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名無しさん@ピンキー
>>870
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロイン52【悪堕ち】

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調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロイン52【悪堕ち】
870 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/17(月) 01:31:31.30 ID:+RtYp/i/
一日目
 今日はアテナ様と一緒に悪魔を狩りに行きます! みんなの憧れのあの人と任務に行けるなんて感激です!
アテナ様は天界でも珍しい長い黒髪の持ち主で、しかもスタイル抜群で才色兼備で文武両道の完璧な女神なんです!
私なんて胸も小さいし髪も短いし……女神らしくないです。しかし、不肖このユピテル! 精一杯ついて行きます!

二日目
 ミスした私を庇って、アテナ様は怪我を負ってしまいました。悪魔に付けられた傷は今も包帯の下で……うう。
治癒魔法をかけても全く塞がらない傷……相手が高位の悪魔とも知らず単身突撃した私。悔やんでも悔やみきれない。
それでもあのお方は「大丈夫よ、なんともないわ」と気丈に微笑んでくれます。その優しさが、嬉しくて辛いです。

三日目
 アテナ様の傷に黒ずみができた。そして最高神に自ら進言して地下牢に幽閉されました。私のせいで……
私が自責の念に囚われそうになると、周りの神々もアテナ様と同じように励ましてくれました。
「大丈夫だ。アテナはきっとすぐ元に戻る。あのような悪魔の傷一つでどうにかなるお方ではない」
そうですよね。ちゃんと前を向かなきゃ。ウジウジしてたらそれこそ申し訳が立たない!

四日目
 今日は先輩の天使様達に付いて行って、悪魔を討伐してきました。私が倒せた人数はなんとこの前の倍!
この事を報告すればアテナ様も安心なさるかも。そう思って地下牢に行くと、傷の黒ずみは包帯で隠せない程広がっておりました。
それでもアテナ様は顔色一つ変えずに微笑んでくれます。私の事も褒めてくれました。もっと、もっと頑張らないと。

五日目
 アテナ様の黒ずみは禍々しい紋様と化し、それは左腕全体に広がってしまいました。爪も鋭く尖っていて、まるでそこだけ別人の体みたいでした。
しきりに隠そうとしていたアテナ様の意図を汲み取り、なるべく私を見ないようにしました。そして今日の成果を報告。
「ダメよ。そんなことでは私の穴は到底埋められない。責任を感じているならもっとちゃんと働きなさいよ」
歯ぎしりしながら返事をする私に「ごめんなさい。私、なんだか疲れているみたい」と気まずそうに取り繕うアテナ様。
そうだ……全部私のせいなんだ。だから私が頑張らないと。

六日目
 もうこれは、どうしようもないのだろうか。紋様の侵食は、ついに胴体にまで及びました。刺青とも呼べるそれは、見ていて痛々しいです。
女神の衣はこの不気味な紋様に弾かれてしまうため、今アテナ様の左乳房を隠すのは、皮肉にも鎧のように変質したその紋様でした。
左腕も、爪の硬質さが徐々に肩まで広がって、まるで悪魔の腕そのもの……いえ、まだアテナ様は希望を捨てていない。
文献で調べた結果、全てを浄化する剣があるらしい。それを探しに行かなければ。でもその前に今日の報告をしよう。
「今日は頑張ったわね……じゃあ、早く帰りなさい」不機嫌な顔になってしまう。最早悪魔の部分も隠そうとしない。
聖剣さえあれば、何もかも元通りになるんだ。それまではこの責任感にも、周囲からの蔑みの視線にも、いくらでも耐えます……

七日目
 「う、うあっ……うあぁ……あくま、あくまが……悪魔が私に……ううっ!」
アテナ様が、何かにうなされている。この“呪い”も腹部や右肩まで広がって、左腕は完全に悪魔の腕になった。
だけど今の私にはどうすることもできない。いや、最早口を交わす権利すらないのかもしれない。
聖剣さえあれば、元に戻るんだ。

八日目
 「何をしに来た、小娘」
今日で一気に呪いは広がった。足、右腕、首元に紋様が達して、胴は淫魔のように派手な黒衣に包まれた。
空のように青かった瞳は血のような赤に染まり、もう長くしない間にこの人は完全に悪魔に食われてしまうことを予感させた。
こころなしか口調も荒くなってきている。場所も判明したし、もういち早く聖剣を持ってくるしかない。
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロイン52【悪堕ち】
871 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/17(月) 02:04:55.96 ID:+RtYp/i/
十四日目
 「近寄るなぁぁぁ!! 傷が、傷が疼く……ああああぁぁぁぁぁああ!!」
ようやく聖剣を持ってきたというのに、私はアテナ様に近寄れなかった。
二週間という時を経て、アテナ様は殆ど悪魔になってしまった。かつての穏やかな女神だった姿は見る影もない。
艶やかな黒髪は荒々しく伸びた白髪に、両腕が戦う為だけの刃のような鎧に包まれ、聖なる衣は慎みとは無縁の奔放な黒衣に変質した。
純白の天使の羽は鴉羽のように漆黒に染まり、額には悪魔の眼を模した紋様、その側面には羊のような角が一対。
今日はもうダメだ。近寄れない。夜寝静まった後に聖剣を胸に突き刺せば、それでいい。聖剣さえ……聖剣さえ刺せば。

