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クリミナルガールズ シンED後
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601 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:19:12.68 ID:rWFftOEv
投下します。

今回はシンの話ですが、シンのHなシーンはありません
寝取られ紛いの描写があります
本番がありません

そういうのが苦手な方と、シンが好きな方はご注意ください
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602 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:19:46.55 ID:rWFftOEv
 シンこと初来慎はかつて半罪人――罪人となるはずが罪を犯す前に命を落とした、地獄
の囚人だった。しかし地獄特別法による更生プログラム「ヨミガエリ」を達成したことで
、此岸に生還を果たしたのである。
 あなたは時給3000円の文字に小踊りしながら応募し、気がつけば彼女を初めとした7人+
αの少女達を導く(バイト)教官として、罪人たちが姿を変えたモンスター「クリミナル
」がひしめく地獄を乗り越えたのだった。
 黄泉帰りの門をくぐったとき、あなたは自分の部屋にいた。現実世界では1日が経過し
ただけだった。体感としては一月以上経過していたような気がしていただけに、夢を見た
ような気分だった。
 半信半疑ながら地獄で約束した待ち合わせ場所に向かうと――全員の住所はかなり近か
った――じきに夢ではなかったとわかった。
 一番早く着いたのはあなただった。約束の時刻が近づくに従い、ひとり、またひとりと
不安そうな面持ちで見慣れた少女たちが向かってくる。彼女たちに手を振り迎えるたび、
ヨミガエリでの思い出が脳裏に浮かび、目に涙がにじんだ。少女たちは声を上げて泣いた
。泣き笑いながら少女たちは現世での再会を喜んだのだった。
 ただ、シンだけはニ時間も遅れてやってきた。キサラギはそれまでオロオロ心配してい
た態度から一転して、カンカンになって年上の親友を怒鳴りつけた。シンが遅れてきた理
由が「全部夢だったような気がして、確かめるのが怖かった」と聞いて、全員が抱えてい
た不安そのものだったため、誰も怒らなかった。
 その後連絡先を交換し、かけがえのない友人として全員と付き合いが続いている。
 ただひとり、シンとだけは友人ではなくなっていた。
 生き返った世界では全員の死亡や過去の罪がなかった事になっており、シンも18歳まで
若返り、普通の高校生の身分であった。
 元々持っていた素直さや協調性を開花させたシンは、地獄での経験も相まって不思議に
包容力のある女の子になっていた。おかげでクラスではちょっとしたリーダー格になり、
不安を抱いていた学校生活に上手く馴染んだ。
 しかし、いかに地獄の力といえど勉学面だけはどうにもならなかったようで、シンは学
校が終わるとすぐに勉強漬けになる毎日だった。サコとあなたが教えることが多く、他の
メンバーもそれぞれの都合をつけて勉強会に参加した。
 楽しくもつらい日々を乗り越え、シンはある国立大学に現役合格し情報工学を学んで大
学院まで進んだ。
 あなたとシンの関係が進み始めたのは、彼女が大学に入学してからだった。あなたは彼
女の理知的な面と、その裏側にある女の子としての可愛らしさのギャップに、例えようの
ない愛しさを感じていた。
 互いの気持ちを深め、付き合い始めたのはシンが院生となった一年前からだった。
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603 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:21:40.83 ID:rWFftOEv
 あなたは喫茶店のテーブルについていた。
 やや色あせた暖色系の壁紙に骨董品の壁掛けランプ。古く大きめの木製テーブルと、年
代物だがやわらかな座席。
 向かいにはかつての教え子であり、恋人であるシン。
 院生であるシンとサラリーマンであるあなたは最近忙しく、実際に合うのはひと月ぶり
だった。しかも多忙故に本日の予定は変わり、昼過ぎから朝焼けまであったはずの二人き
りの時間は、たった30分の逢瀬と変わり果てた。
 あなたはそれでもよかった。30分とはいえ、久しぶりに見る愛しい彼女の表情はころこ
ろ変わり、一月分の寂しさを心の隅へと追いやった。
「この間、研究室のサーバがやっと更新されたの。まったく、ローカルNWだからっていつ
までも2000なんか使ってるんじゃねーっての、クソジジイが……あ、今のはこっちの話で

 話の内容はただの近況報告だ。
 あなたの身辺はさほど変わらないため話題がないが、シンはいろいろあったようだった
。いつものように、話し始めはおとなしく大人っぽい風を装うのだが、熱が入ってくると
表情豊かになり、身振り手振りを交えて喜びや苛立ちを伝えてくるので、専門性の高い話
なのにあなたは退屈しない。
 しかし、いまのあなたはシンの話を楽しんでいる余裕はなかった。
 あなたは身を固くし、表情を隠すように紅茶のカップを口につけて傾けた。
 シンは話に夢中になって気づいていない。
 深く耳を澄ます。客の会話を邪魔しない程度のボリュームに抑えられたクラシックが耳
に心地よい。その旋律の間を縫うようにして、濡れた布を擦るような音がかすかに聞こえ
る。
 それは始めからそういう音だと知って聞き耳をたてなくては捉えられない音だった。店
内BGMと他の客の会話、なによりシン自身の話し声により、その音がシンの耳に届くこと
