- イギリス総合 Part.2
607 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2020/06/14(日) 17:46:45.99 ID:dY08PfJA - 南京条約
アヘン戦争の結果、1842年イギリスと清の間で締結された条約。 清が香港の割譲と5港の開港などを認め、開国した。 また付則の五港通商章程、追加条約の虎門寨追加条約を含めて南京条約といい、 関税自主権の喪失、領事裁判権の承認、片務的最恵国待遇という不平等条約であり、 中国の半植民地化の第一歩となった。 アヘン戦争の講和条約。南京の長江上に碇泊していたイギリス軍艦コーンウォリス号上で イギリス全権ポテンジャーと清国全権の間で締結された。 13条からなるが主要な内容は次の6項目。 1.両国は平和親好を維持し、互いに生命財産の保護を受ける。 2.中国はアヘンの賠償金600万ドル、戦費1200万ドル、中国商人の負債300万ドル、 合計2100万ドルをイギリスに支払う。 3.広州、福州、厦門、寧波、上海の5港を開港し、イギリス人家族の居住を許し、 イギリスの領事の任命を認める。 4.香港島を永久にイギリスに割譲する。 5.公行を廃止し、どの商人とも欲する貿易が出来る。(海禁政策が終わり、自由貿易となる) 6.従来中国が勝手に定めていた関税は一定(従価5分)とする。(関税自主権の放棄) 付則と追加条約 本条約は翌1843年に批准され、それにもとづいて同年6月に 五港通商章程で領事裁判権(治外法権)を認め、10月に虎門寨追加条約で最恵国待遇が認められた。 香港島はイギリスに永久譲渡されたので 1997年に香港島を中国へ返還する必要は無かった。 しかし、中国側が50年間「一国二制度を守る」とサインしたので イギリス側は中国に香港島も返還した という経緯がある。 万一、中国が香港の一国二制度を反故にしたら 中国がイギリスに嘘をついたことになる。
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