そして十五日目の今日……さあ、いよいよ決行の時だ。高揚感と同時に極度の緊張状態にもなる。
牢にゆっくり近付いて、遠くから様子を窺う。よし、ぐっすり寝ている。あとは私が聖剣を刺すまでに目覚めなければ!
アテナ様……のはずのその女性に近付いてまずわかったことは、乳房がやや大きくなっていることだった。 ……こんな時に何を。
意を決してその禍々しくも扇情的な御姿に跨って、聖剣を構える。そこで動きが止まる。なぜだ。なぜ私は躊躇している。
早く刺さないとアテナ様は目覚める。目覚めれば聖剣を刺すのは難しい。だが刺せない。 例え聖剣であっても刃を向けたくないから? それとも……

「どうした、刺さないのか? 刺せば我は女神に戻るかもしれんぞ?」
「うっ……」

起きていた!? それに、いつの間に私は腕を掴まれた……!?
そしてアテナ様は「なぜ刺せないか教えてやろう」と前置きして、冷や汗をかく私を嘲りながら言葉を続ける。

「魅入られているからだ……この悪魔の姿にな」
「そ、そんなはずはない! 今の貴方の……貴様のような悪魔に魅入られるなど、あるはずがない! あっては、ならないんだ!」


白髪の悪魔の腕力は異常に強く、振りほどくこともできない。こんな野蛮な怪力は、もう女神の力ではない……!
早く、早く聖剣を刺さないと! でないと、取り返しがつかなくなる! だけど、両腕が掴まれ、阻まれる。

「なぜですかアテナ様! なぜ、なぜ止める……なぜ私にそのような言葉を……!」
「こんな素晴らしい力……無くしたいわけないだろ? それに、お前にも素質があるからだよユピテル……」
「……最早貴様は、アテナ様ではない! 女神の身を乗っ取った卑しい悪魔め! この私が消し去っ……んむっ……!」

興奮気味に話す私の頭に熱湯をかけるように、強烈な熱が口元に注がれた。
今私は……口づけをされている。悪魔……いや、アテナ様に。そこを媒介にして、同時に何かが体の中に注がれる。

「ぷはっ……このぐらいで十分だろうか?」
「わ、私に……私に何をしぐわぁぁぁぁぁぁぁ!?」

全身の肌の上をぞわぞわと這われるような感触に包まれ、強烈な不快感を覚えた。
あまりの不快感に、私は聖剣を放り投げて体を抱きかかえながら悶えてしまった。
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロイン52【悪堕ち】
872 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/17(月) 02:05:58.89 ID:+RtYp/i/
「んぎ、ぎもぢわるぅぅぅぅぅ! や、やめ、やめでゃぁぁぁぁぁあ!!」

それがアテナ様を襲った紋様と同質のものだと気付いた時には、頭の中が真っ白になった。
黒が肌の上を蛇のように這い、私を悪魔へと近づけていく。絶望感と不快感が同じ強さで私を襲った。

「!! や、やめろ……やめ、なぜ! なぜこんな、呪いが……!」
「少々手を抜いてしまったか……どれ、んぅむっ」

再び口づけをされ、より強い熱が体の奥に満ちる。それが意味することに気付いた時、私はもう言葉を失った。

「んんんん〜!? んっ! んぅぅぅぅ! んぁ! んん――――――ッ!!」

尖っていく爪、黒ずんでいく翼を見て、必死に体を動かして離れようとする。だが悪魔の禍々しい腕は強く、離れることを許さない。
こんなことで悪魔になってしまうなんて、想像すらしていなかった。まだ諦めたくない。天使に戻って聖剣をアテナ様に刺して、それで……

「それで、どうする?」
「!?」

心を読まれた……こんな状態なら当然か。悪魔はわざわざ唇を離して、顔が近い状態のまま私に語りかける。

「毎日毎日、悪魔を淡々と退治していくだけの退屈な日々。それに一体何の意味があるというのだ」
「ざ、戯言だ……! いいから離せ! 私は、私は大天使になるんだ! 悪魔なんて、悪魔なんて嫌だ!」
「ダメだね。お前には完全に染まってもらう。我だけでは手が足りんのでな」
「嫌だ! は、離せ! あ、あぁ……翼が!? や、やだやだやだ! こんなの、こんなの嫌ぁぁぁぁ!!」
「いいだろう、離してやる」

やっと、開放された……だけど、それで何になるのか。もう私は元に戻れそうもない。だけど、聖剣を使えばまだ間に合うかもしれない。
…………よし、掴んだ! こ、これを刺せば……これを刺せば……! さ、せ、ば……!