はなさそうだ。
 あなたは少しだけ安堵し、シンの視線がこちらを向いていない時を見計らって、視線を
テーブルの下に向ける。
 まず眼に入るのは、はちみつ色の髪。アンティークランプの灯りを反射して、向日葵の
色に見える。その両側に白いレースが中心を走る黒いリボン。はちみつ色のツインテール
があなたの太ももにかかっていた。
 シンと同じくあなたのかつての教え子であり、シンの友人でもある彼女、キサラギと呼
ばれる少女がそこ、つまりテーブルの下の、あなたの両足の間にいた。
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604 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:22:43.15 ID:rWFftOEv
 彼女の瞳の真正面に、おろされたジッパーからのぞく黒いボクサーパンツがあった。性
器を包んだ部分がべっとりと濡れ光っている。
 恋人の友人の吐息を感じたあなたの肉棒は、パンツの中で目覚めた蛇のようにむっくり
と起き上がっていた。
 キサラギは翡翠の色をした瞳をチラリとあなたに向けた。膨らみ始めた肉棒が邪魔で口
元が見えないが、どうやら微笑んだようだった。
 そのまま顔をパンツに寄せるとさくらんぼのように赤く小さな舌を出し、再び下着の上
から性器を舐める。
 それはまるで犬が水をのむような動きだった。舌を中程まで出し、下着の膨らみに押し
当てる。舌の表面で性器の位置を確認しながら、舌先をぴったりとくっつくように変形さ
せ、湧き出る唾液をまぶしながらぺろりと舐めあげる。頭を動かさず、舌だけ性急なリズ
ムで繰り返し動かす。
 少しずつ顎の角度が上がり、肉竿の根本から徐々に上へ進む。サリサリと生地をこすり
舐め、時折裏筋をつつきながら、静かに舐め上げていく。
 キサラギはほとんど目を閉じた状態で、福笑いでもやるように舐め続ける。白い頬がほ
んのり赤らみ、熱い鼻息がまだ濡れていない布地を通してあなたの性器をくすぐった。
 弱い刺激の割に、強烈なおねだりだった。性器が触れ合っていないだけで、ほとんど性
交しているようなものだ。
 シンはこんな、はしたなくも淫らな誘いはかけてこない。奥手で恥ずかしがりの彼女の
お誘いといえば、頬を赤らめて手に触れるのがせいぜいだった。
 あなたは初めて受ける誘惑に動揺しながらも、これに応えることは出来ない、と強く感
じていた。恋しいシンを、目の前で裏切るわけにはいかない。
 逆に言えば、あなたはキサラギを突き放すこともできなかった。この状態がシンにバレ
れば修羅場どころの話ではない。
 長年の想い人と生涯の友人に裏切られ逆上するであろうシン。
 親友と恋仲にあると知っているにも関わらず発情した犬まがいの行為を平然と行う、覚
悟の決まりきったキサラギ。
 両者とも白黒つくまで絶対に引かないであろうし、前衛と後衛の違いこそあれ、二人は
地獄では歴戦の戦士だった。フォークだろうがカップの受け皿だろうが、自分の有利とな
れば何でも得物にする器量がある。血を見ずに治まるはずがない。
 だからあなたは決めた。このままシンに気取られること無く、キサラギの誘いに乗らず
、応えず、この場をやり過ごすのだ。
 今日逢えるのは30分だけだとシンは言っていた。シンが話し始めて5分ほどたっている
。シンは数分遅れてきたので、シンが大学に戻るまで後20分といったところだろう。
 あなたは心を鎮め、快感に鈍くなろうとする。
 しかし温かいキサラギの唾液をたっぷり含んだ下着から、肉竿の根本を甘く甘く痺れさ
せる何かが染みこんでいる。それは毒のように広がりつつあった。
 キサラギは飽きもせずに、小さな舌を懸命に動かし続けている。困ったのはキサラギが
あなたの太ももに頬ずりするように頭を預けたことだ。
 ゆで卵のようにすべすべした頬の感触や、舐める位置が変わって新鮮な刺激が来るだけ
ではない。両足の間に頭があるという現実、身を委ねるようなその仕草が、まるでキサラ
ギが自分のものになったかのような気にさせられるのである。それは隷属と奉仕を連想さ
せた。恋人であればそういう光景を見ないこともない。しかし。
 更に余計なことに、まだ乾いている部分に唾液を染みこませられるのもいいのだが、濡
れきった部分を舐められる方が、舌のうねりをより正確に感じ取れてしまうことに気づい
てしまう。
 おねだりをしているのはキサラギの方なので、あなたが焦らしている側のはずなのに、
逆に焦らされているような感覚に陥るのであった。
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605 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:23:17.03 ID:rWFftOEv
 早くも崩れ始めた心の壁を維持しようと奥歯を噛みしめると、話を聞いていることをア
ピールするためにシンに一言質問をしてみる。単純な言葉だったが、シンは誕生日プレゼ
ントを受けとったときのように手を合わせて喜んだ。
「そうなの! CPUはathronの2コアだし、メモリは1GBの骨董品。たまたま通電するだけ
の化石よ!」
 我が意を得たとばかりに更に得意気に話を続けるシン。あなたはそれを微笑ましく見つ
めた。
 その時、黒い綿に包まれたカリ首をキサラギの唇が襲った。
 唾液をたっぷり込めたキスを繰り返し、顔を横に傾けてカリ首にパクリと吸いつく。舌
で舐めあげて下着が完全に濡れると、舌先を巻きつけて唾液ごと吸い上げた。そうして再
び唾液をまぶし、吸い上げることを繰り返す。あなたは思わずうめき声を上げそうになる
が、舌を噛んでこらえた。
「今はxenonになったの。常識的に8コアよ。メモリも32GBあるし、やっとまともに分散処
