- スペイン
387 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2017/10/13(金) 22:18:38.67 ID:k7nfJIaN - http://www.spainnews.com/news/
◆ユンケル委員長:EUのカタルーニャ問題への介入の可能性を再否定 2017年10月13日(金) カタルーニャ州政府は、これまで幾度かにわたって独立問題についての仲介役をEU政府に依頼しているが、EUはこれを拒絶する姿勢を維持している。 先日、10月10日に行われたカタルーニャ州知事による独立宣言を含めた演説においても、「カタルーニャ問題を、EUがEUの問題として取り上げるべきである」と主張したが、 これについてユンケルEU委員長は、EUが同問題に介入することは、少なくともスペインの中央政府がそれを要請しない限りはあり得ないことを、改めて通達した。 また、委員長は独立問題について次のようにコメントした。 「カタルーニャの非合法なプロセスで進められてきた独立を認めるような事になれば、その他にも次々に独立問題が持ち上がり、15年後にはEUは98か国で構成されるに至るであろう。 EUは28か国だけでもなかなかまとまらないのが実状であり、これが27か国に減ったからと言って、まとまりやすくなることは無いが、98か国にもなれば全く機能しなくなるだろう。」 ◆カタルーニャ独立派政党による虚言が露わに 2015年、選挙運動の中でアルトゥール・マス元カタルーニャ州知事は、カタルーニャが独立してもこの地から金融機関が立ち去るようなことは無く、 それどころか、この地から追い出されることが無いよう競って努力するだろうと、笑顔いっぱいで大言したのはまだ記憶に新しいが、 それから2年経ち、独立プロセスが進められてきた今、カタルーニャの主要銀行であるカイシャバンク、サバデル銀行の2行が、すでにそれぞれバレンシア、そしてアリカンテへと避難し、 大手企業が続々とそのあとを追っている。 このままでは、その場から動きようのない零細企業や公的事業とつながりのある企業しか残らず、カタルーニャの生産性は地に落ちるのが目に見えている、 とカタルーニャ企業連副会長のカルラス・リバドゥーラ氏は言う。 現時点でカタルーニャ産の商品は、その43%がスペイン国内のその他の地方で消費され、また月額にして60億ユーロ分のカタルーニャ製品が海外輸出されているが、 その内の64%がEU諸国向けとなっている。 ところが、カタルーニャが万が一独立するような事になれば、同時にEUから脱退する事となり、 これによりスペインを含め、EU諸国全てとカタルーニャとの間に経済面におけるバリケードがはられ、EU諸国によるカタルーニャ製品に対する一種のボイコットが始まるため、 孤立したカタルーニャの経済は大打撃を受けるであろう、と同氏は指摘する。
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