- ようやく、しおらしくなってきた韓国GP1
462 :音速の名無しさん[sage]:2010/11/28(日) 15:13:28 ID:o8kUWs6t0 - F1:韓国GPが残したもの
利益はすべて英国企業に流れ、残ったのは巨額の赤字 4000億ウォンの工事費用が全羅南道に重くのしかかる 当初見込額の2倍に膨れ上がり、そのほとんどは借金 年内の利払いだけで150億ウォン 「マネジメント社による放漫運営」という指摘も 業者の選定過程で浮上した問題も無視 支出の内訳報告されず 全羅南道霊岩郡三湖邑三浦里。海を埋め立てた4.5平方キロの干拓地は、面積がソウル・汝矣島の1.5倍ほどある。 この干拓地のど真ん中に、 1.85平方キロの巨大サーキットが存在する。これが今、問題となっている 「コリア・インターナショナル・サーキット」だ。その荒涼とした風景には、 5.6キロのコースと観客席11万8000席が 堂々と横たわっている。 このサーキットでは先月、世界最大規模の自動車レース、フォーミュラワン(F1)韓国グランプリ(GP)が開催された。 駐車場もなく、人家もまばらな田舎だが、最高速度が時速320キロにもなる高性能のレースカー24台が、 鼓膜が破れそうなほどのエンジン音を響かせ、15万人もの観客を熱狂させた。 しかし、大会が終わって3週間が過ぎた今、この巨大サーキットは静寂に包まれている。 F1大会を開催するために総力を挙げた全羅南道は、さまざまな後遺症に苦しんでいる。 車のエンジン音が聞こえなくなる以前から、レースの開催をめぐっては数々の疑惑が取りざたされ、 これを徹底的に解明するため、監査院と全羅南道議会が監査に乗り出した。 http://file.chosunonline.com//article/2010/11/28/036539494504898545.jpg 先月24日に霊岩で開催されたF1韓国GP決勝は、大会運営や経済面など、多くの点で課題を残した。 /写真=キム・ヨングン記者 ■今大会は赤字だけで400億ウォン 当初予想された通り、大会が終わってみると赤字だった。開催前に提出された報告書によると、 初年度には70億ウォン(約5億2000万円)の黒字が見込まれていたが、結果は正反対だった。 スポーツマーケティングを研究するある学者は、「F1はどこで開催されても例外なく赤字になる。 黒字予想はあまりにも非現実的」と指摘した。
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463 :音速の名無しさん[sage]:2010/11/28(日) 15:14:53 ID:o8kUWs6t0 -
大会組織委員会は、今回のような「F1コリア・グランプリ」(大会の公式名称)を開催するのに生じる赤字を、 およそ400億ウォン(約30億円)前後と見込んでいる。F1を運営するFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)に対し、 大会開催の見返りに当たる「開催権料」として330億ウォン(約 24億3000万円)を支払い、 さらに中継権料110億ウォン(約8億1000万円)、それ以外の運営費として150億ウォン(約11億円)を支払うなど、 合計600億ウォン(約44億2000万円)もの支出があったのに対し、収入はわずか180億ウォン(約13億3000万円) ほどにしかならなかったからだ。 大会前に740億ウォン(約54億6000万円)の収入を見込んでいた組織委員会は、完全に押し黙っている。 564億ウォン(約41億6000万円)を目標にしていたチケット販売も、実際に売れたのはその半分以下だった。 1ブース当たり1億ウォン(約730万円)から2億ウォン(約1460万円)、総額で89億ウォン(約6億5300万円) の収入を目標としていた企業ブースも、実績はわずか9ブース。58億ウォン(約4億3000万円)を当て込んでいた 大会スポンサーも見つからず、29億ウォン(約2億1300万円)の収益を期待していた放送中継権料は、 KBSにテレビ広告を出すという条件とともに、予想をはるかに下回る16億ウォン(約1億1700万円)で契約せざるを得なかった。 こうした中で唯一収益を上げたのは、英国人のバーニー・エクレストン会長率いるFOMだけだ。 FOMは今回の韓国GPを通じて開催権料、世界各国からの中継権料、サーキットでの複数の広告料など、 最低でも600億ウォン(約44億円)以上の利益を手にし、韓国を後にした。 述べ15万人に達した来場者のうち、外国人は大会関係者を除いてわずか5000人にとどまった。 ただし、大会前には3万5000人と予想されていた。 F1特別取材チーム 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2010/11/28 12:26:06 http://www.chosunonline.com/news/20101128000023 http://www.chosunonline.com/news/20101128000024 http://www.chosunonline.com/news/20101128000025
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464 :音速の名無しさん[sage]:2010/11/28(日) 15:15:51 ID:o8kUWs6t0 - ■事業費の負担が全羅南道財政に悪影響も