理できそう」
 シンの様子を窺うが、気づかれた様子はない。あなたは自然と止まっていた息を吐く。
 まるで自分を無視するな、と言わんばかりのタイミングだった。いや、実際にそうなの
だろう。
「それが、計算機科学やってる部屋から譲ってもらったの。大学の手続き上、研究室間で
の譲渡ができないから、一旦ゴミ捨て場に捨てて、そこからうちの研究室まで運んだの。
もう、予算くれないんだから、やりくりくらいスムーズにさせろっての!」
 キサラギはパンツの上からあなたの亀頭を咥えたまま、あなたを見返している。パンツ
はすっかり唾液まみれになり、性器の形がはっきり浮き出ていた。
 あなたはやめるように首を横に振ろうとしたが、それよりも早くキサラギは濡れきった
あなたのカリ首を桃色の唇でなぞった。再び襲い来る快感に息が詰まる。
 キサラギはあなたの行動を止めるために愛撫をしたのではなかった。それは愛撫ですら
なかったのだ。キサラギの白い歯が唇の間からちらりと覗くとボクサーパンツの生地を咥
え、音もなく脱がせてしまう。
 ひやりとした感覚があなたを襲った。露出した肉棒はまっすぐ天井を向いている。濡れ
て光るそれは儀式の前の水垢離を済ませたかのように、どこか浮世離れした雰囲気があっ
た。喫茶店の中で性器を露出させていれば、現実離れしているのも当たり前だが。
「これでいままで一晩かかかっていた音声形態素解析も一時間位で終わるようになったし
、性能的に閾値を上げざるを得なくて認識できなかった音声の補完だって、あっという間
よ」
 あなたは慌てて相槌を打つ。自分が春先の変態まがいの格好をしていることに、背筋が
寒くなった。座席とテーブルの間隔が狭いおかげで見られることはなさそうだったが、一
刻も早く回避したい状況だ。
 やや萎えた性器を仕舞おうと手を伸ばすが、キサラギの頭がそれを邪魔した。キサラギ
の頭を撫でる格好になり、サラリとした髪の感触と立ち上る女の体臭にあなたはどきりと
する。
 その隙にキサラギは、裸になったあなたの亀頭を飲み込むように口内に収めた。形を舌
で確かめるように動かすので、あなたはたまらず、反射的にキサラギの頭に置いた手に力
を込めてしまう。
 抵抗するでもなくキサラギは喉の奥まで肉棒を飲み込み、一旦止めて喉の奥をしごくよ
うに上下させた。その後ゆっくりと、肉茎に浮き出た血管も味わうように優しい咥え方を
して、元の位置まで戻る。
 声が喉元まで出かかっているあなたを上目遣いで確認すると、綺麗に手入れされた人差
し指を肉竿の根元に当て、つぅ、とカリ首近くまですべらせる。
 あなたは痛むほど喉に力を込めて声をこらえた。キサラギはというと、あなたの痴態を
楽しむでもなく、劣情に身を任せるでもなく、何かの実技試験を受けるかのように真剣な
表情をしていた。
 あなたはキサラギの目的がわからなかった。それがわからなければ、あなたはキサラギ
に対しどういう行動に出るべきであるのか、判断がつかないのであった。
 そもそも、キサラギがここに来た時点で何かがおかしい。そもそもが――――
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606 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:24:35.07 ID:rWFftOEv
 ――――涼やかな風が寒気を含み始め、日差しに暑さよりもぬくもりを感じることが多
くなった10月のある日、あなたはとある大学施設から坂を下って10分ほど歩いた喫茶店に
いた。
 落ち着いた雰囲気の純喫茶で、通りから路地に入った場所にあるため、来れば必ず席が
空いていた。大学関係者も最近は安いコーヒーチェーンに足を向けることが多く、意外な
穴場になっている店だった。
 あなたとシンはまずこの店で待ち合わせ、近況を語り合ってから出かけるのが決まりだ

 だから午後いっぱい休みのはずのシンから、実験の予定が急に変わったために30分しか
時間が取れないと連絡が来た時、あなたは残念で寂しい気持ちはあったものの、店に入っ
てしまうと今までの思い出とシンに会える喜びで胸が満たされてくるのだった。
 木製の扉を開くと圧縮空気の音がした。エアコンが動いているのか、暖かかった。
 店はL字状になっており、奥は団体用だ。あなたはいつもの様に店の中ほどの席に腰を
おろした。
 新人のウェイトレスが注文を取りに来たので、あなたは紅茶をストレートで注文する。
本当は何でもいいのだが、シンが研究室でコーヒーばかり飲んでいると言うので、自分と
会っている時くらいは違う香りを味わって欲しかった。
 注文の紅茶が届いた頃、新たな客を知らせるベルが鳴った。あなたは特に気に止めてい
なかったが、その客があなたの向かいに座ったのでようやく顔を上げた。
 そこには、やや機嫌の悪そうなキサラギがいた。
 あなたとキサラギの関係は、シン以外の地獄での教え子たちと同じく、時折会って遊ぶ
程度だった。時には二人きりで相談を受けることもあったが、もちろんやましい気持ちか
らではなかった。
 とは言えシンと付き合いだしてからは疎遠になった感は否めなかった。彼女たちの遠慮
もあったが、何よりあなたがシンとの時間を優先したためだった。
 キサラギはシンと特に仲がいいこともあって、あなたと3人でいることもあった。それ
はあなたとシンが付き合いだしてからもあまり変わらなかった。ただ、あるときからふと
思いつめたような表情をすることが多くなっていた。
 あなたはなにか悩みがあるのかと思い、キサラギの相談にのることにしていた。それは
本来今日であったのだが、シンが久しぶりに休みが取れるというので延期したのだった。

 キサラギには平謝りに謝り、何とか許してもらえたと思っていたのだが、甘かったのか
