- 【桂正和】エロパロ総合スレ
669 :名無しさん@ピンキー[sage]:2016/12/30(金) 20:29:30.84 ID:Xe6nbMRN - 661の続きです。
見えそうで見えなかった部分が露わになる瞬間に期待を膨らませ、目をギンギンに光らせ生唾を飲む男たち。 ……だが。 『バカヤロー!!!』 突然聞き覚えのある声が響き渡り、ハッとなって目を見開くシャドウレディ。 それはアイミが恋い焦がれる相手ブライトの声であった。 『ハダカをさらけ出して!!何やってるんだ男たちをからかうのがそんなに楽しいのか!もっと自分を大切にしろ!!』 ブライトの声は続けて彼女を叱りつけてくる。 勿論ブライトは寺院にはおらず、不思議な力を持っているわけではない。 その声は周りには聞こえず彼女の頭の中だけに直接語り掛けてくるようであった。 それはいつでも抜け出せるのに、罠に嵌ったフリをして男たちをからかっていたシャドウレディ自身が、自分を律する為の言葉だったのかもしれない。 「…………」 事あるごとにブライトに自分の行動を諫められてきた彼女は、また怒られてしまったような気がしてきて冷静になり始める。 「いけない……いけない……こんなおふざけをするために来たんじゃなかったわ」 すっかり興醒めしてしまった彼女は、どこか恥ずかし気であった。 「えっ!?」 完全に罠に嵌ったと思っていた男たちは、驚きと失望が入り混じったような表情に変わっていく。 「あら……ガッカリしないで、裸がみたいんでしょ?見せてあげるわよ」 男たちをからかうのは止められないのだろう。 不敵な笑みを浮かべた彼女は男たちを切れ長の美しい目で見据える。 「おぉっ!!」 シャドウレディからの意外な言葉に、一度冷めた空気が一気にヒートアップする。 夢にまで見た美少女の裸体を見逃すまいと、身を乗り出して凝視する男たち。 あまりに予想通り過ぎる反応に、思わずクスッと笑ってしまうシャドウレディは、男たちの視線が集まっている事を確認すると静かに目を閉じる。 「リフレッシュアーップ!!」 そう叫ぶとシャドウレディの身体から眩しいばかりの光が発せられ、その場の誰もが強烈な光に目を背ける。
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670 :名無しさん@ピンキー[sage]:2016/12/30(金) 20:30:30.93 ID:Xe6nbMRN - 「うわっ!……何だ!!……何が、何が起きている!?」
期待とは裏腹に予想外の状況となってしまい、狼狽する男たちの声でザワつきを見せる中、ただ一人行動を起こす者がいた。 「…………くそっ……こうなればこれで!!」 山崎刑事である。 彼は状況を確認出来ないような計算外の事態に、咄嗟に胸ポケットから何かのスイッチを取り出し押すのだった。 シャドウレディから発せられた光は衝撃を生み、張り巡らされたワイヤーを次々に弾き飛ばしていく。 あまりに強い光に誰も見る事の出来ない状態であったが、次第にゆっくりと発光が収束していった。 すると先ほどまで完全にボロボロだった彼女の衣服が、形状こそ違うが見事に修復されているのであった。 リフレッシュアップとは衣服が破損などした場合にカスタムリペアする能力であり、チューブトップのレオタードのような衣装となっている。 改造修復している為か布地は全体的に少なくなり、タイツもアームカバーも殆ど無くなっている状態ではあるのだが、破損など一切ないキレイな状態に仕上がっていた。 「フフッこれで………」 リフレッシュアップが終わった彼女は、周りの男たちの目が眩んでいるのを確認すると自由落下に入る。 思惑通りに事が進み得意気な顔を浮かべていたが、その顔が曇るまで時間はかからなかった…… 「!?」 修復されたはずの衣服が破れ始め、再びワイヤーと釣り針が張り巡らされた釣り針クモの巣地獄へと捕らわれてしまうのだった。 「ど…どうして?」 あまりに予想外の事態に彼女の顔からは、これまでに見せなかった驚きの色が見えていた。 シャドウレディもただ男たちをからかっていたわけではない、しっかりと釣り針が無くなる位置を見極めた上での脱出である。 リフレッシュアップを発動した時点では、地上まで距離こそあったが釣り針などありはしなかった。 「くっくっく!思い知ったか!こんなこともあろうかと可動式の予備を用意しておいたんだよ!」 本当に勝算などあったのかは疑わしいが、目の眩みから解放された山崎刑事は、再びかかった獲物を見て勝ち誇ったようにスイッチを掲げる。
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671 :名無しさん@ピンキー[sage]:2016/12/30(金) 20:32:08.81 ID:Xe6nbMRN - 「なるほど……そーいうこと…………」
