- 月刊少女野崎くんでエロパロ
181 : ◆SDQsHGH3M. [sage]:2014/10/31(金) 00:15:52.57 ID:OLJIRYqI - >>162つづき
何とか階段を転げ落ちるという惨事を防いだとはいえ、元はと言えば堀を送らせたからで――鹿島はいつものように 「…鹿島ーてめえ、先輩を足蹴にしやがって!!」とか言って足首を掴まれて振り回されるかと…すぐに覚悟はしていた。 それはそれで恐怖が吹き飛ぶだろうし、いつものことだからまあいいか、と。 しかし、その予想は見事に外れて―――まさか脚に縋られ、舐められ…その上、局部を擦られるとは……。 「……ちょ、待って…下さい、堀先輩っ……そん、な…いき、なり……」 当然ながらこの唐突過ぎる状況が飲み込めない鹿島は、階段に腰掛けた状態で堀のされるがままになっていた。 いや、あまりにも有り得ない出来事を現実として受け止められなかったから、動けないのかもしれないが。 学園の王子様である自分が、尊敬する堀先輩から愛撫を受け、こんな場所で身悶えているだなんて。 「…ぁ……、あ…あ…っ―――」 内腿を舐められて、ぞくり、と感じたことのない感覚に全身が痺れているかのようだ。 身体が小刻みに震え、これ以上はもうやめて、と心の中では思うのに、まともな声も出せず振り払うことも出来ない。 「―――あっ…!」 堀の手が内腿を這い上がって来て局部に触れた瞬間、身体をのけ反らせて甲高い声を上げていた。 しかし、彼はそれが聞こえていないかのようにただ夢中でその部分を擦り上げ続ける。 身体が熱い。堀先輩の顔を見たくて覗き込んだがよく分からない。 自分の足先がヒクヒクと、擦られるたびに揺れているのが見えて、全身が紅潮するのではないかと思うほど恥ずかしかった。 「…せっ…先輩っ…、堀、先輩…だ、め…」 自分が自分で無くなりそうで、顔もよく見えなかったが堀に向かって何とかそう声に出した。 その、うわずったような甘い声が自分のものだなどとは信じ難かったが…そうさせているのは堀であり私の所為ではない、と 言い聞かせる。 「……私、…変になり…ま、す…っ…」 自分自身でも、この場所をこんなふうに触れたことはなかった。 それなのに―――最初に触れたのが、どうして堀先輩なのだろう、と鹿島は思った。 そして、何故こうも容易く、それを許してしまっているのだろう―――。 我に返ったかのように、堀の手がぴたりと止まる。拒絶と取られたのだろうか、と思わず息を呑んでいた。 そんなつもりはない。ただ自分が自分ではなくなりそうで、怖かっただけだ。 堀先輩、と声をかけるとゆっくりと顔を上げて…目が合った。 薄暗く、表情はよく分からなかったけれど、堀もこの状況を把握出来ずに戸惑っていることは何となく伝わった。 だから、手首を掴まれ立ち上がるよう身体を起こされ、そのまま促すように歩き出されても言葉が出て来なかった。 手首を掴んでいる堀の手は少し冷たい気がしたが、それは身体が熱い所為なのだろうか。 鹿島は触れられた…あの部分の熱さのあまり、正気を保つだけで精一杯だった。 「…鹿島、ちょっと来い」 どことなくギクシャクしつつも部活を終え、堀は鹿島を呼び出した。 さすがの鹿島も―――今朝までは、もしかしてとうとう堀先輩に告られちゃうのかードキドキ、などという呑気なことも考えていたが、 いざ堀に呼び出されて目の前にいるのを実感すると昨夜のこともモヤモヤと思い出したりで、頬を紅潮させて大人しく彼の言葉を待った。 夕日が差し込む空き教室(それも3年生の)だなんて絶好のシチュエイションで、やはり堀先輩はこういうロマンテックな場面が好きな 乙女思考の持ち主なんだ…、それは私だけが知っていればいい…とか悦に浸りつつ。 ―――…無論、堀の思考にそんなものはなく、この場面設定に意味など存在しないのだが。 「……昨夜も言ったが…、悪かったな…」 あまりに呑気な様子の鹿島にどう切り出すべきか迷いつつも、まず堀は謝罪すべきだろうと思い言った。 あの時は自分も混乱していたが、冷静になってよく考えてみるとあれは強制猥褻でしかなく、言い訳も出来ないレベルだ。 演劇部部長を辞めるどころか、退学になったっておかしくない。誠心誠意謝罪して、鹿島に許しを請う以外出来ることは無いのだ。 その上、自分があんな行為に及んだ所為なのか―――鹿島の様子がいつもと違う。 いつも顔を見ているから分かる…学園の王子としてのキラキラが、何処か薄れている気がする。 それが自分の所為ならば、何とかせねばならない。 「先輩…?」 当の鹿島はというと、堀先輩が深刻な理由が分からない。 彼の足好きはよく知っているし、私の足が一番好みで…その上一番可愛い後輩だとようやく自覚してくれたのだと思っていたから。