も知れなかった。
「今日、シンから聞いたの。予定、短くなったんでしょ」
 白地に黒の縁取りのあるダウンジャケットを脱ぎもせずにキサラギは言う。
 あなたは頷いた。
「じゃあ、終わった後、相談に乗ってくれない? 待ってるから」
 あなたは少し考えたが、了解した。元々はその予定だったのだ。
 ただし、シンとの話は二人きりでしたいと伝えた。キサラギは少し顔をしかめて、頷い
た。
 そろそろシンがやってくる時間になって、キサラギはお手洗いに立つ。あなたはキサラ
ギと居るところをシンに見られたらまずいか考えたが、特に問題はないように思えた。み
んな、地獄からの付き合いだ。遠慮は無用のはずだ。
 キサラギが戻ってくると、するりとあなたの隣りに座る。
 驚いたあなたの視線は、キサラギの瞳に吸い込まれるように釘付けになった。
 決して言い出すことのできない、たったひとつの感情に満たされた瞳だった。それが何
であるのか、あなたは心あたりがある気がするのだがうまく言葉に言い表せないでいた。

 どのくらいそうしていたのか、カラン、とベルが鳴ってやっとあなたは正気にかえった。
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607 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:26:05.52 ID:rWFftOEv
 まずい、と感情が台詞になって脳天を貫く。
 入り口には黒のインバネスコートに身を包んだシン。
 あなたはキサラギへ顔を向けたが、キサラギの姿はそこにはなかった。キサラギはテー
ブルの下に潜んでいた。テーブルは古い作りなので真ん中に仕切りがあり、向かい合った
人間の足を蹴飛ばすことが決してない作りになっている。シンが向かい側に座ったら、キ
サラギには気づかないだろう。
 あなたはキサラギの素早い身のこなしに驚く暇もあればこそ、笑顔で近寄ってきたシン
と挨拶を交わす。
 もともと童顔で疲れが顔に出にくいシンであったが、目の隈に色濃い疲れが見えた。
「やっと時間ができたわ。久しぶりに会えて嬉しいです、教官」
 それでもシンの笑顔は輝いていた。自分と会うときはいつでもそうだったと、あなたは
思い返す。机の下のキサラギの事も忘れ、自然と口元がほころんだ。
 ふと、股間に違和感を感じる。
 キサラギが何かしたとすぐに見当がつく。うかつに覗きこむわけにはいかない。シンは
その不自然な仕草を見逃さないだろう。あなたはこの状況をシンに上手く説明する自信が
なかった。
 カチ、カチ、と小さな音のような振動が伝わってくる。
 肌に触れる空気の温度が変わったことでやっと分かった。チャックがおろされた。
 あなたの背筋にひやりとした感覚が走る。キサラギを止めようと左手を動かしかける。
「教官?」
 左手は止まる。
「わたし、ケーキ頼みますけど、教官もなにか食べます?」
 あなたは無理に笑顔を作って首を横に振る。シンがウェイターを探す隙に左手を股間へ
向けるが、キサラギの手に優しく押しとどめられた。
 手を抑えられたまま、パンツ越しに何かが触れる。それは柔らかく尖った何かで、熱い
空気が吹き出した。
 シンの視線が逸れたのを確認してからテーブルの下を見る。
 キサラギの白く端正な顔。その鼻先がボクサーパンツの膨らみに押し付けられていた。
普段は快活にきらめく瞳は熱に浮かされたようにぼんやりと光り、生地を通して性器を見
つめている。桜色の唇はしおれた花びらのように頼りなく開かれていた。
 視線は全く動かないまま、今度は口元まで押し付ける。薄い生地越しに、恋人の親友の
唇の形をはっきりと感じた。
 すぅ、と起きてはならない風が性器を撫でる。なんのためらいもなく、彼女は男の性器
を嗅いだのだ。
 するとキサラギの頬は紅く染まり、目は潤む。熱はより上がる。あなたの体温までも。
 どくり、と鼓動がひときわ強く打ち、全身に一気に血が送られる。力を失っていた肉棒
が浮き上がるように身をもたげた。
 再び匂いを嗅がれる感触があり、あなたはそれ以上見ていられず顔を上げた。この店の
ウェイターは優秀で、テーブルの上にはすでにシンの注文したであろうモンブランが乗っ
ていた。
「どうしたんです、教官。疲れています?」
 ずっと下を向いていたのを見られてしまっていた。あなたは曖昧に返事をする。シンは
頷いてすぐに意識をケーキへ移した。どちらかと言えば疑り深いシンがこうまで素直なの
は、信頼の証なのだ……。
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608 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 14:26:42.58 ID:rWFftOEv
「ここのモンブラン、やっぱり最高!」
 一口食べたシンが顔をほころばせて言う。あなたと会った時よりいい笑顔かも知れない。
 それがショックで、おかげであなたは少しだけキサラギのことを忘れられた。
「教官も食べます? ど、どうぞ」
 耳まで真っ赤にしながらシンはマロンクリームの乗ったフォークを差し出した。
 あなたは顔をフォークに寄せる。
 フォークを口に含んだ瞬間、股間に濡れた感触を感じた。
 あなたは一瞬だけ心臓が止まった気がした。シンとの幸福な邂逅から引きずり降ろされ
たようだ。
 あなたはギリギリ不自然ではない程度のぎこちない動きで、顔を元の位置まで戻す。美
味しいと言ってみたのは、やせ我慢に近かった。
 股間に濡れた何かが優しく触れ、離れていく。決して見てはいけないという自らに課し
た縛りが想像力を羽ばたかせ、何が起きているのか瞬時に理解してしまう。
 あなたはパンツごと性器をしゃぶられている。
 よりによって恋人の友人に。恋人の目の前で――――
 