これらの負担に加え、工事費用も重くのしかかる。当初は3400億ウォン(約249億円)と見込まれていた工事費用は、 実際に工事を行う中で追加の費用が発生し、最終的には4000億ウォン(約300億円)にまで膨れ上がる見通しだ。 F1大会に合わせて行われた会場までの道路整備にも、国家や全羅南道から550億ウォン(約40億円)の費用が投入された。 事業費は国からの528億ウォン(約38億7000万円)、全羅南道からの1232億ウォン(約90億2000万円)、 F1大会運営法人の「コリア・オートバレー・オペレーション(KAVO)」から、プロジェクト金融として融資を受けた 1980億ウォン(約145億円)などで充当された。 地方債や銀行からの融資に対する利払いだけでも、年間150億ウォン(約11億円)以上を返済しなければならず、 また2012年から始まる元金の償還により、F1大会は毎年、全羅南道の財政に300億ウォン(約22億円)以上の 赤字を計上させるものと予想されている。 工事費用も、2006年の報告書では2000億ウォン(約147億円)程度と予想されていたが、 実際はその2倍近くにまで膨れ上がった。全羅南道よりも先にF1大会の誘致に名乗りを上げていた慶尚南道も、 工事費用として2000億ウォン前後を見込んでいたことから、建設業界では「後味が悪い」という声も聞かれる。 サーキット設計を担当したドイツのティルケ社に支払った費用も、「水増しされた」との指摘が上がっている。 KAVOは今回、ティルケ社に設計代金として200億ウォン(約14億7000万円)以上を支払った。 しかし以前、慶尚南道昌原でF1サーキットの建設に向けてティルケ社と交渉を行った建設業界のある関係者は、 「当時(05年)は30億ウォン(約2億2000万円)以下で設計を請け負うことで仮契約を結んだ。 5年で7倍も跳ね上がるなど信じられない」と語る。 http://file.chosunonline.com//article/2010/11/28/279687822727811381.jpg
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465 :音速の名無しさん[sage]:2010/11/28(日) 15:17:57 ID:o8kUWs6t0 - http://file.chosunonline.com//article/2010/11/28/873772828440944507.jpg
■ベールに包まれた組織「KAVO」に振り回された全羅南道 今大会を主催したKAVOは、全羅南道(28%)、施工社のSK建設(25%)、韓国自動車レース協会の チョン・ヨンジョ会長が立ち上げたMブリッジ・ホールディングス(17%)、全羅南道開発公社(15%)などが 主な株主となっている。全羅南道と開発公社は、合計43%の株式を保有する筆頭株主だが、 KAVOが行う事業内容についての情報は一切公表されなかった。 KAVOの運営は、 F1大会誘致に決定的な役割を果たしたチョン会長が独占的に行った。また、KAVOを構成する 30人余りの役員のうち、全羅南道から派遣された職員は一人もいなかった。全羅南道F1大会支援本部 運営企画チームのリーダーを務めたキム・ソンホさんは、「巨額の税金が投入されたにもかかわらず、 支出の内訳や現状、進行状況などについて、まともな報告は一切なかった」と語る。 全羅南道庁公務員労働組合のイ・ソクホ委員長は、「今回のF1大会は巨額の血税が投入されたにもかかわらず、 放漫な運営が行われた。この問題に対しては、徹底的に検証しなければならない」と主張する。 全羅南道のパク・ジュンヨン知事も、「KAVOのように不透明な組織が存在することは、 今後のF1 大会運営において決して望ましいことではない」として、徹底した調査を行うよう指示した。 工事代金の管理は、ほとんどがKAVOによって行われた。契約書には、「装備の使用や工事を担当する 企業の選定は、すべてKAVOの承認を受けなければならない」という条項が記載され、業者の選定に当たっては、 問題を指摘する声も多かった。 韓国のある電子機器メーカーは、今回のサーキット建設工事で施工社側と 契約を交わし、すでに作業に着手していたが、KAVOが「韓国企業では困る」などとクレームを付けたため、 作業を中断した。同メーカーの関係者は、「事実上同じ機械を使うため、45億ウォン(約3億3000万円) もあれば工事が可能なはずだが、KAVOが外国企業に工事を依頼したため、 100 億ウォン(約7億3000万円)もの費用がかかった」と語る。
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466 :音速の名無しさん[sage]:2010/11/28(日) 15:18:43 ID:o8kUWs6t0 - Mブリッジ・ホールディングスがKAVOに出資した102億ウォン(約7億5000万円)の多くは、
F1サーキットの工事を委託するという条件で、中小の建設会社に出資させたものだ。 ところが実際には工事を受注できなかったある建設会社が、KAVOに対して出資金の返還を求め、 今も激しい摩擦が起きている。 Mブリッジ・ホールディングスのチャン代表は、かつて金大中(キム・デジュン)元大統領の秘書を務めた人物で、 また金大中政権では大統領秘書室民政行政官を務め、パク知事とも親しい間柄とされている。 そのため、全羅南道がF1の誘致を決めたのも、「道知事とチャン氏が親しかったのが大きな理由だ」という指摘もある。
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468 :音速の名無しさん[sage]:2010/11/28(日) 18:42:30 ID:o8kUWs6t0 - ところが中止すると違約金をさらにむしり取られる契約なんだそうな
しかも7年分前払い済みの供託金もボッシュートになる
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