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182 : ◆SDQsHGH3M. [sage]:2014/10/31(金) 00:17:58.90 ID:OLJIRYqI - 「…あー、忘れろなんて言わないし、おまえが責任取れって言うんならそうするが」
鹿島の顔をまともに見ることが出来ず、顔を逸らしながら堀は言葉を続けた。 「あれはちょっとした手違いで…もうあんなことはしねぇから、こう…おまえらしい王子に戻ってくれねぇか」 「……つまり、王子じゃない私には興味が…ないってことですか」 淡々と言ったつもりだったのに、声が震えていて自分でも驚いてしまった。 甘い告白を期待していて、夢が破れたから?手違いだということなら、それは仕方がないのだろうか。 だけど、どうしてこんなにもショックなんだろう?堀先輩は何故、私にあんなことしたんですか? 私は、一番可愛い後輩じゃなかった…? 「鹿島…?」 肩を震わせ、俯く鹿島の顔を覗き込み、堀はぎょっとする。 目元には溢れそうな涙が溜まっていて、それを必死に堪えているようだったのだ。 「…私、っ……」 鹿島は意を決したようにキッと顔を上げると、とんでもないことを口走った。 「―――あの後、我慢出来なくて生まれて初めて一人えっちしたのに!!」 「…おまえは、大声で何を言い出すんだ!!!」 いつもの調子で鹿島の頭を殴ろうとして、ハッとして手を止める。 鹿島は…涙を浮かべ恨みがましそうな目で、殴りたいなら殴ればいいとでもいった様子で見つめていた。 「…で、どうしてこうなる」 「先輩は、責任を取るって言いました」 だからです、と鹿島は平然と言い放った。堀を床に押し倒し、馬乗りになった体勢で。 「おまえ…嫌じゃなかったのか?」 記憶はおぼろげではあるが、堀としては鹿島が拒否したので我に返ることが出来たのだ、と思っていたから、この状況の理由が全く 理解出来なかった。どうやら、まず互いに確認しなければならないことがあるのは間違いないようだ。 「嫌だなんて言ってません。ただ…初めてのことだったので、どうしたらいいのか、このままでいいのか分からなかっただけです」 「それで、続きをしろって?」 「はい、お願いします」 「待て鹿島。お願いしますって…おまえ本当に分かってんのか?」 「……もう一回叫びますか?」 「アホか、やめろっ!!」 さっきの暴言を、また大声で口走ろうというらしい。 堀は慌てて起き上がり、鹿島の口を塞ごうとし…押し倒し返した、ような体勢になっていた。 鹿島のスカートが捲れて、すんなりとした両脚が露わになり目を奪われる。 「自分で弄って気持ちよくなって…女の悦びっていうのを知ったんだって思ったけど、一人でするのは虚しかったんですよね」 その体勢のまま、鹿島がぽつりと言う。一瞬、自慰に耽る鹿島を想像してしまった堀は…全身が熱くなるのを感じて顔を背けた。 「俺は…犯罪者になった―――人生終わった、と思っていたんだがな」 「堀先輩が犯罪者?」 鹿島が不思議そうに言う。どうやら、鹿島には強制猥褻をされた、などという意識は全く無いらしい。 それに関しては、よかったと思うべきなのだろう。 しかし、自分の足に対する執着が異常で、変質者的な面もあるのだという自覚は多少あったが、まさかあんなふうに自制が利かなくなるとは 思いもしなかった。鹿島の足に絞められたことに起因しているのなら、多少なりともマゾの資質もあるのだろうか。 自分ではどちらかといえばサディスティックなほうではないかと考えていたのだが。 まあ、ドMを内包してこそのドS!なんていう名言もあるわけだが…―――いや、それはもしかすると鹿島だったから、なのか…? 思案したものの、結論は出ない。―――当然だろう、無意識の意識なのだから。 「…合意じゃなかったからな」 「じゃ、今日は大丈夫ですね」 さらりと言う鹿島に呆れて目を向けると、ニッコリ微笑まれて思わず見惚れてしまった。 「―――やっぱりアホだな、お前」 だけどイケメンだな、などとぶつぶつ言いながら、鹿島の腕を引っ張りつつ一緒に立ち上がった。 取り敢えず、今現在、は理性が飛んでいない自覚がある。鹿島が望んでいるとはいえ、やってはいけないことの分別も付く。 しかし、あんなことがあった訳で、堀自身、所詮男の理性なんて当てにならないと思っている。 「……しないんですか?」 「虚しくなんなきゃいいんだろ…?続き、してやるよ」 そこに、と壁の前に鹿島を立たせ、太腿を撫でるようにしてからスカートの中に手を突っ込んだ。 内腿に手を這わせ、昨夜何かのスイッチが入って触れてしまったその部分をゆっくり、ゆっくり指でこすり始める。 「…あ…っ、壁ドンされるのかと…思いました……」 「お前は、壁ドンする方だろ…?」 触れられて小さく声を洩らす鹿島が、じっと見下ろしている。
