- 完全拘束・超拘束に萌える 7
297 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/19(月) 21:30:40.36 ID:bfD2kLES0 -
それから毎日、馬車を引いて走る訓練の繰り返し。 だいたい毎日夜にはご褒美してもらえる。 でも少し馴れ合ってきてフォームが崩れたら、ご褒美なしにされて眠れなかった。 今日、馬場から納屋に戻る時に大きな石があって、ゆっくり通ればよかったのに、ご褒美がまちきれなくてスピード出してしまい、 石に乗り上げて横転しそうになった。 「モトコ、あなたわかってますか! もう少しであなたは大怪我するところだったんですよ! 馬車が横転したら手の使えない あなたは馬車ごと頭を打ち付け、最悪頚椎でも折れれば即死ですよ!」 すごい形相だった。 「おしおきです」 私はサラの剣幕に驚き、ご褒美目当ての軽率な自分に落ち込み、お仕置きの苦しさに恐怖し、わあわあ泣きながらあのやぐら まで引っ張られていった。 でもサラは自分こそ馬車から投げ出されて泥だらけになったことには微塵も触れず、ひたすら私の心配をしてくれた。 それなのに浮かれていた自分が申し訳なくてどんどん涙が溢れてきた。
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298 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/19(月) 21:31:01.11 ID:bfD2kLES0 -
「フヒンハハイ! フヒンハハイ! フヒンハハイ! フヒンハハ…」 必死に声にならないごめんなさいを繰り返しているが、サラは黙々と私にガスマスクを被せやぐらの窒息営巣の奥へと押し込み チェーンで全身を固定した。 「フヒンハハイ…」 呼吸制限されているのに泣きやめない私は、あっというまに酸素不足になった。 「フヒイ」 一度目の失神。 気付くと内股が冷たかった。 おしっこ漏らしていた。 ぷぴいぷぴいとマスク内で鼻汁がちょうちんとなって膨らんでいるのがわかる。 口の中は鼻からおりてきた鼻水でしょっぱく、目は開けていられないほどドロドロしていた。 暗闇なので目は関係なかったが、鼻も口もいますぐなんとか拭いたいと思った。 呼吸はおちついてきたはずなのに、どんどん苦しくなる。 あの呼吸制限プログラムが作動しているようだ。 どうせもう一回失神させられるのだろうと思っていたら、鼻水がつまってパニックになったとたん即落ちた。
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299 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/19(月) 21:31:34.39 ID:bfD2kLES0 -
気付くと、まだ暗闇の中。 しばらくじっとしていたらゴトゴトと背中側で戸が開く音がした。 チェーンとマスクを外され、やっとおしおきから解放された。 もう夕方だった。 「ハラ、フヒンハハイ…」 私はまた必死で謝った。 サラは布で顔を拭いてくれ、鼻をかませてくれた。 同一の布で顔も鼻汁も拭くのが外国人っぽかった。 「モトコに怪我がなくてなによりです。こんどはもっと慎重にお願いします」 私はこっくりと頷いた。 「モトコ、喜んで下さい。今後の予定がほぼ決まりました。あなたのお宅はセントラルシティのはずれでしたよね。 そこから少し離れたところに大きなちょうちんの下がった有名なお寺があります。その近くは今でも観光リキシャが はしっていますよね? その地域での営業許可を取りました」 「フへ?」 「モトコはポニーガールタクシーになるのです」 「ヘエエエエ?」 「厩でゆっくり説明します」 ふらふらの体に手綱を付けられ、夕陽の中を厩へ戻った。 次回:明晩
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