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609 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 15:33:41.56 ID:rWFftOEv
 
 ――――キサラギは。何が目的でここに来たのだろう。この事態を狙ったとは考えにく
い。タイミングが絶妙過ぎる。
 しかし、テーブルの下に隠れたのはシンに不信を抱かせないための不可抗力だとしても
、その後の行為は少なくともキサラギの意志で行われたとこだ。
 何故、そんなことを。間違いなくシンへの裏切りだ。
 パンツの上からあなたの性器を舐めしゃぶるキサラギの表情を思い出す。初めはのぼせ
たような表情で、意志があったようには見えなかった。だが、その後の奇妙に冷静な表情
は何なのだろう。
 キサラギの狙いはわからない。間違いないのは、キサラギがこの行為をやめる気がない
ということだけだ。
 キサラギの赤い舌がぬるりと突き出される。ランプの明かりを受けてきらきら光るそれ
は、震えながらあなたの亀頭に舌の裏側で触れた。
 そのまま、恋人の肩にもたれかかるように舌の力を抜いて亀頭に乗せる。ぽってりとし
た温かな肉の感触は、性器に口で触れる違和感を湧き起こさせる。その常識的な感覚こそ
が背徳感を生み出し、あなたの理性を揺るがし始めている。
 性器の先端に触れた舌先は、くち、と誰にも聞こえない音を立て、時計回りに動いて亀
頭を舐めまわす。動きはひどくゆっくりで、怯えたように震え、ともすれば離れてしまい
そうなほど弱々しい触れ方をした。
 しかしどんなにおっかなびっくりであろうと、舌の上に裏筋を乗せたり、キャンディー
を側面からねぶる、その淫靡さは消せなかった。
 一回り、二回り。周回するごとに肉棒はグングンと上を向き、四周目には天井に向かっ
てそそり立っていた。
 あなたはシンとの行為と比べ、勃起が早いことを認めずにはいられなかった。触れるか
触れないかの、繊細で優しい舌のタッチがここまで心地良いとは知らなかった。
 シンにもフェラチオをしてもらったことがあった。ただ、シンは耳年増ではあっても実
技は初めてということで、ここまで男の快楽をもてあそぶような技術はなかった。
 もちろん、あなたは舌の感触と、なによりつたない動きに喜んだのだが……。
 ふと、冷たく細い何かが肉茎に触れる。キサラギの両手の指だ。包み込むように握ると
鈴口を真正面に向かせ、行為を再開する。
 一周、二周……舌の側面が押し付けられ、下へ向かうとめくれる。唾液の後を光らせな
がら、舌先が裏筋に届くころには、ちゅるり、と小さな音を立てて舌は元の形へ戻った。
もしこの光景をあなたが目にしていれば、射精へと更に追い立てられたであろうことは疑
いなかった。
 途中、染みだした我慢汁が舌の上に垂れる。苦かったのか、キサラギの動きが止まった。
 しかし、やられたままのキサラギではない。苦汁を裏筋にこすりつけるように舌を前後
させられると、あなたの尻の両側に甘いような痛いような感覚が走る。
「やっぱり形態素解析は音声になると格段に難しさが違うの。前にも話したけれど、前後
の単語の音と混じるから、どうしても切り分けが……こういう時、英語なんかの単語で構
成された言語は楽よね。同音異義語も比較的少ないし。代名詞を補完する難しさがあるっ
て言うけど、日本語だって同じっつーか、日本語のフワッと感なめんなよコラァ!」
 あなたのぎこちない相槌とともに、シンはヒートアップしていた。
 この集中力がシンのいいところなのだが、ここは喫茶店だ。
「あ、すみません……」
 ウェイターに一言注意を受け、シンは顔を赤くして謝罪する。こういうことは一度や二
度ではない。あなたはもはや慣れていて、シンと一緒にいる時の風物詩のようになってい
た。
 咳払いしてシンは紅茶を満たしたカップに口をつける。一口すするとカップを置き、気
まずそうに視線を彷徨わせた。
「あの、すみません、ゆっくり時間取れなくて。本当は明日の朝まで空いてるはずだった
んですけど、さっきのサーバの更新で、ジョブが短時間で終わるようになっちゃったから
……」
 あなたは、気にしなくていい、と伝えた。快楽をこらえるために表情が硬くなっていた
のか、シンは顔を曇らせる。
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610 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 15:34:40.44 ID:rWFftOEv
 
 あなたも眉をしかめる。五周目の肉ビラの回転が太股の付け根に甘い痺れを蓄積させて
いる。それを察知した男の本能はもっと強い刺激を求めていたが、身動きできないことが
あなたの神経を苛立たせていた。
 キサラギは相変わらず何を考えているのか、舌先の児戯をやめようとはしない。
「だから、今日はちゃんと、お尻、綺麗にしてきたんですけど……」
 シンが真下を向いて、耳を真っ赤にしながら言う。
 その行為は、間違いなく行き過ぎだった。前回のあの時までは。
 あれだけ恥ずかしがっていたのに、用意をしてくれたことにあなたは胸を突かれた思い
がした。
 不意に、亀頭に吐息を感じた。それが何を意味するのか考える間もなく亀頭は温かな口
内に飲み込まれ、肉茎に歯が立てられる。
 痛みは一切ない。なのに、あなたは全身総毛立つ。
 シンは恥ずかしいのか、顔を上げない。それを確認してから素早く机の下を覗くと、キ
サラギと目があった。
 ジト目、というには険しい目つきだ。まるで初めて会った時のような、敵を見る目つき
だ。
 歯を軽くたてたまま、左右に動かされる。のこぎりを模したその動きに、まさかとは思
