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名無しさん@ピンキー
超拘束・完全拘束に萌える 14 [無断転載禁止]©bbspink.com

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超拘束・完全拘束に萌える 14 [無断転載禁止]©bbspink.com
92 :名無しさん@ピンキー[sage]:2019/10/17(木) 22:49:50.07 ID:S0L6gWKV0
 「いらっしゃいませー」
 女性の店員さんの声を聞き、私は店に入った。店内には数人程のお客さんがいた。
(あんまり時間をかけたくないから、目的のものだけを・・・)
 普段なら雑誌を少し立ち読みしたり、新しいスイーツをチェックしたりするけど今はそんなことをしてられないと思い
私は、籠を取るとすぐにおにぎりやサンドイッチ等が置かれている場所に移動した。
 (いつも食べてるやつで良いかな・・・)
 おにぎりとサンドイッチを数個ずつ、加えて飲み物も幾らか籠に入れるとすぐにレジに向かった。
 「いらっしゃいませ」
 私が籠を置くと、店員さんが籠の商品をリーダーで次々と読んでいく。
 (この娘・・・!)
 その店員は、私と歳が近いアルバイトの娘でここを利用した時は必ずと言って良いほど会話をしていた。
 (私だと気が付いたらどうしよう・・・)
 「1845円です。ポイントカードはございますか」
  私は、何も言わずポケットから電子マネーのカードを取り出し、それだけを差出した。
 (何時もならポイントカードを出すけど、今回は・・・)
 「えっ・・・!」
 黒いラバーに覆われた私の手を見て、その娘は驚いたような表情を見せ、私の方を見た。
 (大丈夫・・・。私だとは分からないはず・・・)
  「あっ、失礼しました」
 暫くすると、その娘はカードを受け取り、リーダーで読ませてから私に返してきた。そして商品が袋に入れられ、手渡された。
 「ありがとうございました。またお越しくださいませ」
 商品を受け取ると、私はすぐに店を出た。
 「似てるけど、違うよね・・・」
 そんな呟きが聞こえたような気がした。
 (電車の時みたいに、ドキドキはしなかったけど・・・。当分、ここは利用しない方が良いかも・・・)
 暫く歩くと、漸くマンションに到着した。そして自分の部屋にたどり着くと、バッグからカードキーを取り出して玄関のドアを開けた。
 「ただいま」
 誰もいない部屋の中に向かって、何時ものように声をかけると自動で照明が点灯した。
 


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