トップページ > 超能力 > 2016年04月15日 > AZUi101h

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名無しさん@お腹いっぱい。
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炎の少女チャーリー [無断転載禁止]©2ch.net
80 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2016/04/15(金) 22:09:08.88 ID:AZUi101h
【チャーリーの部屋】

所長と若い女性研究員、チャーリーの3人でトランプをしている。
以前のチャーリーは、常に相手のカードが勝手に見えてしまい、ゲームにならなかった。
念力放火を制御できるようになるのと同時に、他の能力も制御できるようになったらしく、今では『見たくない』と考えると透視能力を止めることができるようになった。

その時 部屋の明かりが消え、室内は真っ暗になった。

所長「停電か? まぁ、すぐに点くだろう。非常用電源があるからな。」
女性研究員「そうですよね。」

1分が過ぎたが、電気は復旧しない。

所長「おかしいな。もういい加減点いてもいい筈だが。」
女性研究員「…。」
チャーリー「駄目みたい。非常用電源、壊れてるよ。今修理を始めたわ。」
所長「どれくらいで直るか判るかな?」
チャーリー「30分〜1時間くらいって言ってる。」
所長「仕方無い。待つか。停電では電子ロックを開けることができないからな。」

チャーリーの部屋のドアは電気式鍵でロックされている。IDカードを読み取り装置にかざして解錠するのだが、停電のため動作させられない。そしてここが唯一の出入口である。

1時間が経過した。まだ電気は復旧しない。

女性研究員「まだかしら…。」
チャーリー「まだかかりそうだって。」
女性研究員「今日はデートなのに、困ったわ…。6時にセンタープラザなの。」
チャーリー「そのペンダントの写真の人? もう来ているわ。」
女性研究員「もう来ているの? 早いわね。」
チャーリー「お姉さんも早く行かなくちゃ。今日は大切な日になるわ。」
女性研究員「大切な日? どういう事?」
チャーリー「行けばわかるわ。お姉さん、行きましょう」

チャーリーは女性研究員の手を取って、ドアの前まで歩いていった。

チャーリーは読み取り装置に手を触れた。

チャーリー『お願い、カギを開けてちょうだい。』

♪カチャリ。カギが開いた音がした。

チャーリー「お姉さん、早く!」
女性研究員「チャーリー、ありがとう。」

女性研究員は走っていった。



その日、女性研究員はボーイフレンドからプロポーズを受けた。
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81 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2016/04/15(金) 22:39:59.91 ID:AZUi101h
チャーリーがThe Shopに軟禁されて2年が経とうとしていた。超能力実験は計画表通りに進んでいた。チャーリーの強大な念力放火能力に対応すべく、新実験室の建設も進められた。来週、新実験室で久しぶりの念力放火実験が行われる。

そんな中、チャーリーは夢をみた。

父「チャーリー、騙されてはいけない。みんな敵だ。騙されるな。」

チャーリー「パパ!? どういう事?」

父「ここに味方はいない。それだけは忘れるな。」

チャーリー「パパ、わかったわ。いつパパに会えるの?」

父「わからない。でも諦めるな。パパを思い出せ。いつも一緒だ。」

チャーリー「うん。パパ…。」

チャーリー「会いたいよう。会いたいよう。」

ここでチャーリーは目が覚めた。


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