- 完全拘束・超拘束に萌える 7
137 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/04(日) 21:58:19.18 ID:1PCIjFhn0 -
陽が山の向こうへ沈みかけたころ、ようやく訓練が終わった。 馬車との接続を外され、手綱と馬車用のハーネスも外された。 私はまだ轡で顔面を戒められたままだが、ずっと重いものを引いていたので、すごく身軽になった気分だった。 「馬車はあとで片付けます。先に戻ってますからシャワー室に来て下さい。パンツもそこで返します」 見下ろすと黒革のブーツと黒革のコルセット間の私の下腹部とふとももは夕闇にもまぶしいほどの肌色で、股間が幼女のような ペン先形を晒していて情けない寒々しさを感じた。 「フヤァ」 顔を上げて沙羅を見るともうスタスタとずいぶん先をコンクリート棟に向かっていた。 迫り来る夕闇の中で周囲を見回すと、ここからゲートまですぐだということがわかった。 あのコウノトリや鉄球や鎖だらけの姿では無理だが、今なら充分逃げられるのではないか? それに裸足とブーツでは何より逃げられる距離が違う。 履かされているのは異常な変形ブーツだが、かなり慣れたので、初日に脱走したとき見た道の様子ならいけるのではないか。 最大の障害はお股と胸が丸出しだということだが、この絶好のチャンスには代えられない気がした。
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- 完全拘束・超拘束に萌える 7
138 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/04(日) 21:59:12.52 ID:1PCIjFhn0 -
沙羅が建物に入るのを見届け、周囲を見回して監視されている様子が無いことを確認すると、もうすっかり陽が沈んで真っ暗に なった馬場からゲートに向かって小走りに移動した。 初日も乗り越えた鉄の門を、背面跳びの要領で、後ろ手のグーで門の上を押さえ、そのまま背中を軸に足を越えさせて突破した。 足に鎖が無いのが何より楽だ。 あとは小路を国道まで下りるだけ。 曲がりくねってはいるが、普通の登山道程度に均されているので蹄ブーツでも普通に歩ける。 暗闇に目を凝らし、小路の通りにどんどん下る。 これなら初日よりも成功率高そうに思えた。 そのうち遠くに時折明るい光が見えるようになり、ゴーッという車の音が聞こえるようになってきた。 国道だ。 やった、ついに脱出できそうだ。 さらに下っていよいよ国道のアスファルトが見え始めたとき、ハッと気付いた。
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139 :御竦基子(女→女)[sage]:2011/12/04(日) 21:59:47.97 ID:1PCIjFhn0 -
どうやって助けを呼ぼう。 そのままいきなり飛び出れば確実に轢かれる。 数台やりすごしながら道の中央に出て、自分の姿を晒して止まってもらうしか… このカッコウで? そのまま警察へ連れて行かれそう。 いやそれでもいいんだけど、胸はともかく下丸出しはかなりまずい。 どこかでピッピと電子音が鳴っている。 今はそれどころではない。 ピーッピーッと大きくなる。 うるさいな。 すると首筋にチリッと電気を感じ、うなじの毛が逆立った。 そのチリチリが首輪を嵌められた時に感じたうなじのリベットからだと気付いた時、周囲の木々が赤く浮き上がっていることに 気付いた。 木々の赤い明滅が、自分の首輪から出ている赤い光の点滅の反射だと気付いた時には目も眩む電撃を浴びて体が硬直し、 国道を目前にして昏倒していた。、 次回:明晩
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