- 【金蹴り】女が男を金的攻撃で倒すSS 5【電気按摩】
611 :【彼女は大切にしましょう】[sage]:2014/11/22(土) 21:10:18.23 ID:3FoWLwDN - 「…今、何て言ったの?」
彼女が不安そうな目で俺を見つめる。 「俺と別れよう」 「なんでそんなこと言うの?お願い、ウソって言って… 3年間ずっと一緒に楽しくやってこれたじゃない。なんで…」 彼女の泣きそうな顔を見ると、やっぱり嘘と言いたくなる。 でもここでそれを言ってしまえば、だらだら続いてしまう。俺はもう彼女に対して好きという感情は薄れていた。 だらだら続けてしまっては、お互いのためにならない。 俺は冷静に言った。 「他に好きな人ができたんだ。君には辛いときに助けてもらったし、家事もしてくれたし、心から感謝してる。でも、今はその人の方が好きなんだ。ごめんな」 彼女は俯き、何も言わなかった。 二人の間に長い沈黙が訪れた。 どうしよう。 先に口を開いたのは彼女だった。 「…そっか…。本当の本当に私と別れたいのね」 「ああ。ごめんな、身勝手だとは思ってる。でもどうしてもこの気持ちは抑えられないんだ」 またしても長い沈黙。よく見ると彼女の綺麗な瞳から光がなくなり、どんよりとした瞳になっている。 なんだこれ…恐怖なのか?俺は目の前の彼女に恐怖を感じているのか? 「…ふふっ…ふふっ」 沈黙を破ったのは彼女の小さな笑い声だった。 「ど、どうしたんだ?」 「ふふっ…甘かったか」 「甘い?」 「ええ。甘かったの。あなたは悪くないよ。私があなたを信じて調教しなかったのが間違えてた」 「調教?何を言ってるんだ?」 「こういうことよ!」 彼女の手が迷うことなく俺の股間に伸びる。 あまりにも突然すぎる出来事に俺は抵抗することができなかった。 そして、その手はそのまま片方の玉を握った。 「うっ…」 彼女はかなり手加減して握っているようだが、それでもやはり急所である。 あまりの痛さに声もでない。 「ねぇ、今から私の出す問題に答えてね。間違えたらどうなるかよーく分かるよね」 嫌でも分かってしまう。俺が答えられなければより強い力で握り、そして最後には… 額から嫌な汗が流れる。 「じゃあ、第一問。あなたが一番好きな人は誰?」 「……お前だ」 痛みに堪えながらなんとか答える。 もちろん本心ではない、しかし、ここは嘘をついてでもこのクイズから逃れたかった。 「遅い。タイムアップね」 俺の股間を握る彼女の手に力がこもる。 「うわぁあああぁあああ!!!」 痛い痛い!!小学生のとき、サッカーで股間を直撃したことはあったが、そんなのとは比べ物にならない痛み。 そして握られ続けていることでその痛みは薄くなるどころか、さらに増してくる。やばい、コイツは本気だ。 「やめて………くれ」 そういうと彼女は手を緩めてくれた。 その顔はさっきとは正反対の笑顔だった。 まるで、ずっと解けなかった問題が、いとも簡単に解けるようになった小学生が見せるような笑顔だ。 「はい、じゃあ次、第二問ね」
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