トップページ > 超能力 > 2018年12月23日 > tPnRQt/R

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名無しさん@お腹いっぱい。
愛媛の脱走犯を超能力で探すスレ

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愛媛の脱走犯を超能力で探すスレ
60 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2018/12/23(日) 21:23:51.26 ID:tPnRQt/R
打製石器は、旧石器時代に使用されていた道具。石を削ることでとがらせ、武器やナイフのように使用していたようです。
そんな打製石器を自分で作るためのガイド本です。まず、主な材料となるのは黒曜石。おお、黒曜石。そのかっこいい言葉の響きと、
石なのに透明感のある輝きを持っていて、歴史の教科書に載っていたのを覚えています。そして、次に用意するのは鹿の角。
こちらは黒曜石を削るハンマーの代わりに使用するので、大きめのものが良いようです。ここまで読んで、「無理じゃない!?」と早々に諦めがよぎりかけます。
黒曜石と鹿の角、現在、これをいきなり準備できる方は、相当に恵まれた打製石器作りの環境にあると言っていいでしょう!
しかし、手に入らなくても大丈夫。ちゃんと「鹿角を手に入れるのが難しい方に」というページもあり、市販の銅の棒などを使って代用できることが紹介されています。
黒曜石については、ガラス瓶の底でもいいのですって。実は打製石器作りは各地の歴史資料館などで体験イベントとして催されたり、意外と身近に体験できる機会もあるようです。
教科書から抜け出してきたような打製石器。けれど、このご本は歴史の通りに作ることを目指してはいません。
あくまで、21世紀の今、できるところは便利に、打製石器作りに取り組みます。しかし、現代であってもなおいや、これは現代だからこその注意事項が本文1ページ目から掲げられます。
「必ずゴーグルを着けること。失明します」。石器を削った破片はとても細かく鋭いので、とにかく要注意と繰り返し語られます。
その他、準備物の解説に「皮手袋(しても手は切る)」とコメントがあったり、「ソフトハンマーが左足にめっちゃ当たるのであざだらけになる」と記されており、
さらにその横に「が、むしろ足ごと叩く勢いで割る!」と続いているあたりで、慎重さと大胆さの共存が必要な、ダイナミックかつハードな作業なのではと、
ものすごく淡々とつづられる打製石器作りページを見ているだけで、なんだかどきっとしてきましたよ。今まで打製石器について考えたこともなかった人間が、
これ1冊でいきなり完璧な打製石器を作るのは難しいかもしれません。けれど、例えば「失敗図」だけでなく、
「大失敗図」が並んでいたり、とにかく1回自分でやってみて、そのあとに読んだら「そうそう、ここでつまづいた!」と激しくうなずけるタイプのご本ではないでしょうか。
「実際に使用できる石器、現代の道具も使用しながら素人がなるべく使用に耐える石器を作ることを目標とした」と書かれています。
とはいえ、現代生活のなかで、わざわざ石器を作らなくても、その代用になるものはたくさんあります。それでもあえて、こんなにも手間暇と、
時に文字通り身を削って打製石器作りに取り組んでいらっしゃるのを読むうち、私はいつのまにかその解説の一つ一つの向こうに、200万年前の生活を思い浮かべていました。
黒曜石と鹿角はきっと昔だってなかなかレアな素材だったんじゃないかしら。細く石を剥ぐ技術を駆使して、自分の思い通りに仕上げたら、とっても愛着のわく道具になったでしょうね。


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