- 仙道総合21
20 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2022/07/27(水) 12:30:22.96 ID:nYIVTMhy - 巷にある仙道関係の理論は親切なウソで固められている。
群盲ゾウを撫でる、という言葉があるが、五感を超えた気の世界を 判り易くエネルギーとして解釈したため群盲同士が注釈に注釈を重ね 判り易いが劣化理解した体系にまとめてしまったのが、現在流通している仙道理解。 高藤仙道はその典型。 高藤氏は仙道を「科学」したがニュートン物理の世界観へ行ってしまった。 本当は量子力学的世界観を気の感覚を使って体験する方へ行くべきだった。 ただ物理学も還元主義を経てから統合的パラダイムに進んだので 必要なプロセスだとは思う。 太極図を示した時、ニュートン物理の旧パラダイムだと「陽気」を主語にして 太極図の構造論を展開する。 アインシュタイン以降の物理学的パラダイムでは、陽と陰は切り離すことが 出来ず常に相対的な関係性で全体が同時に記述される。 そしてニュートン物理では原爆もタイムマシンも出来ないがアインシュタイン以降 では可能。 これは気の世界でも同じで、陽気強化だと気功生理学の常識の範囲内で しか効果が出ないが、これに仙道ファンタジーを無理やりかぶせたのが 現在出回っている多くの仙道理論。 で、そうでない方はどうかと言うと、やり方が違うのではなく常に全体性への 理解を深めていくのが本来の仙道。 タオでいう「道」とか太極図全体を気とする考え方。 個を超えた全体性への理解を「悟り」とするのなら途中からではなく 最初から全体性への理解=悟りと気の進化が一体なのが本来の仙道。 実際に体感する方法を書いておくね。 気の感覚の判る人は手のひらを向かい合わせて気のボールを作る。 この時に手のひらの内側に意識を向けて気のボールを安定強化する。 これが気功的意識の遣い方、普通はこの意識の遣い方で仙道もしている。 では全体性を意識した気の遣い方は、というと。 気のボールを作るところまでは同じ、安定強化の仕方が違う。 意識を手の平側だけでなく、外側、甲の方にも置く。 すると外側にも気を感じて内外の気感の違いが判るはず。 この手で作った円はそのまま太極図を表す。 その構造を説明すると、エネルギー的には内側が陽で外側が陰 空間的には内が陰で外が陽。 陽のエネルギーは陰へ向かう→陽が陰行。 陰のエネルギーは陽へ向かう→陰が陽行。 つまり意識を広げるだけで自動的に循環し始める。 感覚としては手の内外に均等に意識を広げてその差を感じ取る。 最初は微妙だった内外の気感の違いが明確になり内側は陽の性質で強化 外側は陰の性質で外に向かって拡がり双方ともに、自動的に循環強化される。 この後は意識の全体性を保つことで気のボールを維持できる。 この感覚を身体全体で行うために丹田に感覚の基盤を作るのが築基で その起源は道教の経典にある「坐忘」 もともと道を感得し意識の全体性を深め、同時に気を進化させるための実践法だった。 それがいつの間にか「陽気」が注目されてその操作、強化法になったのが今の仙道。 だから本来の仙道は、現代風の言葉で言えばワンネスを悟り それによって気が進化する仕組み。 気で悟り、それで気がまたバージョンアップする、相乗効果になっている。 少し過激に書いたが、野良情報なので自分で確かめて自己責任でね。
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