うのに、噛み切られる想像をやめることが出来ない。
 あなたを存分に怖がらせているキサラギの目が意味ありげに細められる。あなたの脳裏
に警報が鳴り響くが、キサラギは跳ね上がる肉棒を指で抑え、あっさりと口を離してしま
った。
 安堵と意外さで当惑するあなたを尻目に、キサラギは天を向く肉棒に指を絡めると、あ
なたの腹側に優しく押し倒す。
 そして赤い舌を出してあなたに見せつけ、そのまま肉棒の根本から先端までをベッタリ
と舐め上げた。
 根本から裏筋まで、むず痒いような快楽が広がる。
 キサラギは舐め上げたあと、舌の裏側を鈴口に当て、ゆらゆらと舌先を左右に揺らしな
がら再び根本まで舐め下ろす。
 舌の裏側まで使って、意地汚くアイスキャンディーを舐める子供のようだった。ただし
彼女がなめているのは、その子供を作るための器官だ。
 含み笑いを漏らしたキサラギは舌を裏筋に当てたまま、音の出ない速度でその行為を繰
り返す。
 一定の速度で繰り返される、舌の動きを存分に感じられる愛撫だった。性急に射精を求
めない分だけ、愛情さえ感じられた。
 パンツ越しに舐められた時とは違う、直接的な粘膜の接触が呼ぶ快楽に、あなたは意識
をすべてそちらに持って行かれそうになる。心の片隅で何かが叫び、あなたは顔を上げた
。シンはまだ俯いている。
「え、ええと……」
 あなたは心のなかに何かが渦巻いているのを感じていた。それは後ろめたいながらもど
うにか正当化できそうで、しかし解き放ってしまえば決定的な何かだった。それを押しと
どめているのは極めて太いロープだったが、それはギチギチと鳴り、繊維の何本かがちぎ
れ始めていた。
 このままでは、あなたは表情を隠すことすらできなくなる。性器を這う、ぬるりとして
温かな感触はそこまであなたを追い詰めつつあった。
 あなたは話題をふることにした。シンが夢中になるような話を。
「え、研究室? ……ありがとう、興味ないのに、私の話、聞いてくれて」
 頬を赤らめながら、バツが悪そうにシンは微笑んだ。
「サーバの話なんだけど、OSまるごと変わったし、DBは作りなおしたほうが早いかも。性
能的に考えられなかったクエリも送れるようになるし。でも作るとなると設計から揉めそ
うでなかなかタスクが進まないのよね。研究室はそれでいま、真っ二つ」
 罪悪感にまみれながらも、あなたは安心する。隠し通すことさえできれば、嘘であろう
とシンを守ることには違いないのだ。
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611 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 15:36:02.28 ID:rWFftOEv
「私はやっぱり設計し直しがいいと思うの。意味的解釈のための統計処理だって、マシン
パワーがあればデータ量だって、処理速度だって早いから色んなパターンがすぐ試せるわ」
 シンの話に徐々に熱がこもり始める。あなたの意識も、熱い舌の動きに削り取られるか
のようにキサラギへ向かう。
「意味解釈のアルゴリズムだって、もっと効率的なものが組みやすくなるもの」
 記憶にあるシンの舌はどちらかと言うとサラサラしていて、薄い感触だった。キサラギ
のそれは肉厚で弾力があり、ネコのように少しザラッとしていた。
 一往復ごとに唾液をたっぷりと含ませたそれは、ただひらすら熱い快楽の源だ。
 時折、脇道にそれるように、ぬらりと肉茎の側面にも舌ヒダを押し付ける。まぶされた
唾液が音を発してしまうので、行為はゆっくりとしなくてはならないのだが、キサラギ自
身も興奮しているのか、一定の速度以下にはならない。それどころか、呼吸は早く、熱く
なり、どちらかと言うと舌の動きは早まりつつあった。
 とうとう、あなたの耳にくちゃ、くちゃ、と水音が聞こえ始める。それは聞き耳をたて
なければ聞こえない程度だったが、恋人たちの逢瀬を真っ二つに切り裂く見えない剣だっ
た。
「そりゃ復元しきれないデータの欠落はあるわよ。それはどうしようもないってわかって
るのに、あのクソ……じゃなくて先輩が、アルゴリズムの精度の話にしやがったの! は
ァ!? 欠けてんのはテメーの脳ミソだろって!」
 あなたはシンに視線を向けている。しかし、もう何も見えていない。キサラギの舌と唇
脳裏で幻影のように揺らめいて見えるだけだ。
「あ、すみません……」
 亀頭の頭側に添えられたキサラギの指が冷たく、性感に翻弄される意識に心地良い。時
々さするように動くのも、粘膜の感触と引き立てあってあなたの意識を朦朧とさせていく。
「でも類語の曖昧性回避は結構いい精度だしてるのよ」
 シンの言葉はすでに夢を語る熱っぽさに浮かれていた。あなたが淫熱にのぼせ上がるの
と同じように。
「やっぱり結果が出ると、夢に向かってるって気がする」
 キサラギの動きが早くなる。
 舌の動きは根本から先端までをカバーするのだが、肝心のカリ首は窪んでいるためにさ
して刺激を受けない。裏筋だけの表面的な快楽は生み出された端から、肉茎を包む唾液に
広がったままマグマのように行き場なく淀んでいく。
 それは受け身一方の状態への不満となって、あなたを責めさいなんだ。
 ついにあなたは我慢できず、片手を机の下に隠し、上下に動くキサラギの頭を撫でる。
今のあなたにできる、精一杯の責め手だ。
 キサラギは一瞬動きを止めたが、すぐに再開した。
 その動きは今までと少しだけ違っていて、大きく頭を浮かせ、あなたの手に頭を押し付
けるような動きだった。猫が撫でられに寄ってきたような気がして、あなたは嬉しくなる。
 頭を浮かせた分だけ舌は肉棒を離れたので、舌先だけがチロチロと裏筋を這うような動
きに変化していた。
 射精に至るほどではないのに、性感の種類が変わっただけで、肉棒の根本の澱みは大き
くなる。