状況を把握したシャドウレディは少し悔しそうな顔を浮かべると自身の状態を確認する。 脇腹やブーツの上部などは破れてはいるものの、まだ大切な場所が露出してはいない。 だが先ほどリフレッシュアップの衝撃で弾き飛ばしたワイヤーが身体に巻き付き、身動きが取りづらい上に胸や股間にも針がかかり、うかうかしていられない状況ではあった。 「これはキャットでいくしかないわね」 彼女としても想定外の出来事にキッっと真剣な表情を見せる。 エキスパートチェンジを使用する事を選んだのも本気の表れなのだろうが、彼女にとって想定外の出来事はこれだけではなかった。 「くっ……て、手が…………」 辛うじて右手の自由は生きているものの、左手にワイヤーが複雑に絡みつき動かせない状態となっていた事に気づく彼女。 マジックアイシャドウは左腕のマジックブレスレッドに格納されているのだが、咄嗟に受け身を取ろうとしたのであろうか、左手の甲を腰に密着するような体勢となっていた。 動くと破れかねないのだが、四の五の言っている状態ではなく、まだ自由のきく右手でマジックシャドウを取るしかない。 しかし絡みつくワイヤーや釣り針の間を縫って右手を伸ばそうとするが、あと一歩の所でブレスレッドまで届かなかった。 「……まずいわね」 無理に動かせばピリピリと音を立てている部分があちこち破れかねないが、このままの状態でも状況が改善されるわけでもない。 シャドウレディとなった彼女にとって、恥ずかしさなどはなかったが、男の欲望に満ちた罠にかかって思い通りにされるのが気に入らなかった。 キャットになったら切り刻んで同じ目に合わせてやると、心に決めた彼女は意を決する。 「覚えてなさいよ!」 彼女は好色そうな目で見る男たちを睨みつけると、一思いに右手を動かしブレスレッドを掴む。 「やったぁ!」 そう歓喜の声を上げたその瞬間である。 ビリビリビリッーーーー!! 「きゃぁっ!!!」 盛大に衣服が破れ、身体がストンっと落ちる感覚に襲われる。 幸いに地上まで落下してはいないようだったが…
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672 :名無しさん@ピンキー[sage]:2016/12/30(金) 20:33:07.45 ID:Xe6nbMRN - 「うぉぉぉぉぉぉ!!!!」
自身の状況を確認するよりも早く男たちの歓声が聞こえてくる。 嫌な予感はしたが自分の状況を確認すると、胸は両胸ともはだけて形の良い乳房が露出してしまっている。 「出た!おっぱいだ!!」 「で、でかいぞ!!」 「くぅー!本当にエロい身体してやがる!!!」 男たちに乳房を見られてしまった上に、好き勝手な事を言われ勝手に盛り上がりを見せているが、そのような事元より覚悟の上である。 今に見ていなさいよと、心に怒りが灯るシャドウレディだった。 欲望に満ちた男たちに乳房を晒してしまってはいるが、恥ずかしさよりも悔しさが込み上げてきて怒りに燃えており、勢いよく落下こそしたが、乳房を晒してまで掴んだブレスレッドを離さなかったのは彼女の意地だったのだろう。 だが… 「…えっ?うそ…」 ブレスレッドからマジックシャドウを取り出そうとするが、先ほどまで動いていた右手が全く動かなくなっていた。 落下した衝撃でワイヤーが絡みつき、後ろ手にしたまま拘束された形となってしまったのだ。 「ちょ…ちょっと冗談じゃないわよ!」 この状況を打開するにはキャットシャドウの力が必要不可欠であるが、マジックシャドウを取り出せない現状ではどうしようもなかった。 さすがの彼女もこの状況に焦り身を捩って手の拘束を解こうとするが、どう絡まっているかも分からない状態で闇雲に動いても解けるはずがなく、動けば動くほどきつく締まり衣服が破れていく。 「おぉっ!!揺れる揺れる!!!」 「あれがシャドウレディのおっぱいか!!」 「そら!もっと揺らしてみせろ!!がははははは!!!」 今まで手玉にとっていた男たちに下種な言葉で揶揄されると、悔しさで頭に血が上ってしまっていた。 正常な思考が出来なくなっている事に彼女自身気づいておらず、怒りに身を任せて力一杯に引っ張るがさすがにワイヤーを引きちぎる力などない。 「あんな奴らにぃ!!」 その間にもビリビリと衣服が破れていき、すでにシャドウレディはその美しいくびれまでもが晒された状態となってしまっていた。 お願い……解けて!!誰かに願うかのように目をギュッと瞑るが、彼女の願いが叶うことなく、無情にもその瞬間が訪れてしまう。
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