「ハァ、ハァ……なぜだ。なぜ刺せぬ!? こうしている間にも、グッ……角が……! う、ううっ……!」
「どうしたー? 早くしないと意識も食われるぞ」
「あ、ああああぁぁぁぁぁ!! うわぁぁぁぁぁぁあっ!! どうして、どうしてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇええええ!!?」

私の聖衣も徐々に鎧へと変質し、忌まわしい魔界の暗黒剣士もかくやとでも言うような姿に変貌していく。
嫌で嫌でたまらないはずの闇の鎧が、なぜか今は嫌じゃない……むしろ、美しいとすら思えるようになっている。
止めなきゃいけないのに、止められない……? いやむしろ、このまま闇に染まってしまいたいとすら思っている。

「あ、ああっ……これが、私の……成れの果てなのか……?」
「酔いしれろ……そして飲み込まれるがいい。己の中の欲望にな」

…………それも、いいかもしれない。いや違う。そうありたい。今までにない強烈な力が、私の中で目覚めてきているではないか。
力が、漲る。圧倒的な力が。コンプレックスだった平坦な体も今ではアテナ様のように豊かに成長し、髪も腰の辺りまで伸びた。

「今のお前の、本当の気持ちを言ってみろユピテル。きっとそれが、全ての答えだ」
「……気持ちいい、です。アテナ様」
「アテナではない。今の我はヘルだ」
「そうですか……では私にも、新たな名を下さい」

あぁ、もう光の力も体には残っていない。侵食も終わり、私はとうとう完全なる悪魔になってしまったらしい。
手にしていた聖剣にもそれが伝わり、変色したそれは黒いオーラに包まれて魔剣と化した。元々力を放出するだけで、力の注入に対する耐性はなかったようだ。
これで名実ともに私は、完全に暗黒剣士になってしまった。だけど、後悔はしていない。むしろ感謝したいぐらいだ。この闇の力に。
あの日アテナ様に傷を負わせてしまったのは、間違いではなかったのだ。お陰で私は、貧相で弱い自分から生まれ変わることができた……思わず笑いがこぼれる。

「さあ、天界から出ましょうユピテル……いやヘスティア。二人だけでは心許ない……これから仲間を増やすぞ」
「はっ」

これから始まる日々に、斬れるものの感触を想像しながら心を踊らせる。さあ、この魔剣にあとどれだけ血を吸わせられるだろうか。
生まれ変わった私達が歩む道は、果たして……
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロイン52【悪堕ち】
874 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/17(月) 02:21:34.03 ID:+RtYp/i/
エピローグ 三十日目

あれから私達は天界を制圧し、ヘル様は天界を統治する新たな存在となった。最高神を足蹴にしてこき使う毎日を楽しんでいるとか。
統治とは言えど、かつての天界のような馬鹿らしい規律などない自由なものだ。それでも忙しい時はあり、主に戦場に赴くのは私の役割となった。
だが有り難い……ヘル様はすぐに戦争を終わらせてしまうからな。この魔剣はもっと血を吸いたいと言っているのに。

「ヘスティア様! 地上の人間達が攻め込んできております! その数、我が軍を遥かに超える数です!」
「そうか……我が出よう」

しばらく戦いもなく燻っていた心が、部下の言葉で一瞬にして踊りだす。

「! し、しかし」
「安心しろ……私は死なない……だから」

ガシャリ、と黒い甲冑を鳴らして玉座から立ち、雲の隙間の大地を見据える。そこでは人間どもがわらわらとアリのように集まっていた。

「邪魔はするなよ……?」

今や蛮王とも呼ばれる私だが、それはむしろ褒め言葉だ。あまりの高揚感に、思わず剣を舌で舐めてしまう。
ああ、またこの剣と鎧が返り血で染まる。沢山の悲鳴とともに、剣を振るえる。
こんな気分になれたのも……全てあの出来事のお陰だ。改めてあのアテナに傷をつけた悪魔に感謝せねば……

「では行くぞ! 全軍、愚かな人間どもを根絶やしにし、美しい女性がヘル様に献上するのだ!」

これからの日々に、血の祝杯を。
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロイン52【悪堕ち】
875 :>>870[sage]:2014/11/17(月) 02:25:07.26 ID:+RtYp/i/
今回の思いつきは「日増しに酷くなる症状」と「感染」でした タイムリーな話題を自分の好きな女神と組み合わせました
白いミルクにブラックコーヒーを注いで、カップからこぼれてもどんどん注いで、最終的にカップからはミルクが1ccたりとも残らなくなる そんなイメージ
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロイン52【悪堕ち】
883 :>>870[sage]:2014/11/17(月) 18:26:09.31 ID:+RtYp/i/
>>876オリジナルです モデルも人物名を割りと適当でフワッとしてます

>>877 >>879 >>882 ありがちな思いつきですが、今回はこういう風に経過を描いたら面白いかなー という試作品でした

>>878 >>880 >>881 今回は勢い重視です。描写は経過重視で他は簡潔に済ませました。あと眠かったので二時間半で書いて投下して寝ました
「練り込まれた設定や白熱のバトル?いらんわはよ堕とせカス!」というのがこのスレの多数派と感じたのでこの書き方にしました
とはいえそんな即興のハリボテで万人では満足させられるはずもないので、クソと罵られても文句は言えません

することもあまりないので次は>>885をテーマに短編SS書きます


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