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ミキさんは管.理.士 ◆nD1JFOuwM3AA
超拘束・完全拘束に萌える 14 [無断転載禁止]©bbspink.com

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超拘束・完全拘束に萌える 14 [無断転載禁止]©bbspink.com
78 :ミキさんは管.理.士 ◆nD1JFOuwM3AA [sage]:2019/10/12(土) 22:57:01.37 ID:0Hhb+uSM0
随分と、気力を使ったような気がする施錠式も、首輪以外の枷の中に49番さんを入れ終えたところでそろそろ峠。
そう。こうしてみてみると、枷を巻いて填める。というよりも枷の中に入れるっていったほうが私にはしっくりくる。

厳しい装具を体に受け入れる間ずっと、49番さんの手足を縛って封じていた拘束台と革袋の役目もこれで終わり。
49番さんを立たせた後は、耳管プラグ用のスタンドと一緒に部屋の隅にどいててもらう。
ただし、装具ワゴンはそのまま。で、私はいったん49番さんの後ろにさがる。
....でよかったっけ。ダメ出しの声が降ってこないってことは、きっとあってるはず。

「ふ....んふ....」

枷だらけの体で立つ初めての地面を踏みながら
舞台、みたいにさえ見えてくる処置室の真ん中で、席を背に立つ49番さん。と、49番さんに向かうように立つ井上主人。

私はというと、49番さんの後ろ脇にいるだけ。
下着だけで立った49番さんを見てると、枷の太さというか幅が変らないからだろうか。
私のよりかなり小さいサイズで作られているはずなのに、なにか、どこか私のよりかえってごつく見えてしまう。

お尻の間を通る2つのシールドの間を繋ぐようにしてお尻の穴だったはずのところに作られた立派な鍵穴。
鍵穴のサイズだけで言えば枷に嵌め込む錠前についてるものよりも大きくて、地上のその筋の人が見れば、
世の中にはアナルで施錠するタイプの貞操帯もあるのか! なんて思う人もいるんじゃないかってぐらいの大きさ。

鍵穴と一体になった筒がおしりの、体の中へ伸びている事の意味は、その大きさが中までずっと続いていることで。
やっぱりそんな大きさ長さの異物のやり場がないのか、じっと立っていながらも時折おしりがぐぐっと動く。

人前で服を脱ぐことがあんまりないのと一緒で、
他の子もみんな私と同じものを着こんでるのは知ってても
他の子の“下着姿”を実際にまじまじと見ることはこんな場所だとしても意外となくて。

体中に固い金属がまとわりつく窮屈さとか、体の穴の中、言ってしまえば内臓に埋め込まれたものの悩ましさとか
それか、この先の施錠式の続きへの緊張とか。
そんな内に抱いたものまで見えてきそうな姿、あるいは仕草を眺めてしまうのは、ちょっと後ろめたい。
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79 :ミキさんは管.理.士 ◆nD1JFOuwM3AA [sage]:2019/10/12(土) 23:03:51.77 ID:0Hhb+uSM0
とはいえ、心配に気を張りたいのは私も一緒で。まあたぶん、私の方は大丈夫、大丈夫―――

「31番。あなたはこのものが姉妹のうちに加わることを願いますか」

「願います」

「あなたは、このものが奴隷をよく看て、主人をよく助ける管理士に育つよう努めますか」

「御主人たち、姉妹たちの助けによって、努めます」

「あなたは、このものがよき管理士となるよう、あずかったその飴と鞭によって正しく躾けますか」

「御主人たち、姉妹たちの助けによって、躾けます」

「あなたは、このものを主人の望み、管理士の務め、奴隷の求めから引き離す、全ての言葉と行いを退けますか」

「御主人たち、姉妹たちの助けによって、退けます」

―――井上主人、儀式映えするなー。なんて。

一緒にいてどこかかっこいい、なんて思うのは河合主人....あと高木主人なんだけど
こういう貫禄というか、威厳みたいなものになると、やっぱりこの人が一番かな。

「あなたの姉妹のうち、今最も若いものの名をなんといいますか」

「48番です」

「では、49番。あなたは、私をはじめこの地の下にいる全ての主人をあなたの主として受け入れ、従いますか」

「私は、あなたをはじめこの地の下にいる全ての主人を私の御主人として受け入れ、従います。」
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80 :ミキさんは管.理.士 ◆nD1JFOuwM3AA [sage]:2019/10/12(土) 23:06:21.98 ID:0Hhb+uSM0
主役なだけあって49番さんの台詞は私のより長くて、それでいて予め覚えるかその場で聞き取るかしきゃいけない箇所が多い。
私は最悪、井上主人の最後の一言だけ聞き取ればあとは繰り返しでなんとかなるけど、49番さんの方はそうはいかない。

そんな台詞を大勢に、地上の感覚ならありえない枷だらけの姿と共に見られながらも、
なんとかまっすぐにぴんと立って―――まっすぐ?あ、だめだ。えーっと、どうしようか。

「あなたは、31番をはじめ従僕を助く従僕たる―――

「ぐっ」

井上主人の言葉がまだ続いてる最中、急に49番さんが頭を押さえて―――そのまま両手を後ろに持っていく。

そうそうそこそこ。今は“気を付け”じゃなくって後手。

「私は、31番をはじめ従僕を....助け、助く従僕たる管理士の姉妹のうちにっ、加えられ、共に歩むことを願います」

今ので頭がとんだのか、それとも聞き取る余裕がなかったのか。一度言葉を詰まらせて、
その先の言葉を後手にした手をぐっと握りこみながら―――まるで何かに耐えるようにしながら紡いでいく。

今の49番さんの手は、縛り上げられた奴隷の手と同じ。
目とか口元みたいに、感じていること思っていることを言葉にせずともありありと伝えてくる。そんな指先―――


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