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オフィスで檻に囚われて
完全拘束・超拘束に萌える 12 [転載禁止]©bbspink.com

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完全拘束・超拘束に萌える 12 [転載禁止]©bbspink.com
547 :オフィスで檻に囚われて[]:2016/03/02(水) 00:06:38.64 ID:2WJUPP5n0
『長期長時間調教用器具 檻型複合拘束・管理装置』
というのが今回の新製品の名称だ。けったいな名前だが、うちの会社はこんなものばかり作っている。
本格的なSMプレイ用の、電子部品を含む機器の製造・販売を主な業務としていて、その界隈では老舗メーカーとして認識されている。ニッチな業界なので顧客の数は少ないが、単価が少しばかり高くても購入してくれる数寄者ばかりなので何とか成り立っている。
そういう事情なので、製品の試験というのは割と重要だ。よく言われるように、SMプレイというのは信頼によって成り立っている。
プレイ内容がハードになればなる程、互いの信頼において安全のギリギリを攻めるプレイが多くなる。その際に用いられる器具に万一にも予期しない故障や誤作動などがあっては使用者の健康・安全にかかわるのだ。
ともなれば、実際使用されるのと出来るだけ同じ状況を用意して運用試験を行う必要がある。その中で開発部の悩みの種が被使用者の用意だ。上級者向けの道具ばかりを扱っているので、使用者もそういったプレイに慣れている人間が好ましい。
完全拘束・超拘束に萌える 12 [転載禁止]©bbspink.com
548 :オフィスで檻に囚われて[]:2016/03/02(水) 00:10:26.68 ID:2WJUPP5n0
試験は新製品が開発されるたびに行われ、そのたび開発部以外の社員に被験者として申請が来る。私も過去に幾度か協力したことがある。
強制ではないので申請を断ることも出きるが、サエが開発に関わったものは殆どすべて私が被験者として参加している。彼女曰く、私が一番「開発が進んでいる」からだそうだ。
『リコは元々がドMだからね。開花させたのは私だけど。』
そう言ってニヤける彼女を殴ったことがある。
私とサエは以前、同性ながらに付き合っていた。彼女は私との情事の時、事あるごとに様々な道具を用意し、私を言葉巧みに丸め込めていろいろなプレイを仕込んできたのである。
彼女によって体を馴らされた私は、別れてからもこうして新製品の開発のたびに付き合わされているのだった。
それにしても、もう一人来ると言っていたが、私がこの部屋に入ってからもう十五分は経っている。もしかしたら連絡が行き届いていないのではないか。サエにそう聞いてみる。
「いや、今さっきラインが入って、もうすぐ来るって。あー、悪いわね。」
「別にあんたが誤ることじゃないでしょうに。」
「いや、これは謝罪の先払いみたいなもんよ。」
「?」
よくわからなかったが、サエがそのままスマホをいじりだしたので、手元の資料に視線を戻す。
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550 :オフィスで檻に囚われて[]:2016/03/02(水) 00:17:32.36 ID:2WJUPP5n0
名前からして今回の装置とやらは檻の形をしているらしい。4ページ目には完成図が載っているが、高さが2メートルほどあり、上にやや長い直方体を形作っている。
結構な大きさの檻だが、肝心の格子がない。代わりに革ベルトをかける金具がいたる箇所についていて、それで直方体の枠の中に被使用者を吊るすのだそうだ。
それにしても、こんなものを買う人物の家にはこれを置けるプレイルームがあるという事か。想像を超える世界だ。
「失礼します。すみません、遅くなってしまいました。」
ドアを開いて小柄な女性が勢いよく入ってきた。私も知る人物だった。
「え!アヤカちゃんじゃない。ちょっとサエ、あと一人って彼女だったの?」
「そうよ。さ、宮下さん、そちらに座って。」
サエに勧められるがまま私の隣の椅子に腰掛けたのは、同じ部署の後輩、宮下彩耶香(ミヤシタ アヤカ)だった。部署内では一番の若手で、入社時に教育係になって以来、私に懐いてくれている。真面目で元気な女の子で、プライベートでも仲良くしている。
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551 :オフィスで檻に囚われて[]:2016/03/02(水) 00:20:30.69 ID:2WJUPP5n0
「話、もう始まっていました?」
「いいや、あなたを待っていたの。はい、これ資料。」
「ああ、それは重ねて申し訳ないです。さっそく始めちゃってください。」
意外なことに二人は互いに面識がある様子だ。私の知らないどこかで繋がっていたのか。
「じゃあ人数もそろったことだし、始めましょうか。」
「あれ、そういえばこれで全員なの?」
いつもはサエの他にプロジェクトリーダーがいて、話を進行させる。
「そうね、そこから話しましょうか。今回は私がプロジェクトリーダーです。」
「へー、プロジェクトを任せられるようになったんだ。おめでとー。変態でもちゃんと出世できんのね。」
言いながら書類をよく見ると、1ページ目にも記載があった。
「ありがと。んで、二人を呼び出したのも私。尊いイケニエとしてリコ。」
「イケニエって、あんたねえ……」
「そしてアシスタントとして宮下さん。」
「アシスタント?」
「そ、今回の試験は長時間の装着が前提だからね。試験中に食事の世話とかする係がいるの。」
ページを捲りながらサエが語る。確かに2ページ目には試験中の食事、飲み水、排泄の管理についての記述があった。
「って、排泄の管理!?それってつまり……」
「そ。任せるなら宮下さんが一番と思って。」
「ええ……そんな……」
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552 :オフィスで檻に囚われて[]:2016/03/02(水) 01:21:58.57 ID:2WJUPP5n0
「お願い。初めて任されたプロジェクト、ちゃんと成功させたいの。リコの助けが必要なの。」
「それは……えぇ……でも……」
(そりゃあ、協力してあげたいのは山々だけども……)
横目でアヤカを見ると、彼女もこちらを見ていた。自然と目が合う。
「やりましょう、先輩。私、平気ですよ。いつもお世話になっている先輩のお手伝いをさせてください。」
大きな目を見開いて訴えかけてくる。
「いや……そういう……でも……」
(そう言ってくれるのはうれしいし、頼ってあげたいけど……)
「リコ!この通り!」
サエが机に手をついて頭を下げた。
「私からも!先輩!」
アヤカまで両手を組んで頭を下げてきた。
顔を俯けた二人の前で、私はため息を吐くしかなかった。どうせここに来た時点で私が断れないことはわかっていたのだ。
「わかったわよぅ……引き受けます……だから、そんな……顔を上げてよ……」
私がしぶしぶそう言うと、二人が顔を上げた。互いに見合わせてうなずいた後、こちらを振り向いて異口同音に声を出した。
「ありがとう!」
「ありがとうございます!」
(はあ、サエはともかく何でアヤカちゃんにまで感謝されているんだろう。)
ともかく、今回も結局引き受けてしまったのだった。


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