- 炎の少女チャーリー [無断転載禁止]©2ch.net
101 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2016/04/22(金) 07:32:55.32 ID:ek4cDqaF - 【モニター室】
所長が駆け込んでくる。 所長「何事だ?」 監視係「父親が…、目覚めました!」 所長「そんな馬鹿な!?十分な麻酔を施した筈だ。」 所長は監視モニターを見た。今まで見たことのない笑顔のチャーリーと父親、あり得ない体勢で固まっている研究員。 所長「まずいな…。」 スピーカーに耳を傾ける。 「私、パパに言わなくちゃならない事があるの…。パパとの約束を破っちゃったの。力を沢山使っちゃった…。ごめんなさい。」 「仕方ないな。これから2人でここから出る為には、チャーリーに力を使ってもらうしかないし、多目に見よう。」 「よかった。もしパパに嫌われちゃったらどうしようかと思っていたの。ここから脱出するのね。力を使ってもいいのね。」 「ああ。今回は許そう。邪魔する奴には容赦しなくてもいい。」 所長はマイクを取る。 所長「チャーリー、マクドナルドさん、早まらないでくれないかな。」 スピーカーからの声「おじさん、このまま行かせてくれない?」 所長「それは無理な相談だよ、チャーリー。」 スピーカーからの声「何で?力はたくさん見せてあげたじゃない?もういいでしょ?」 所長「だからなんだよ。君の力を知った今、もう元の生活に戻ることはできないんだよ。君はとても危険な子なんだ。」 スピーカーからの声「そんなの私のせいじゃないわ!」 所長「マクドナルドさん、君からも娘さんを説得してくれないかね? 今の娘さんは2年前とは違う。貴方が思っている以上に危険な存在なんだ。」 スピーカーからの声「チャーリー、どういう事だ?」 スピーカーからの声「わからない。どんどん力が強くなってるの…。」 スピーカーからの声「まあいい。出してくれないなら、力ずくで出るまでだ。」 所長「交渉決裂だな…。」 所長「最終処分だ。」 所長は保護パネルを割り、非常ボタンを押した。
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