- 彩花みん「赤ずきんチャチャ」その3
869 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:15:47.62 ID:vfJGms0J - お言葉に甘えます。
妄想吐き出させてください。 ※セラどろで妊娠発覚的な。 ※エロくは無いです。 どろしー「セラヴィー……」 セラヴィー「はい、どうしました? どろしーちゃん」 どろしー「……出来たみたい」 セラヴィー「……はい?」 どろしー「……子供」 セラヴィー「え」 どろしー「……」 セラヴィー「な……え?」 どろしー「……今日、病院で言われた」 セラヴィー「……マジ、ですか?」 どろしー「……マジ」 セラヴィー「……」パァァ どろしー「……」 セラヴィー「っっつよっしゃあああ!! いつの子ですか 何周目ですか? 性別はどっちですか? 誰似ですかっ?!」 どろしー「……嬉しそうね、あんた」 セラヴィー「そりゃ勿論。僕とどろしーちゃんの子供ですよ? 嬉しいに決まっているじゃないですか!!」 どろしー「……そう」ハァ
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870 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:18:52.19 ID:vfJGms0J - セラヴィー「どろしーちゃんは、嬉しくないんですか?」
どろしー「嬉しくないわけじゃない……けど」 セラヴィー「けど?」 どろしー「あんたは……不安じゃ無いの?」 セラヴィー「不安ですか?」 どろしー「私は不安でしょーがないわよ」 セラヴィー「……確かに、どろしーちゃんがなかなか素直になってくれなかったせいで、 結婚も懐妊も僕の予定より大分遅れてしまいました。 どろしーちゃんの年齢での初産は不安だと思います。 でも平気ですって! だってどろしーちゃん、昔から体だけは無駄に頑丈だったじゃないですか!!」 どろしー「……ケンカ売ってんの?」 セラヴィー「ダメですよ どろしーちゃん、怒ると胎教に良くないですっ」 どろしー「あんたねぇ……」イラッ
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- 彩花みん「赤ずきんチャチャ」その3
871 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:22:03.73 ID:vfJGms0J - 「……不安なのは子育ての事よ」ハァ
「子育て?」 「そ、ちゃんと子育て出来る自信が無いの……」 「何を言うんですかっ! 僕はチャチャや、あのお馬鹿なリーヤ君を立派に育て上げた男ですよっ? 子育てなら任せて下さいっ」 「……」 「どろしーちゃんだって、体の弱いしいねちゃんを、あんなに立派に育てたじゃないですかっ」 「…………」 「なるとちゃんの面倒だって良く見ていたし、子育てスキルは折り紙付きです。僕達なら良いパパとママになれますよっ」 「……そうなのよ、普通の子育てなら、こんなに不安にならないんだけどね」ハァ 「普通?」 「ねぇ セラヴィー、……確認しておきたいんだけど」 「はい。なんですか?」 「あんた……魔族なのよね?」 「え? ……はい、一応。不本意ながら」 「あんたと あんたのご兄弟って……本当に血が繋がってるのよね?」 「それは、僕が一番疑いたいです」 「……つまり」 「魔族であるあんたの子供も、あんたのご兄弟のように魔族寄り(?)の体で産まれる可能性があるのよね?」 「…………」 「もし、魔族寄りの赤ちゃんが産まれたら……どうする?」 「どろしーちゃん……人を外見で判断するのは良くありませんよ?」 「髪色一つで手の平返すあんたにだけは言われたくないセリフね」
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872 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:25:34.96 ID:vfJGms0J - 「……それで、どうするんですか?」
「え?」 「もし、僕達の子供が、魔族寄りの体で産まれたら……キミはどうするんですか?」 「……」 「……もし、そんな子が産まれてしまったら……キミは、その子を愛せますか?」 「愛せるわよ」シレッ 「即答っ?!」 「自分で産んだ子よ? 可愛いに決まってるじゃない」 「えーっと……なら、他に何の問題が?」 「……だから、さっきから言ってるじゃない。子育てよ」 「子育て?」 「どうやって育てたら良いのか、皆目見当が付かないのよっ」 「あー…、はい」 「想像してみてよ、もし白菜君みたいな子が産まれたら… シワシワ君みたいな子が産まれたら… タワシ君みたいな子が産まれたら……(以下略)」 (あまり、想像したくないなぁ……) 「普通にミルクを与えていいの? オムツとかどーすればいいの? 寝る場所は? 人間と同じように扱っていいの? 抱っこするときは首が座るまでは支えなきゃいけないの? 首の位置分からなかったらどーすんのっ?!」 「…………」フル フル 「……何 笑ってんのよ」 「いや……どろしーちゃんは、たくましいなぁって」 「バカにしてんの?」イラッ 「とんでもない、純粋に感服してるんですよ…… まさか野菜や老人や怪獣や宇宙人や機械や魚を産む覚悟が出来ているとは……」 「いや……正直ちょっと……いや、かなり不安で仕方ない……んだけど……」 「安心して下さい、それが普通です」
