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イオリの空転願望
革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2

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革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2
612 :イオリの空転願望[sage]:2014/11/12(水) 19:56:32.59 ID:1oiVgiow
>>593-594
>>608-609
続き。完結。


彼は私の腰を掴み、引き寄せて、顔を近づける。急に不安になる。最初に襲い掛かられた体勢と同じ。
 お尻をつかまれる。その奥にある穴に視線が刺さる。
「あああ」
 白い白いおしり。男の子はおろか、同性の友人にもほとんど見せたことのない恥部。その表面をキスでなぞる。
「……! や、あああ」
 それはあまりに無防備な自分を感じさせた。全神経がそこに集まって、私は叱られる子供のように無力で罪深い
存在だった。その曲面を蹂躙する唇は何の罰? それともご褒美? すべてを預ける潔さのようにさらに尻を突き出していく。いや、これは“もっと”を欲しがる子供だ。
「むっ……ん……」
 唾液と汗の絡まる音を立てて彼の唇と舌は這いずり回る。その軌跡が尾てい骨のあたりまで来たのを感じると、それが止まった。彼の鼻先が当たる感覚。なんでもない吐息が、すぐそこの肛門に触ってくる。とてつもなく征服される感触。
「やぁっ……ああんっ!あっ」
 羞恥と恍惚で、髪が、胸が、背中が、足が、制御を失って暴れる。
 さらに、今度は意図的に息を吹きかけてくる。たまらず、よがる。

 時縞くんの腕は、おしりから腰にまわり、側面を滑ってツタのように太ももを愛した。その腕は開かれ、つれて私の両足もその角度を広げた。
「そ、それは……ッ」
 私は見下ろす。下腹部、黒い毛が無重力に揺れる花。ふとももはそれを支える葉となって鈍角に広がり、その葉をうけとめる男の腕。見えなくてもわかる。その下にある膣はぱっくりと開いて、何もかもを彼にさらけ出す蜜になっている。

ちろっ

 電撃が走る。開き切ったそこを軽く舐められた。もう一度、二度、舌で弄くられ、反応する間もなく、彼の腕は私の太ももを降ろし、そこには違うものが触っていた。
 舌でこじ開けられた隙間にぴったりと、先の方が埋まっている。
「いくよ」耳元でささやかれる声。
「きて……」振り向かず答える。
 ズボッ、彼のものが入ってくる。快楽より痛みが勝つ。
「うあ、ああああっ」
「北川さんっ」
「いいの……! きて!」
 遠慮ぎみに、さらにじりじりと進んでくる。痛い。痛い。でも、私たち繋がってる。それが嬉しい。
 根元まで埋まると、お互い肩の力が抜けた感じがした。彼の腕が前へ伸びて、私の乳房をつかむ。
「んんっ」
 浮き上がる身体。その勢いで、乳首を責められながら、上下に動く。
「あっあっあっ、あっ」
「ハァ、ハァ、ハァ」
 水の中で溺れるみたいだった。下に下に、いやらしい引力が働いて、たまらず息を荒げる。頭が霞む。ただ貫かれる生き物になって、気持ちよさだけが本能になる。
「あ、あ、あ、か」

「会長っ!」
革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2
613 :イオリの空転願望[sage]:2014/11/12(水) 19:57:29.58 ID:1oiVgiow
 陸地に戻った、気がした。
 なぜ今? このタイミングであの人の。

 快楽だけになっていた体がこわばる。えにもいわれぬ罪の意識で、たまらず彼から逃げた。どろっと繋がっていたものが抜かれていく。
 私、代わりにしてた。私も、結局……!
 後ろを振り向くのが怖い。気まずさに耐えられず、言葉は走り出す。
「違うの、これは、とっさに」
「違わないよ」

