモンスターとなってしまっても元の姿にもどせるのじゃ」
しずか「さすが世界に一つだけの花だな」 ラミス(語り) 「こうして俺達はかくかくじかじかで不死鳥ラーミアを手に入れ、ラーミアに乗ってオーブを順調に集めていった。 途中で異空間に飛ばされたはずの竜王(変人改め竿だけ)と合流し、とうとう最後のオーブのある場所へとたどり着いた。」 ラミス「ここが…
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521 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 12:30:56 ID:KM6kErivO - ラミス「なんかブラブラすると思ったら、オレの装備がない!」
じじい「酔わせて装備を奪うとは、策士じゃな…」 しずか「昨日自分で脱いでいただろう」 ばばあ「やっとお目覚めかえ?大人を四人も運ぶのは老体にこたえたわい」 しずか「おまえは一体何者だ」 竜王「我々を運び、あの獣肉を一人で確保…ただ者ではないな」
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543 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 14:56:30 ID:KM6kErivO - その頃外で待機していた竜王(竿だけ)
「…クシュン!寒いわ…最後の一本だけど…」 シュッ ボッ 「ああ…おいしそうなラミス…」
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547 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 15:32:05 ID:KM6kErivO - ラミス「くそ…俺は…ユウカをまた…助けられないのか…」
エド「ラミスさん…知っていたんですね…ユウカさんに手をかけてしまったこと…」 竜王「追ってくるな…これは忠告だ。」 その時一陣の風が竜王に向かっていった。 ?「オーブを渡す訳にはいかない!」 竜王「!!!誰だ!」 竜王はひらりと身をかわす。 ?「私の名はファルチェだ!」 ラミス「…そうか、>>198あたりでユウカの先輩として宮廷に勤めていた剣士…」 ファルチェ「ユウカの為にそのオーブをお前に渡す訳にはいかない!」
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551 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 16:16:26 ID:KM6kErivO - じじい(わしの最後の仕事じゃ…ラミスよ…この光に気付いて…く…れ…)
しずか「!!空を見ろ!」 エド「あの光は…まさか…」 ラミス「うおっまぶしっ」 竿だけ「わが半身を感じる…竜王はあの光の先に向かっているみたいだ」 ラミス「あの先に世界樹があるんだな!行くぞてめぇら!」
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555 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 16:54:55 ID:KM6kErivO - 先を急ぐしずかに大きな影が立ちふさがる
エド「待ってくださいしずかさん。私も白馬のはしくれ。ペガサスと呼ばれた頃もあります。」 しずか「その羽は飾りではなかったのだな」 エド「はい。ラミスさんに追いつくためにも、私に乗っていって下さい。」 しずか「すまないな…甘えさせてもらうぞ。」 エドの翼が大きく広がり、しずかを乗せて飛び出した。
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560 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 17:51:15 ID:KM6kErivO - ファルチェ「私は…」
一瞬だった。ファルチェと竜王の間に一人の男が立ちはだかった。 竿だけ「道を間違えるな!なんのために誰よりも早くここへたどり着いたのだ!」 ファルチェ「あんたは…」 竿だけ「早く俺にもユウカに会わせてくれよ」 ファルチェ「そうだな。ありがとう。私は…もう迷わない!!!」 ファルチェ「竜王…悪いがユウカの居ない世界など私には何の価値もないんだ」 竜王「我が半身のくせに邪魔を…!」
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563 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 18:16:11 ID:KM6kErivO - ラミス「婆ちゃん!急ごう!なんか嫌な予感がする!」
はばあ「なんじゃ?」 ラミス「そう、例えば…勇者の俺がたどり着く前に仲間が ボスを倒してしまうような…そんな嫌な予感がするんだ…」 ばばあ「…仕方ないね、ほれ」 ばばあが差し出した手をラミスが握ると、ばばあはもの凄い速さで走りだした。
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567 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 18:43:38 ID:KM6kErivO - 先程までのように、会話を交わす暇さえもない。
元はといえば一つであった二人、相手がどんな攻撃をしてくるのか手に取るようにわかる。だからこそ、お互い戦いを楽しんでいるようにも見えた。 竜王「そろそろ終わらせようか」 竿だけ「奇遇だな、俺も同じ事を思っていた。」 竿だけ(元は同じ強さでも、私はオーブの分の力が足りない…だが行かせる訳にはいかない!) 竿だけは死を、相討ちとなっても止める事を覚悟した。
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572 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 19:44:47 ID:KM6kErivO - しずか「あれは…着いたぞエド!」
エド「おっぱいパワーフルスロットルで飛ばしましたからな!」 しずか「ん?もう竜王と竿だけが戦っているのか?エドもいるぞ」 しずか「???あそこにエド…ここにもエド…どういう事だ?」 エド「後で説明します、今は竿だけさんの援護に向かって下さい!」 エドから飛び降りたしずかは武器を構えて戦場へ駆けていく。 しずか「うおおおおおお!!!」
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586 :名前が無い@ただの名無しのようだ[sage]:2007/04/08(日) 23:59:38 ID:KM6kErivO - 一方で、世界樹の中を駆けあがるファルチェにルビスの手が迫る!
ファルチェ「…誰だ。」 ルビス「私の名はルビス。それ以上は語らずともよいですね?」 ファルチェ「な…なぜあなたが私達の邪魔をなさるのですか!ユウカはこの世界を救う勇者…」 ルビス「勇者だからです。大きな力は世界の均衡を破る…勇者は二人と要らないのですよ」 ファルチェ「ラミスとユウカか…確かに…勇者はどの時代も一人だ。」 ルビス「賢いお前ならわかるでしょう?さぁ引き返しなさい。」 ファルチェはルビスを見据え剣の切っ先を向けた。 ファルチェ「あなたはずっと一人でこの世界を見てきた…だからわからないのですね。」 ルビス「………」 ファルチェ「私達は勇者だからユウカを必要としているのではない…仲間だからだ!」 ルビス「戯言を…私に剣を向けた意味を、身を持って知りなさい。」
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