- 超能力について学術論文を書こうと思う2
775 :検証家[sage]:2010/10/20(水) 01:07:54 ID:MZfzuQNW - ↑ 放送を観ていない私が解釈を加えるのに限界はあるが、放送からは判断が難しいのはその通りである。
不正があってもなくてもそれを見抜く眼力が制作者にあるかは別問題だ。映像スタッフはトリックの専門家ではない。 実験者が清田氏にスプーンを渡し、切断されるまでノーカットで撮られ編集の余地はなかった。から本物であるといいう理解でいいか? 要件を満たすには 1 実験者が被験者とグルでないこと(当たり前すぎるが希にありうる。視聴率優先やノルマ達成、自己の宣伝のため) 2 実験者が用意したスプーンをスタッフがすり替えないこと。実験者はスタッフを信じて「これを曲げてもらいます カッパ橋で買ってきた 高級品です」と言ってスタッフに見せる。悪意あるスタッフはそれを仕込みスプーンとすり替える。実験者は気づかない。 3 ノーカットで撮ること。冗長だが最低限必要だ。編集時にもそれが分かるような仕組みをつくること。 4 関係者に悪意があろうが、それを防ぐ手段をとること。1〜3とダブるが清田氏側が仕組めば実験者が手に入れた同じスプーンを用意できる。 何らかで「仕込みスプーン」が実験者の手元に渡れば、以後の成果は瓦解する。 4はマジックでよくやる手である。例えば「スプーンは硬くないと実験になりませんね、それならXX製作所の△△がいいらしいですよ」 と1週間前に情報を入れておく。そして買うだろう数種類のスプーンを仕込んで用意しておく。 後はすり替えのチャンスを窺うのだが、入室してからではマジシャンが監視していて無理である。 しかし監視の前に誰かの手ですり替えが終わっていたらどうだろうか。 清田側の人間が実験の前に現れ「どんなスプーンを使うんですか、清田は硬いほどよく曲がると言っているので見せてくれませんか」 とでも言ってすり替えることは不可能ではない。 疑ったらキリがないが、常に性悪説で進行させるべきである。 放映ではノーカットで切断は成功した。しかし直前に清田氏の「友人」にスプーンを見せていた。見せただけなので 撮ってもおらず視聴者にも伝えてない。私ならそのときにすり替える。
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776 :検証家[sage]:2010/10/20(水) 01:51:20 ID:MZfzuQNW - マジックはさりげない動作や器具、関係者で仕込むことができる。重要な役目をしているのが演目を運ぶ助手である。
助手はただ演技者に道具を渡すだけに過ぎない動作をしているようで、瞬時に仕込んでいることがある。単なる"お手伝いさん"ではないのだ。 多様な組み合わせで"騙す"のがマジックである。そして学者はマジックに疎い。真実を知るのが得意なら裁判官は全てのマジックのネタが分かると いうことになるが、学者も裁判官もその分野には疎い。 一週間とか一ヶ月とかかなり前に仕込むことがある。ニセ霊能者がスタッフを使って調査し本番で「お見通し」を演じるのは常套手段である。 だから実験者が用意するスプーンは買ったら(買う時点で仕込むことも不可能ではない) 清田氏に渡すまで非公開が原則なのである。 実験者がそれを分かっていても「私は清田の友人の田中ですが、当日と同じスプーンで練習しないと曲がらない鴨と言ってます どんなスプーンを使うか教えて下さい」と助手に言って情報を得ることもできる。警戒心のない助手は「ハンズで売っている一番硬いヤツですよ」と漏らしてしまう。 「田中ですが、同じ物を買ってきました。ほんとに同じ物か確認したいのですが見せてくれませんか」と再度警戒心のない助手に懇願する。 あ、同じ物ですね、とすり替えればいい(簡単ではないが一度でも渡したら可能である) そういう放映されない「仕込み」まで配慮する必要がある。ドキュメント専門会社が作り、ヤラセもなくノーカットで切断したから本物である。 と言えるのか? このカキコをみて、そんな手もあったかと思う人もいるはずだ。もちろん推測だがそれらを排除する仕組みを問うているのだ。
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777 :検証家[sage]:2010/10/20(水) 02:47:17 ID:MZfzuQNW - 私が超能力関係の過去の実験例をあまり知らないと非難する人もいるが、一次ソースに当たっても「端折って」書かれていたら価値がないのである。
上記でスプーン切断のトリックの可能性を挙げたが、この場合なら ノーカットで力も加えず切断した映像が事実であったとしても、それ以前に仕込んだのなら放映もされず、実験者ですら すり替えの事実は知らされないままとなる。つまり視聴者を含む誰もがトリックを本物と誤認したことになる。 そして「科学者が実験しマジシャンが立ち会い、ドキュメント専門会社が制作しヤラセもなくスプーン切断は成功した それは現代の科学からは推し測れない想像を超えた事象をとらえた唯一の驚愕映像である。本当の超能力がそこに映っているのだ」 と書かれるだろう。 しかし しかしである。何らかの方法で実験以前にすり替えが済んでいればすべては崩壊する。 私が測定器に拘るのは、そういう恣意やトリックを排除できるからである。原著にもあたらない者が・・・などと非難されるが 十分な精度の測定器のない時代と、風化された実験レポを読んでも超能力解明には貢献しないのだ。ましてやこのスプーン切断の話でも分かるように 既述されない「裏話」に真実が潜んでいる可能性もある。それらを端折ったダイジェスト版をみてもあまり意味がないのである。 こう書くと、妄想とかコジツケとか言われるだろうが、トリックの排除を完全にしないと超能力の証明にはならないのだ。 これが中立派の見解である。映像は本物だ〜と盲目的に肯定するのは危険である。その裏まで洞察しなくては真実に迫れない。
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