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トルソー
完全拘束・超拘束に萌える 6

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完全拘束・超拘束に萌える 6
153 :トルソー[sage]:2011/07/12(火) 09:50:17.99 ID:QWhZsk5h0

 絶頂の後の感覚遮断により、束の間の休息が訪れる。

「ゴプ。 ッズズズ……」

 口に溢れた唾液をすする。

 ちろりと視線を上げ、正面を見る。

「ンンーーーーーーーッ!!」

 見物人がまた増えてる!!

 イクとこ見られた?

 束子の檻詰めが始まった時に興奮で寮に戻った学生たちが、それぞれに処理を済ませ、落ち着いて戻って来たのだ。

「ヒヤッ!! ヒヤアアアァァ!!」

 羞恥が再び興奮のスパイラルを加速する。

 思わず握り締めた膣が、Gスポットにローターを強く当てる。

 カーーーッと耳の赤熱が再燃し、思考が融かされ、また「級友の前でイク」というワードで満たされる。

 束子の身体は勝手にガクガクと昇り詰めてゆく。

完全拘束・超拘束に萌える 6
154 :トルソー[sage]:2011/07/12(火) 09:53:44.88 ID:QWhZsk5h0

 すっかり暗くなった教室で、誰も明りを点けなかった。
 やっと美津峰が気付いて、束子の上あたりの電気だけ点けた。

 薄暗がりの中で、ただ檻の形と、その中に詰まった肉、その上の束子の作品と、束子の淫らな声だけ聞いていたギ
ャラリーは、檻の前に散るおびただしい淫らな水滴を見て息を呑んだ。

 もうギャラリーの目には目の前の檻が、ただの無機的な淫声を出す装置のように思えていたが、確かにそこに詰まって
いるのは生き物なのだ、と再認識した。

 黒革で包まれ、ギチギチに固められた熱い生き物。

 その認識が露わになった時、それまで属性のあまりなかった数人が、はじめて美津峰の檻の鉄格子の意味に気付いた。
 容赦なく人間を閉じ込めるため「だけ」に設計された、その細部の構造の意味までハッキリと実感できたのだ。
 鉄格子の太さ、蝶番の溶接、獣のように乱れ狂っているはずの人間がミチリとも動けないのだ。

「はうあ!!」
 再来した極度の興奮に股間を押さえる者。
 たまらず寮に戻る者。

「あ…… あ…… あ……」
 興奮に耐えきれず、フラフラと束子の檻に近付く女子。

「あ、わ、わかっちゃった…… あたし……」

完全拘束・超拘束に萌える 6
155 :トルソー[sage]:2011/07/12(火) 09:57:23.41 ID:QWhZsk5h0

 束子は視線を上げて、檻の前に屈むその子を見た。
「ンーーー!!」
(斉藤さん!!)

 斉藤は檻の前の床の粘液溜まりに指を付けた。

「……拘堂さん……きもちいいの……?」

 斉藤は蕩けたような柔らかい優しい顔で、まるで自分に置き換えているような気持ちで尋ねた。
 最高に恥ずかしい答えを要求する問いに束子が戸惑っていると、斉藤は目の前で右手の親指と人差し指を指先を
擦り合せた。
 指先はねっちりと銀の糸を引いた。
 それを見て束子は目を剥いた。
「ンーーーーー!!!」

「……ねぇ……きもちいいの……?」
 真っ赤に上気した顔で、間近で尋ねる斉藤。
「ン……」
 束子は短く答えた。

「アア……」
 斉藤は喉の奥から絞り出すような短い声を出すと、蕩けた顔のままフラフラと席に戻り、適当に並べられていた椅子に
ストンと腰を落とした。

(続)



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