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183 : ◆SDQsHGH3M. [sage]:2014/10/31(金) 00:20:40.99 ID:OLJIRYqI - 微かな甘い匂いに、薄っすらとではあるがおぼろげだった記憶が蘇ってくる―――鹿島の匂いだ。
「…壁ドン、なら…少し屈んで身長合わせようかと、思ったけど……逆に、こういうのなら…やり易いんですか、ね…?」 「―――…無駄口叩きやがって…随分余裕じゃねえかよ…っ…、ああ…やり易いよ、こういうことも出来るしな…っ…!」 「…ひゃ…っ!?」 こんな時までカチンとくることを言われてにカッとなった訳ではないが、売り言葉に買い言葉…で、鹿島の左足を掴み膝裏に手を滑らせ 持ち上げた。それをそのまま自分の肩に乗せた状態で、触れていた部分を突き上げるようにして指を押し込んでやる。 背中を壁に付けているとはいえ、結構な力技だ。 「…あ、…あ、あ……っ…」 鹿島は必死に声が出るのを抑えていたが、とうとう堪えきれなくなって堀の頭をぎゅっと抱き締めながら指の動きに合わせて吐息を漏らし 始めた。初めて鹿島が思い通りになったように思え、堀の中に…思いがけない感情が込み上げてくる。 「…直接、触れてもいいか…?」 そう尋ねると、鹿島は頬を紅潮させ言葉も出て来ないようでぎゅっと目を閉じたまま何度も頷く。堀はそれを確認すると、彼女の穿いている 下着ごと短パンを太腿の途中までずり下ろし、弄られて濡れたその場所を直に擦り始めた。 鹿島はその刺激に耐えられずふらついて倒れそうになったが、堀は抱え直してより身体を密着させる。 「…おまえが満足するまで、弄ってやるよ」 鹿島の耳元にそう囁くと、その部分がひくひくとした反応を見せ…堀は所有欲と共に、愛しさを感じずにはいられなくなっていた。 しかし、そう簡単に理性を失う訳には行かない。それでは昨夜の反省はなんだったのだ、ということになってしまうのだから。 「―――…あっ…あぁん!堀…せん、ぱい……、入れて……」 嬌声と共に、そんな鹿島の言葉が堀の耳へと届く。 「……煽んな…っ、人が折角耐えてんのに…っ…」 「私…っ……先輩の、想像して…昨日ずっと、ここ……弄ってて…」 「もういいって、やめろ…っ!」 「…ゆび、4本までは入りましたから……大丈、…っ…」 鹿島は、堀の後頭部の髪を撫でながら、そう口にしようとした…が、黙れというように口付けられて驚きのあまり目を見開いた。 舌がねじ込むように入って来て、口内を探るようにゆっくりと侵されていくと…その気持ちよさにうっとりとなって鹿島の目が閉じられる。 その後のことを、堀は…思い出したくなかった。 記憶から消去など出来る筈もないが、自分でも…よくもこんなことをしたものだと感心してしまう程の行為だ。 もっともっと優しく出来たのではないのか?少なくとも彼女はそれを望んだとはいえ初めてのはずなのだから、こんな乱暴にしてしまって いいはずがない。 当然のように鹿島はまともに動けずに、背負って自宅まで送り届ける羽目になった。 「……まだアソコに何か挟まってるみたい……」 彼女がぽつりと、背中の上で呟く。 「―――明日、学校でそんなこと言うんじゃねえぞ…っ…」 無自覚に煽られてはたまったものではない。 アホ鹿島、と聞こえないように小さく呟いた。 こんな状況で好きだとか付き合って欲しいだとか言ったところで、鹿島がそれを本気にするかどうか怪しいところだと…思う。 ただ、このまま送るだけで良いはずがない。 「……鹿島、俺は責任を取ってあんなことしたわけじゃねえからな」 何かあれば責任を取るのは勿論なのだが、鹿島に要求されるままに事に及んだ訳ではない。 余計で気に障ることばかり口にするけれど、それはただ彼女が自分を偽れないだけなのはよく知っている。 だからつまり、素直で可愛らしい言葉も発するわけで―――…それに堀はすっかりやられてしまって、呆気ないほどに理性が崩壊したのだ。 「―――…鹿島?」 返事がないと思ったら、どうやら寝入ってしまっているらしかった。彼女の家まではあと少し。余程疲れたのだろう、と思わず笑みが漏れる。 「…もうすぐ着くぞ…?」 そう小さく声をかけながら、鹿島を起こさないように…と堀はゆっくり歩いた。それが寝たふりであることに気付かずに―――…。 オチが浮かばないけど、ハロウィン記念、鹿島くんお誕生日オメ!ってことで…ごめんなさいorz
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