「私たちだけのデジタルパーソナルアシスタント」
 あなたは反射的に頷く。誰に向けたのか、もうわからない。
「そのためにはやっぱり大学だけじゃダメ。このままじゃ一生お目にかかれそうにないも
の。資本の力、企業よ、コレ」
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612 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 15:36:38.64 ID:rWFftOEv
 
 キサラギの身体があなたの脚にくっつく。膝の両側に、ダウンジャケットの内側にある
やわらかな感触を感じる。牝肉の圧倒的な気配が、あなたの肉棒をますます硬くした。
 投げ出していた足首に濡れた薄布が当たる。
 それは湿った太ももの内側にあり、付け根に近かった。あなたはシンの視線を確かめも
せずに机の下をちらりと覗く。
 キサラギは赤い顔で肉棒への奉仕をしながら、ゆらゆらとミニスカートに隠された尻を
振っているようだった。
 あなたは熱に浮かされた頭で理解し、靴を脱いだ。
 生地の薄い靴下、その親指を立て、足首にあたっていた薄布へ押しこむ。
 ぐちゅ。
 その音はあなたには聞こえなかった。ただ、靴下の薄い生地を通して熱い液体があなた
の親指を濡らした。
 あなたはキサラギにしてもらっているように、足の親指を前後に動かす。キサラギの頭
が震え、腰の動きが止まる。舌の動きも緩慢になり、ついにはだらしなく垂らたまま止ま
った。
「修士で卒業して……論文書きながら就職活動なんて時間ないし、就活に一年かかるわよ
ね。それで就職して、そしたらしばらくは忙しいでしょうし、自分のことっていうか、プ
ライベートなことって、その、時間ないわよね」
 性器への刺激が収まって、あなたの頭がやっと冷えてくる。淫靡な夢を見ていたようだ
った。
 外界の音を認識し始める。店内BGM。シンの声。
「だから……その…………今のうちに、教官と……………………」
 シンはもの問いたげな視線をあなたに向ける。あなたは話が見えずに困惑するばかりだ

「…………………………………………」
 話がわからないなりに、あなたはこの状況を理解した。シンは大切なことを打ち明ける
とき、こうやって尻すぼみにしてしまう癖があった。
 あなたは何か言いかけようとしたとき、キサラギの舌が目覚めたように動き出す。
 もう上下の規則的な動きなどではなかった。白い指を肉棒に添え、ただびちゃびちゃに
舐め上げる下品な、欲望丸出しの動きだった。
 亀頭を口に含んで弄んだかと思えば、裏筋に何度もキスをする。肉棹に唇を吸い付けた
まま、舌先でつつくように舐める。
 あなたの理性があっという間に淫熱に犯される。シンの言葉に集中しなければいけない
と思う一方で、キサラギのタガが外れたような舌の愛撫に腰から力が抜けていく。
「あの、教官。私、ずっと研究ばっかりで、そんなに時間も取れなくて、いま、呆れるよ
うな彼女かもしれないっていうか、失格モノです」
 あなたは否定も肯定もしなかった。この話は続く。続くか怪しいのはあなたの理性だっ
た。
 あなたは本気舐めをやめさせようとして、女のぬかるみに突き立てていた足の親指を動
かす。するとたまたま亀頭を口に含んでいたキサラギがあえぎ声を漏らして脱力した。口
を完全に閉じていたので嬌声は漏れなかったが、少し間違えれば破滅しかねなかったあな
たは戦慄する。
 しかし、効果があるのは間違いない。現にキサラギは亀頭を口から出し、何本もの唾液
の糸を引いているにもかかわらず、それをぬぐおうともしない。
 あなたは親指をさらに深くつきたて、熱いぬかるみから淫液をすくい出しでもするかの
ように媚肉をかき分ける。
 キサラギの体が何度も痙攣する。これでおとなしくなってくれるか、とあなたは祈るよ
うな気持ちで視線をシンに向け続ける。
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613 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 15:37:10.04 ID:rWFftOEv
 
「いつだって教官のこと、想っています。どんなにいい結果が出ても、一番に知ってほし
いのは教官……」
 シンの言葉が引き金になったかのように、突然の快楽になすすべもなく押し流されてい
たキサラギの目に光がともり、反撃を開始する。
 再び肉棒に手を添え、我慢汁と唾液にまみれたそれに指を絡ませてしごき始める。
 指の届きにくい裏筋に、限界いっぱいまで伸ばした舌を這わせ、横から、下から舐めし
ゃぶった。
「私、教官がどうしてもって言うなら、研究やめます。でも、私の夢、もし許してくれる
なら……」
 あなたはキサラギの頭に置いていた手を離し、小さなつくりの耳に指を絡める。足の親
指の動きと合わせてマッサージするように刺激すると、キサラギの舌が離れて声にならな
い嬌声を上げる。
「待ってて、くれますか、教官……」
 やられてばかりではいられないキサラギは舌と唇を裏筋に当てたまま、根元から鈴口ま
でちゅるる、と吸い上げた。二度、三度と吸い上げ、指も絡めるだけでなく、射精を促す
ように下から上へ撫でさする。熱い舌が広範囲へ刺激を加えるのと比べ、指がそれぞれの
触れた点で責めてくる。あなたの陰茎はすでに痙攣しかけていた。
 シンが熱っぽい顔でテーブルに手をつき、身を乗り出す。
 あなたは気付くのが遅れたものの、なんとかシンへ顔を寄せられた。
 それがいけなかった。
 あなたは腰が引けた分だけ足も引けてしまうので、キサラギが解放されることを恐れて
かつてないほど深く蜜口に親指をつきたてた。
 キサラギは暴走した欲望に突き動かされるまま、鈴口とカリの真下に位置する弱点に桜
