- 完全拘束・超拘束に萌える 6
247 :トルソー[sage]:2011/08/08(月) 01:16:45.73 ID:BlJMRbcq0 -
まるでアニメのヒロインのような、緩いウエーブの掛かった肩まである栗色の髪をふわふわ揺らして、 きょろんとした大きな目に今にも泣きそうな表情を湛え、黙々と革スーツを着込んで、自分で裾と袖の ジッパーを閉める斉藤。 「……背中……閉めて……あげて……」 「あっ、うん……」 智逗瑠に言われて束子は斉藤の背後に回り、お尻のすぐ上で止まっているジッパーをジジジと上げて行く。 斉藤は束子よりもともと身体が小さいうえに、斉藤は素足、束子は高いヒールに乗ってるので、二周りほど 背が違って見える。 肌のキメが細かく、雪のように白い斎藤の背中が、真っ黒な革で左右からV字に閉じて行く様子に、 束子は自分のことのようにドキドキした。 つつましい斉藤のおっぱいは、胸の真裏をジッパーが通過する時に、革による甘い輪状の拘束感を伴って しゅるりと穴から押し出された。 「ふっ……」 眉を寄せて切なげに短く肺の空気を吐き出す斉藤の、その吐息の意味を知る束子は、自分もキュンと胸が 締め付けられる気がして、思わずゴクリと唾を呑んだ。 ハッと我に返り、ジッパーを更にジジジと上げる。 黒革の手袋に包まれた指で、斉藤の軽やかに揺れる髪を掻きあげ、うなじまでジッパーを締め切った。
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- 完全拘束・超拘束に萌える 6
248 :トルソー[sage]:2011/08/08(月) 01:17:04.93 ID:BlJMRbcq0 -
「いいわよ」 「はぁッ…… うっ……」 トロ甘い吐息を漏らし、両腕で胸と股間を隠す斉藤。 「斉藤さん、大丈夫? きつくない?」 「……失礼……よ……」 「わあ、ごめん! 智逗瑠の作品精度を疑うわけじゃないの、けけけ形式的儀礼ってヤツ……」 「……はふッ……ああ…… ありがとう拘堂さん…… 拘堂さんて、いつもこんな中にいるの?」 「え? あ、うん…… まあ……」 「ああ……すごい……」 斉藤は生まれて初めて乳房を残して胸郭だけを圧迫する卑猥な拘束感を味わい、また全身を戒める智逗瑠の 甘美な拘束圧力の仕掛けに酔っていた。 束子も斉藤の小ぶりで可憐な裸身や、局部を剥き出しにされた革スーツ姿、そして拘束に対する純粋な反応と 切なそうなイイ表情に吸い込まれそうで、もういたたまれなくなっていた。 「あ、そ、そうだ、ジジジジッパーは、本番ではみみみ美津峰くんにやってもらわないとね」 「……うん……」 またポッと赤くなる様子が可愛らしかった。
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- 完全拘束・超拘束に萌える 6
249 :トルソー[sage]:2011/08/08(月) 01:18:28.72 ID:BlJMRbcq0 -
「そそそしたら、よよよ汚さないうちに脱いで、持って行きな?」 「……うん……」 斉藤の初心(うぶ)な様子にアテられてしどろもどろの束子は、斉藤のスーツのジッパーを下した。 斉藤も自分で袖のジッパーを開けてから、裾を開けようと腰を曲げた時、声を漏らし、凍りついた。 「あ」 束子はすぐその意味に気付いて、先に裾のジッパーを開けてやり、手近のティッシュを取って、股間を そっと拭った。 「き、きたないよォ……」 「斉藤さん、檻の前で、あたしのおつゆ、触ったでしょ? お返しよ」 真っ赤になる斉藤に、束子は目の穴からニッコリ笑いを見せた。 シンプルな革スーツは、脱ぐ時も実にあっさりと脱げた。 少し汗が出たようだったが、斉藤はそのまま畳み、下着を着けてジャージを着た。 「立華さん、こんなすごいもの、どうもありがとう」 「……革水着……デザイン……手伝って……」 「うん!」 まったく普通のクラスメイトに戻り、きょろんとした目でにっこり笑うと、斉藤は革スーツを抱いて出て行った。 (続)
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