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御竦基子(女→女)
完全拘束・超拘束に萌える 7

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完全拘束・超拘束に萌える 7
132 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/04(日) 13:57:00.34 ID:KEoALGoU0
今、約半分、折り返し地点です。
ちょっと思い付いて、ネット上ではあまり見かけないポニーガールの一日みたいのを書いてみました。本編の雑描写補完。
行を圧縮していますので、読みづらい方はテキストに移して適当に改行してお読みください。

いんたーみっしょん 〜少し先の話〜
 現実か非現実か、そんなもの考えている暇などないほど、多忙な毎日。
 多忙ではあるが、内容は多彩ではない。
 ――カンカンカン――
 大きめのカウベルをモーターに括りつけて振動させたものが私の目覚まし。
 まどろむ夢の狭間から、重いまぶたの中に飛び込む朝の光。
 見ていた夢の世界と、今自分が居る現実との激しい隔たりを意識した瞬間に歯を喰いしばって跳ね起きる。
 頬や腿に食い込む藁がハラハラと落ちるのを全て払うことも叶わずに不安定なつま先に力を入れて立つ。
 軋みながら戒められている両腕はもう喪失したかの如くその存在を忘れているが、上唇に触れる重さと乳首のそれは忘れようもなく、
 引き絞られた肩のせいで威張るように張り出した剥き出しの胸を見下ろし暗澹たる気分に浸る。
 起床直後より尻に感じる不快感はその輪郭を露わにし、その感覚をねじ伏せるようにして寝込んだその時以前へと戻る。
 革の馬具で戒められた全身を窓辺に寄せ、穏やかな朝の馬場を眺めながら、プルプルと内腿を震わせ、世話係の到着を待つ。
 酪農家風ツナギを着た金髪の世話係男性が桶を携えてこちらへやってくる。
 入るなり英語で色々語り掛けながらまず餌桶を交換し、水桶を壁際の水場で洗って水を入れて戻す。
 轡を外されている時は馬の立場でも会話が許されているので、おはようございます位は英語で返事をするがあとの応対はできない。
 餌場の始末が終わると革カバーが外され、知らぬ男の前で桶に排尿させられる。
 カバーが戻され、形ばかり消臭され、男は出て行き、私はようやく朝食を口にする。
 しばらくすると轡と手綱を持ったサラが現れ、朝食が残っていると尻を鞭で打たれ、簡単に口を漱いでから轡を嵌められ納屋へ連れ出される。
 馬車用ハーネスを締め込まれ、馬車を接続され、サラが手綱を握って訓練開始だ。
 遠くの山にはまだもやがかかったように見える早朝から、ウォームアップ、単純な走行、型に従った姿勢での走行と次第にハードになる。
完全拘束・超拘束に萌える 7
133 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/04(日) 13:59:09.35 ID:KEoALGoU0
 唇の端に掛かる手綱のテンションにのみ細心の注意を払い、あとはただ漠然と景色を楽しみながら走っていればよいのだが、
 体内を支配する甘い突き上げと逃げられぬ焦燥感が、不規則な自分自身の体の振動によりゾクリゾクリと淫靡な快感を送り込んで来る。
 のどやかな山の空気を堪能することなく、それを覆い隠すように淫らな気分に支配され、ただ走るだけのことが私の真面目な心を蝕む。
 真剣に検討しなければならないあまたの事象を放り出し、快感に呆けて、破滅へ向かってひた走る。
 そこに待つのが真の破滅か、はたまた私自身の新世界への扉かは、私自身そしてサラにすらわからない。
 まだ全貌の見えぬ強大な意思によって、濁流を流れに従って漕ぐような愚かな真似をさせられてるとわかっている。
 流れに立ち向かうならまだわかるが、流されるままにまかせても良いのに、自らオールを握って滝つぼへと加速する私。
 一日の調教が済み、今日も夕暮れの中を少し立ち止まって山の端のオレンジ色をしばし眺めるのが好きだ。