色の唇を当て、飴を舐めるように舌を巻きつけしゃぶった。
 今まで決して与えられなかった強い刺激に、あなたは溜めに溜めた絶頂を得る。
「ん…………」
 シンとの口付けはいつも甘い。なのに、今日はそれが感じられなかった。
 あなたの足の親指は同じく絶頂を迎えたキサラギの蜜口によって、きゅう、と何度も締
め付けられ、まだ知らぬ女の膣肉の味の一端を味わっていた。
 肉棒は決壊した堤防から噴出す濁流のようにいつまでも精液を吐き出し続け、キサラギ
はそれを口で受け止める。雌穴の絶頂に震える舌がカリ首に当てられており、射精の最中
であっても奉仕を忘れなかった。
 あなたは腰を、キサラギは全身を震わせて、人目を忍んだ裏切りの快楽に酔いしれてい
た。
 射精が終わるころ、シンが唇を離す。
 あなたは意識を射精に奪われていて、シンとどんなキスをしたのか覚えがなかった。舌
を絡めた感触はないので、唇が触れるだけのフレンチキスだったのだろう。
 ぼうっとした頭で、あなたはシンを見る。心地よい脱力感が全身を満たしていて、恋人
への感慨が何も湧いてこなかった。
 シンは泣き出しそうな顔をしたが、無理に微笑んで見せた。
「時間が来ちゃった……延長申請、できればいいのに」
 そう言うと、シンは笑顔で手を振って去っていった。領収書はいつの間にかあなたが握
り締めており、貧乏院生に出させずに済んだようだった。
 あなたは自分が何をしたのか、しなかったのか自覚していなかった。ただ、この場面が
ようやっと終わったことだけは確かだった。
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614 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 16:31:12.65 ID:rWFftOEv
 
「お手洗い」
 人目を避けてテーブルの下から抜け出したキサラギは、口元を手で押さえたままそう言
い残していった。
 一人残されたあなたはスマートフォンを取り出す。シンに選んでもらったものだ。今は
それが少しだけ重い。
 メッセージの着信がある。やはりシンからで、店を出た後に送ってきたようだった。
『少しでも時間が出来たら、また』
 あなたはすぐに返信する気になれず、ポケットに仕舞った。
 空のコップについた水滴を掬ってみる。シンが出て行った後、カラカラだった喉を潤わ
すために一気飲みしたお冷だ。
 いま、あの事態をどう受け止めるべきか、あなたは決めかねていた。
 浮気、になるのだろうか。
 不可抗力と言い訳してみても、それはキサラギがテーブルの下に隠れるまでだ。あなた
はキサラギを引きずり出して、シンに説明した後で追い返すこともできた。あるいは行為
を拒絶し、手でキサラギを押さえておくことも可能だった。
 結局あなたは流されただけでなく、その行為に積極的に参加さえしてしまった。
 どうすればよかったのか、そのことに考えがとらわれていると、キサラギが戻ってくる。
さっきまでシンの座っていたシートに座り、シンの飲み残しのお冷を一気に飲み干した。
 キサラギを見て、ウェイターが怪訝な顔で通り過ぎていく。
 あなたはキサラギにどう話しかけていいのかわからない。キサラギもつまらなそうにス
トローの包み紙をいじるだけだ。
 喉を締め付けるためらいを乗り越えてあなたが声をかけようとしたとき、キサラギもよ
うやっと言葉を口にした。
「それで、これからどうするの?」
 あなたは二人の、キサラギとシンとの関係の話だと思い、身構える。
「どっか行く? 相談、あるんだから」
 そういえば最初はそういう話だったのだ。
 あなたは安堵する。いま、決定的な問題に真正面から取り組む元気はなかった。
 改めて、あなたはこれからどうするのか考える。しかし、何かぷっつりと電源が切られ
たように思考が働かない。
 あなたはキサラギがどうしたいのか知りたくなり、様子を伺う。
 キサラギはストローを咥えてあなたを見ていた。桜色の唇があなたの視線を吸い込む。
ついさっきまであなたの肉棒に擦り付けていたものとは信じられなかった。つやつやと輝
いているので実際別物で、トイレでリップを引きなおしてきたのだろう。
 あなたの視線は、先ほどまで欲望を晒しあった少女の体を探る。
 白く細い喉元。
 黒い縁取りがされた白いダウンジャケット。その胸の膨らみ。
 まだ少し赤い、小さめの耳。
 ツンと澄ました目元。
 どこか潤んだ翡翠の瞳。
 弾力ある唇の間からのぞく白い歯と赤い舌。
 あなたは、自分の中の熱が完全に下がっていないことを自覚した。
 その澱みは腰から胸に場所を移し、あなたに息苦しく先の見えない淫熱地獄を垣間見せ
ていた。
 キサラギが席から立ち上がる。ヒダの深い黒のミニがふわりと動いた。
 ミニからのぞく白い太もも。黒のハイソックスがよく似合っていた。
「……いこ」
 キサラギの顔は、行為を始める前のどこか思いつめた表情に戻っていた。
 先ほど思い出せなかったが、あなたはやっと思い出した。よく似た表情を知っていた。
シンが自分に気持ちを告白してくれたときのそれだった。
 シンは真っ赤になっていたから、キサラギの表情とは似ているはずがない。なのに、そ
っくりだとあなたは感じた。
 この顔が、さっきまであなたに何をしていただろうか。
 それをしているとき、キサラギはどんな顔をしていたのだろう。
 キサラギがあなたを待っている。シンはもういない。
 あなたは生唾を飲み込む。
日本一ソフトウェア総合エロパロスレ7
615 :クリミナルガールズ シンED後[sage]:2014/11/03(月) 16:32:03.24 ID:rWFftOEv
以上です
お粗末さまでした


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