- チェスターコート part4
8 :ノーブランドさん[sage]:2021/02/18(木) 20:07:09.16 ID:3NzHqTLK0 - 紳士服で最も大切なのは仕立て(採寸、裁断、縫製、癖取)だけど、これをこなすには今のところハンドメイドのフルオーダーしかないよ。
ハンド、と言っても総手縫いじゃなく用途次第でミシンは使うけどねw いわゆるパターンやイージーのマシンメイドはハンドと根本的に違うのでおすすめしない。 生地に拘るのは仕立てのあとでいい。 高品質なウールは艶で並のカシミアを凌ぎ、耐久で遥かに凌ぐ。その上カシミアよりも入手しやすい。 デリケートな生地を誇るのはどちらかといえば婦人服の領域かな。機能上の要請がない限り、紳士服はなるべく頑強に作るのがテーラーリングの基礎なので。
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9 :ノーブランドさん[sage]:2021/02/18(木) 20:12:44.04 ID:3NzHqTLK0 - カシミアで仕立てるならハンドメイド推奨
マシンだとカシミア生地の柔らかな風合いが殺される上に曲線がうまく出ない カシミアの光沢って身体に沿った綺麗な曲面でなきゃ活きないし、柔らかさは着心地や持ちにも影響する だから良い生地で安い仕立てより、生地で妥協しても仕立て優先が鉄則 あと耐久無視ならイタリア生地もいいですが、10年以上持たせたい場合は国産か英国のほぼ二択になります 国産は(質のわりに)求めやすいのでおすすめ
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10 :ノーブランドさん[sage]:2021/02/18(木) 20:17:08.49 ID:3NzHqTLK0 - 凡庸な生地は仕立て次第で化けるけど、それなりの仕立てじゃどんなにいい生地もそれなりの服にしかならない
繊細で高価な生地の場合、風合いを活かせず宝の持ち腐れ 目も当てられん 満足してる人はそれでいいが、これから作る人には生地本位の服は勧めない
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11 :ノーブランドさん[sage]:2021/02/18(木) 20:23:34.47 ID:3NzHqTLK0 - >>942
基本的にはそう。 カシミアにも紡毛梳毛、目付、撚りの差で種類があるけど、総じて良し悪しの幅がウールより大きい傾向にある。 高価なスパンカシミア生地は艶もよくウールにも劣らない強度がある反面、妥協した価格のカシミアだと艶はウール並で耐久はより安価なウールにも劣る、なんて事がザラにある。安価な紡毛コートは特に地雷率高し。 前者のカシミアは仕立てると数十万は下らないです。 それなら細番手で目付が豊富なウール生地を選んだ方が見た目実用性ともに満足出来ると思う。
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