 長く伸びた私の影が、馬車を曳く惨めな私を滑稽なほど間延びさせて映しているが、その影の中の戒めを自分で上から下まで確認すると、
 突き上げや焦燥の源と揺れるチェーン以外はすべて第二の皮膚の如く馴染んでいて愛おしさすら感じる。
 蹄鉄まで伸びる脚のシルエットにしても、これこそが自分の本当の姿なのだとその踵のカーブにすら見惚れてしまう。
 毎日のこの瞬間だけはサラも手綱を外し、呆れたように微笑んで、手綱をまとめながら先に一人で納屋の戸を開けに行く。
 暗くなり始めた足元を見つめ、つま先を上げて半歩ずらすと、砂混じりの土の上にしっかりと蹄鉄の跡が残り、
 馬具を含めた自分の全体重と馬車を曳く重さを支えているのを頼もしくすら思い、本当に馬にされたんだと改めて感じる。
 山の陰に陽が沈み、頬に残った陽の温かさも消えた頃、まだ明るさの残る天いっぱいに星が映り始める。
「モトコ!」
 今日はちょっとぼんやり甘え過ぎたと舌を出し、納屋の戸の前で手綱を鞭に持ち替えているサラの所へ、今日の残り全力を使って駆け戻る。
 厩に戻るとサラが浣腸パックを取り出すので、承知している私は定位置で足を開いて上体を前傾させる。
完全拘束・超拘束に萌える 7
134 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/04(日) 14:00:15.27 ID:KEoALGoU0
 革カバーが外され、圧が下げられ、尻尾が抜き取られ、たった一分ほどの、一日のうちで一番安堵する瞬間が訪れる。
 アナルの閉鎖を確認するとすぐに膏薬が塗り込められ浣腸パックが突き立てられ、嘴管が奥へと差し込まれ、冷感が下腹部を満たす。
 括約筋の維持のため、つま先立ちの前傾という不安定な姿勢で、やがて訪れる排泄感の嵐を脂汗を流しながら耐えなければならない。
 私の限界を見極めるまで排泄桶は添えられないので、寝床を汚したくない一心でひたすら耐える。
 桶が尻に触れた許可の合図に歓喜し、サラの前で自分は馬と思い込み、憚りなく全部出した。
 清められ、尻尾を戻され、圧を上げられ再び焦燥に満たされる。
 カバーが戻されるとサラは一旦始末に戻り、その後食事を運んでくる。
 轡を外された私が不自由な姿勢で与えられた桶の中の正体不明の固形餌を食べる間、サラは自分で持ち込んだプレートを厩の隅で食べる。
 口や邪魔な輪っかや鼻まで汚しながら食べる固形餌は嫌な匂いではないが、サラのプレートから香る普通の食事に比べればまさに餌だ。
 桶の上の縁から恨めしげな視線をチロッとサラに向けると、ニコニコ笑いながら美味しそうなクリーム系パスタの絡まったフォークを持ち上げた。
 どよんと落ち込んで目の前の餌を輪っかに邪魔されながらガリガリと頬張り、仏頂面のまま隣の桶の水を啜ったらブッとむせた。
「ゲホ、ゲホ!」
 サラが飛んで来て鼻水垂らしながら泣きっ面の私の始末をしてくれる。
 私はまちきれなくてそのままサラを見上げ、毎日お決まりの文句を口にする。
「今日は私は、いいポニーでしたか?」
「フフフ、今日は……そうですね、褒めるところもありませんが、叱るところもありません、普通にいいポニーでしたよ」
「ああ……」
 サラはそれ以上何も言わず、隅に戻って黙々と食事を続け、私も逸る気持ちを抑えつつ残りの餌をたいらげた。
 毎日のお約束のご褒美のあと、サラの出て行った厩で不自由な体を横たえる。
 思考はまだまだ正常に戻らず、酔ったように動作の全てがぞんざいだ。
 このまま寝たら頬に藁の跡が沢山残るとわかっているのに、今日ももう体が動かない。
 月明かりにうすぼんやり浮かぶ厩内部の様子を寂しく眺めながら、火照った体が冷めたころ、夢の中へと落ちた。
完全拘束・超拘束に萌える 7
135 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/04(日) 14:00:58.41 ID:KEoALGoU0

次回:今晩本編投稿



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