- 【女医】病院でエロストーリー7【看護婦】
524 :名無しさん@ピンキー[]:2014/10/24(金) 00:20:49.07 ID:R7yHg40h - 奉仕特待生 すず那 スピンオフストリー
「すず那とおばさんの真夜中の会話」 「お化け!! キャアー怖い!」 すず那は悲鳴をあげた。よく、噂では真夜中の病院には幽霊が出るといわれている。 地下室の霊安室とか、長い廊下の突き当たりとか、この病室にも生きて帰れなかった 霊魂が止まって浮遊している。そうすず那は思った。震える唇で、 「幽霊ですか……、貴女は?」 すると、女の人影は、 「幽霊? なにそれ。ああ、私のことね。失礼しちゃうわね。まあ、いいか。そのな とこで——」 「ど、何処からここへ入ってきたんですか? ナースセンターの看護師は知っているんですか? 名前は何と言う方ですか?」 すず那は、思いつく質問を急いでしてみた。 「何処って、玄関からよ。ナースセンターって? ああ、看護師詰所のことね。看護師さんには用が無いから言ってないわ。名前、私の名前。えーっと何だったかしら」 「分からないの。自分の名前を。認知症なの?」 「失礼なこと言う娘ね。そうじゃあ、ないの。初めから名前が無いの。おばさんでい いわよ……」 「名前が無い。はじめから。やはり成仏できなくて、戒名をつけて貰えなかった? おば さんでいい…… んですか?」 「おばさんでいいわよ!」 「おばさん、それで何のご用なんでしょうか? 私に。こんな真夜中……」 「そんなにお年寄りに話すように一語、一語、はっきり喋らなくても聞こえるから大丈夫よ。 本当、失礼ね……」 「ごめんなさい……」 「素直でよろしい。私こそ、こんな真夜中にすず那ちゃんを起こして御免なさいね。少しお話をしたいと思って来たの」 「私のことを……」 「そう、奉仕特待生の桐生すず那ちゃんのことをね——」 「おばさん、私のことを知っているの?」 「何でも知ってるわ」 「おばさん、どこ見てるんですか?」 「すず那ちゃんは、どんな本を読んでいるのかなと…… 今、何を読んでいるの?」 「何でも知っているって言ったのに…… これです」 「『モンゴメリー作・村岡花子訳 赤毛のアン』。どう、面白い?」 「はい、とても面白いです」 「私も、村岡先生の赤毛のアン、初版本を読んだわ。丁度、すず那ちゃんの頃。すず那ちゃん、読書好きなのね……」 「もう直ぐこれ読み終わるんです。次、何を読んだらいいか…… 何かお薦めあったら教えて 下さい……」 「そうね…… すず那ちゃんのお年なら…… 名作と呼ばれる作家や作品をたくさん読んで。 太宰なんてどうかしら……」 「知ってます。走れメロス…… 読みました。小学生の時に。イラストのついた本で……」 「そう、走れメロスは太宰の作品よ。すず那ちゃんには、『女性徒』や 『ろまん燈籠』『パンドラの函』なんてどうかしら……」 「下の本屋さんで探してみます。ありがとうございます。でもやっぱり私のこと、 何にも知らないんですね。おばさんは……」 「そんなことないわ。なんでも知っているわ。この病院へ来て、初めての時に、用意してきた検便を無視されて 採便棒をお尻に入れられて採られたことや、 泌尿器科の先生に廊下でカテーテルを膀胱に入れられてオシッコを採られた ことや…… それから…… 実習生から浣腸液をたくさんお腹に入れられて 泣きながら排便したことや…… 廊下を裸で歩かされたり…… それから……」 「分かりました。分かりましたからもう止めて下さい! その、指を折って 一つ一つ数えながら言うのも……」 「耳を塞がなくてもいいじゃあない。全部自分の身に起こったことなんだから」 「酷い、おばさんって酷い。それは、そうだけど、そうだけど…… 今更聞きたくありません……」 「恥ずかしいの? 前のことを蒸し返されるの? 花も恥らうお年頃だものね……」 「あっ、それから、すず那ちゃんが初日に日課の排泄って言われて疑問に思ったこと……」 「えっ……、あの…… おむつのことですか?」 (未完)
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