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873 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:27:56.38 ID:vfJGms0J - 「でも、少し羨ましいなー」
「何が?」 「お腹の赤ちゃんが」 「は?」 「だってぇー、産まれる前からこんなにもどろしーちゃんに想われて、少し焼いちゃいますよ」 「……何言ってんのよ、あんたの子供でもあるのよ?」 「そりゃそうですが……ズルいですよ」 「ズルい?」 「だって血を分けた子供と言うだけでどろしーちゃんに無条件で愛されるんですよ? そりゃ僕の子供でもありますから可愛い事には変わりありませんが、やっぱり羨ましいです。 どうせなら、僕がどろしーちゃんの子供に生まれたかったなぁー それなら僕から逃げるなんて事もなかったでしょうし。 今度、転生の魔法でも研究してみようかなぁー……」 「…………」ゾワッ 「……ありがとう セラヴィー。私 産まれてくる子がどんな子供でも、愛せる自信出来た。 ……あんたに性格ソックリな子供でも産まれない限り」ニコッ 「おや、子供まで もうけておいて、まだそんな事を言いますか? このツンデレさん」ニッコリ
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874 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:32:05.11 ID:vfJGms0J - 「あぁー…もー あんたのせいで心配事が増えちゃったじゃないのよっ」
「どろしーちゃん」 「何よ?」 「初めての妊娠ですし、不安な事も多いでしょうが もう少し肩の力を抜きませんか?」 「……」 「男の僕が言うのもおかしいですが、『案ずるより産むが易し』と言うでしょう?」 「……」 「せっかく僕たちの赤ちゃんが宿ってくれたのです、素直に喜びましょうよ? その方が胎教にもきっと良いです」ニコッ 「…………あんたに言われたくないわよ」ハァ (ムカつく…………けど、コイツの言う通りだ。あれこれ不安に思うより素直に喜んだ方が絶対に良い) (っていうか、よく考えたら心配なんて何一つ無いじゃない…………何てったってこっちには元世界一の魔法使いが付いてんだから)ジロッ 「ど、どうしました?」ビクッ 「……なんでもないわよ」チッ 「?」
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875 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:37:58.81 ID:vfJGms0J - 「あんたと話してると、悩んでるのが馬鹿らしくなってきたわ」
「どーいう意味ですか、それ」ムッ 「不安が無くなったって言ってんのよ『お父さん』」 「!……それは良かったですね『お母さん』っ」ヘラッ 「……ふんっ」フイッ 「……でも、せっかく呼ばれるなら『パパ』と『ママ』の方が良くないですか?」 「……好きにしなさいよ」 「はいっ そーします」ニコッ (……不安に思う事なんてない、私達は産まれてきた子をただ愛してあげればいい) 「楽しみだなー、僕とどろしーちゃんの赤ちゃん」ヘラヘラ (むしろコイツみたいな性格にならないように、いっぱい愛してあげなきゃ) 「パパ似かなぁー、それともママ似かなぁー」 (それに、家族が増えたらコイツの寂しがり屋も少しは改善されるだろうし)クスッ 「どうせなら、金髪くるくる、どろしーちゃんみたいな女の子が良いなぁ」ウフフ 「っ……」ギクッ セラヴィー「金髪くるくるの青い目の女の子が産まれてきますよーに、 金髪くるくる青い目のお人形さんみたいな女の子が産まれてきますよーに って言うか昔のどろしーちゃんみたいな女の子が産まれますように どろしーちゃんが産まれてきますように……」ブツ… ブツ… どろしー(駄目だ、それだけは絶対に駄目。子供にこんな重い十字架を背負わす訳にはいかない…… ……お願いですから昔の私に似た女の子だけは……それだけは止めて下さい! それ以外でお願いしますっ!!)ガタ ガタ おわり
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876 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/11/16(日) 04:42:11.45 ID:vfJGms0J - 改行怒られてなんか長くなりました。
設定とか間違ってたらごめんなさい。 読んでくれた方いらしたらありがとです。
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