- 完全拘束・超拘束に萌える 12 [転載禁止]©bbspink.com
435 :更生教育[]:2016/01/11(月) 09:07:01.26 ID:V1bWoWIj0 - 「それじゃあ、授業を始めましょうか」
最初の授業は、国語の現代文だった。彩さんから支給されたノートは少し大きめで、それに鉛筆で筆記するように言われた。 「黒板に必要な文章や図形を投影するから、必要な分だけ書き記していけば良いわ」 (これだったら大丈夫かな……) 首を固定され、マスクで制限された私の視界でも、それらは認識できた。内容も普段受けていた授業の延長だったので理解できないことはなかった。 (ノートはちゃんと掛けてるか後で確認しないといけないかな……) そんなことを考えたりしつつ、最初の授業は済ませることが出来た。 「今から休憩だけど、トイレについて説明するから付いて来て」 彩さんからそう言われた私は、それに従い教室を出た。少し廊下を歩いた後、あるドアの前で彩さんが立ち止まった。 「ここがトイレよ。実際に使用しながら説明するから」 ドアを開けると、其処には椅子の様なものがあり、座の部分にはパイプのような突起が2つあった。 「ここに座って。そうすればこの突起がアヌスの蓋と尿道の弁の場所に当たるようになってるから」 私が入り口に向かって、それに座ると彩さんが説明を続けた。 「肘掛の部分にボタンがあるでしょう。右手側のボタンはアヌスの蓋を、左手側のボタンは尿道の弁をそれぞれ押している間だけ開けることが出来るわ。 ボタンから指を離せば閉じてしまうから。丁度、頃合いだと思うからやってみて」 促されるまま、私が両方のボタンを押すと暫くして私の体内から尿と弁が排出されていく感覚がした。 (本当に排出されていってる……) 排出が終わると、私はボタンから手を離した。 「簡単でしょう。但し、一度ボタンから手を離すとトイレを出てから1時間経過しないと作動しないようになってるから。後、使用制限があって1日に排便は2回、排尿は5回だから忘れないでね」 そう言って彩さんは説明を終えた。 (トイレも制限されるんだ……) そう思った。
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436 :更生教育[]:2016/01/11(月) 13:06:29.81 ID:V1bWoWIj0 - トイレを終えて教室に戻って暫くすると、次の授業世界史が始まった。
奨学生になるためには、彩さんの掲げた6つの教科である水準以上の成績が求められ、その水準はかなり高かった。 それを満たしていた私には、理解できない授業はなかった。 (なのに、アルバイトをした結果、カンニングまで……。そしてそれが今の状況を招いたんだ……) そう思うと、自分の行動が悔やまれた。 (また普通の学校生活をするためにも、この更生教育を修了しないと……) 授業を受けながらそんなことを考えていた。 「ここまでにしましょうか」 授業の終わりを告げる彩さんの声が耳の中に響いた。 「次は体育だから外で行うわね。トイレには行く?」 (排尿だけしておこう…) そう思った私は、少し手を挙げた。 「そう。それじゃあ済ませて頂戴。待っているから」 私は、教室を出てトイレを済ませた。トイレから出ると彩さんが待っていて、ネックコルセットにリードを繋いだ。 「グラウンドに行きましょうか」 彩さんに引かれて、私は暫く施設内を歩いた。そしてガラス扉から外に出ると其処には競技場のような白線が引かれたトラックが拡がっていた。 「ここは丁度施設の建物の裏側にあたる場所よ。なかなかのものでしょう」 (施設の裏にこんなのがあったんだ……) 私は少し驚いていた。 「まだ案内してないけど、プールと小さな体育館もあるのよ」 彩さんがそう付け加えた。 「さて、今日はここで持久走をしてもらうわ。走る距離は10km、このトラックは200mだから50周ね。 走り終えた時点で授業終了よ。早く終わればその分は休憩時間しましょう」 (時間的には丁度1時間ぐらいかな……) 漠然とそんなことを思った。彩さんが私をスタート地点まで連れて行き、リードを外した。 「定期的にあと何周か教えるから走ることに専念して。それじゃあ、スタートし頂戴」 そう彩さんに言われ、私はゆっくりと走り始めた。
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437 :更生教育[]:2016/01/11(月) 15:12:52.74 ID:V1bWoWIj0 - 走り始めて、私は自分の考えが甘かったことに気が付いた。
「シューシューシューシュー……」 ガスマスクを通しての右の鼻穴だけでの呼吸はかなりの負担ですぐに呼吸の回数が増加した。更に、ブーツの高いヒールの影響で気を抜くとすぐにバランスを崩しそうになった。 (いつも通りに走れない……) 普段よりも遅くしか走れない状況に私は焦りを覚えた。 (とにかく少しでも走らないと終わらない……) そう思いながら私は走り続けた。 「あと半分。25周よ」 そんな彩さんの声が耳の中に響いた。走り始めてからどれぐらい経ったのかはわからない。 「シューシューシューシューシュー……) 私は荒い呼吸を繰り返し、バランスを崩さない様走ることに集中していた。 (後半分……) 彩さんの言葉に対してそう思うことしかできなかった。それから暫くしてある変化があった。 ガスマスクのレンズに水滴が付き始めたのだ。始めは何が起こったのかわからなかった。 (もしかして雨が降り始めた……?) 私は手でレンズの部分を拭った。しかしすぐに水滴がいくつも付いてくる。 (このままだと持久走は中断か中止かな……) 私がそんなことを思っていると、彩さんの声が聞こえた。 「雨が降り始めたけど、気にせずに走り続けて。あなたが着けているものは全て水に入っても大丈夫な様に撥水・防水加工を施しているから。雨に濡れたぐらいじゃ影響はないわ」 (そんな……この雨の中を…) そんな私に追い討ちを掛ける様に雨足は徐々につよくなっていった。
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