 びくっ、とする。否定の言葉に。ただ、それは言葉とは裏腹に、不思議と穏やかな口調だった。おそるおそる振り向く。

 彼は、元気がなくなっていた。上向きだったそれはやや力をなくしていた。しかし、彼の表情は、何かを気付いたような瞳と、意思があった。

「告白すると、ね。僕も同じなんだ。北川さんに、違う娘のことを重ねてた。似てるんだ、彼女たちに」
 ? 時縞くんにも、別の想い人がいたということなのだろうか。とはいえそれを私は責められない。私が巻き込んだのだ。
「北川さんじゃなくて、あの娘とヤッてる気分だったんだ。結局、僕もキミをちゃんと見てあげられなかった。そういうことばっかりなんだ」
 苦悶に歪む顔。どうか、そんな顔をしないで。
「嘘つきは、お互い様よ。私も、馬鹿みたいだけど、捨てられてなかった」
 再び彼の目の前に滑る。

「私たち、頭では嘘ばっかりだけど、でも、それでも気持ちよかった。それで、私はいいんだ。……ダメかな?」
「僕を、許しちゃだめだよ……」
「許すも許さないもないわ、私たち。それでも、あなたは私に触ってくれたから、いいの」
 彼の唇をふさぐ。これだけは、本当のような真心で。
 と、唇を離すと、驚き、赤くなる顔。

「北川、さん」
「続きをしましょう。私たち、身体だけは信じられるから。欲しいの、ハルト!」
「イオリっ」
 抱き締められる。彼の胸を、彼の唇を、彼の性器を、その体温を感じる。触ってる。それがとても心地のいいものだと実感する。
 あの事件が起こってから、いいえ、咲森学園に入ってから、いいえ、あるいは、生まれてはじめて、体の芯まで安心に包まれたような気がした。
革命機ヴァルヴレイヴでエロパロ2
614 :イオリの空転願望[sage]:2014/11/12(水) 20:03:56.52 ID:1oiVgiow
 乳首を、お腹を、おへそを、足を、髪を、頬を、性器を、おしりを、掌を、彼の手が触る。

 肩を、胸板を、腹を、髪を、足を、お尻を、背中を、おちんちんを、私の手が感じる。

 今度は、正面から、彼を受け入れた。下腹部が、ぴったりと繋がってるのを愛おしく思う。
 まだ足りないと言わんばかりに、彼は私を抱きしめ、身体を合わせた。
 
「うっ、あっ、あっ、あっ、あん!」
 激しく動かされる。動いている。
「すきっ、大好きっ……ハルトッ」
 放出される。私はそれをすべて受け入れる。

ぐっしょりと濡れた体と体。その合わさった体温にまだエロスを感じながら、
「幸せよ、ハルト」
 そう言った。
 彼はそれに応えず、肩口に顔を近づけた。


 気づくと、私は自分の部屋のベッドに横たわっていた。脱ぎ捨てた制服を着けて、寝ていたのだ。
 そして、それ以来、地球への威力偵察出発の日まで、彼と会うことはなかった。



 1年後、咲森学園だった場所。

 夢ではないか、と思うことがあった。実際そう思おうとした。落胆と、怒りを、抱えながら忘れようとして、それまで通りのいい副会長、総理のいい部下として振る舞った。それは今までより苦痛ではなくなっていた。
 
 一度この手で殺したあなたが、物言わぬ姿となって帰ってきたとき、指南さんや流木野さんはその身体に縋りついて泣いていたけれど、私はもう触れる資格はないと思った。何も抱く資格はないし、言葉をかける資格もない。泣く資格だってない。
 
 それでもあの夜のことは、信じてもいいよね。ルーンなどではなく、この身体が憶えているから。それがあなたとの全部だったのだから。
 左手が裸の胸を触り、右手が膣をまさぐる。もう何にもとらわれることなく、私は彼の体温を感じていた。
 

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以上、長々と失礼しました。イオリは1期の頃からずっと好きだったので書けて嬉しい。
レス本当にありがたいです。まだ書きたいネタはあるのでそのうちまた投下しますわ。


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