- チラシの裏 12
273 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 00:58:25 ID:Xf3v0JzA0 - 思い返せば酷いことをした。
残ったのは虚無感。 まったく静かで、平穏で、何もない。 ここはあまりにも底冷えして。 とても無理だと思う。
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274 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 01:29:54 ID:Xf3v0JzA0 - あの頃のそれ。
埋めた気持ち。 墓から死体と一緒に掘り起こされた。 腐った体と気持ち。 酷い臭いだった。 継ぎ接ぎの皮を被ったから化け物だった。 気持ちも繋ぎ合わせた。 盗んで奪ってコピーしたそれで。 継ぎ接ぎの体と心。 歩く度に崩れ落ちる。
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280 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 03:20:15 ID:Xf3v0JzA0 - 好きだから、気が狂う。
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281 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 03:33:21 ID:Xf3v0JzA0 - 世界の中心で、愛をさけぶ
ずっと昔の記憶。 笑える俗物だった。 今は違うものを見ている。 世界の外側でそれを囁いていたが、中には聞こえないようだ。 外側の世界も幻想だろうか。
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282 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 03:39:56 ID:Xf3v0JzA0 - こんな仕打ちはない。
殺されたいくらい好きなら、心を殺されるのが当然の成り行きなのか? 岸にたどり着く前に、船は沈んでしまった。 ただでも難しいのに、盲目で夜の海は泳げない。
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307 :恋人は名無しさん[]:2009/01/02(金) 21:50:47 ID:Xf3v0JzA0 - 助けてほしいわけじゃないけど、
いなかったら本当に無理だと思う。 お願いだからいなくならないでほしい。
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310 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 22:02:43 ID:Xf3v0JzA0 - 寝ていますよ。
こうなってから毎日10時間12時間・・・ 面倒ばかりごめんなさい。 あなたがいないとどうしても無理です。
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314 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 22:28:07 ID:Xf3v0JzA0 - お前が見せたものはすべて幻想か?
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318 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 22:48:21 ID:Xf3v0JzA0 - 闇の中を這い回るように低く飛ぶ黒い鳥。
このまま光が薄れていくなら、空と陸の境目さえ見えなくなる。
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320 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 22:59:54 ID:Xf3v0JzA0 - 紙切れの金で自分の世界は掴めても、人の心は掴めない。
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322 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 23:19:29 ID:Xf3v0JzA0 - 荒廃した街の廃屋の中で待ち続ける。
柱が腐り屋根が崩れ落ち、風化して跡形もなく 消え去るまで待ち続けても、気持ちが消えることはない。 哀しみは黄金のように毒々しい色を湛えて、永遠にさび付かない。
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323 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 23:27:28 ID:Xf3v0JzA0 - 「変われるの?」
そう聞かれて、答えられなかった。 銅を黄金には変えられない。 錬金術など幻想なのだ。
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324 :恋人は名無しさん[sage]:2009/01/02(金) 23:46:40 ID:Xf3v0JzA0 - その人は知らない。
それが彼の成長を妨げる原因だと誤解しているから。 彼は本当に、彼女がいなければ死んでしまうのに。
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