- ふたりエッチでエロパロ Part12
342 :ゲーム(導入)[sage]:2014/10/19(日) 21:31:09.31 ID:Qp/3Ae2Z - ***
お待たせしまして、大変申し訳ありません。 *** 「親」は濡れた瞳を細い指で拭った。 そして面を上げ、意を決して、秘所を覆い隠していた手を離した。 するとどうだろう。 怒号の嵐は忽ちの内に止み、そこかしこから「おお〜」という感嘆の唸りが聞こえてきた。
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343 :ゲーム(導入)[sage]:2014/10/19(日) 21:32:04.42 ID:Qp/3Ae2Z - 「親」役である彼女。
その顔立ちは無垢な少女のような幼さと可愛らしさを備えつつ、一人の女性としての気品を醸し出していた。 そして、肩の下まで伸びたストレートの黒髪はスポットライトを浴びて、眩いばかりに美しく輝いていた。 美貌から目を下ろすと、圧巻のボリュームを誇る乳房に目線が吸い寄せられる。 その一際豊かな双丘は醜く垂れたりせず、ハリのある綺麗な幾何学的半球を形作っていた。 さらに目を下ろすと、腰周りに辿り着く。 なだらかなくびれは、痩せ過ぎずぽっちゃり過ぎず、適度に丸みを帯びていて実に健康的である。 すらりと伸びた足もまた素敵だ。太股の絶妙な肉付きが男心をくすぐる。
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344 :ゲーム(導入)[sage]:2014/10/19(日) 21:32:51.36 ID:Qp/3Ae2Z - 総括するに、一瞥しただけでそれと分かる、まさにパーフェクトエロボディと言えだろう。
そして、その悩ましき肢体は、怒気にまみれた男達を一瞬にして虜にしてしまったのだ。 「今宵の『親』は格別」という主催者の言葉に偽りは無かった。 いや、それどころか、歴代の親を見渡してもここまで完成された女体は無かったはずだ。 まるで申し合わせたかの様に、客達のブリーフの中の肉棒が一斉に膨らみ出してゆくのも無理も無い事であった。
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345 :ゲーム(導入)[sage]:2014/10/19(日) 21:34:51.56 ID:Qp/3Ae2Z - 「皆様…」
男達の昂ぶりが俄に引く頃合を見計らって、「親」は言葉を振り絞った。 声そのものは相変わらず震えていたが、その声音は鈴を鳴らした様に、美しく澄み切っていた。 「先程は大変失礼をいたしました」 謝罪の意を込めて、「親」はお辞儀をした。 *「いいよいいよ〜」 *「こっちこそ、怖がらせちゃってごめんね」 パーフェクトエロボディにすっかり中てられてしまった客達は、先刻の勢い等何処へ行ったものかと、その謝意を快く受け止めた。 雄と言うものはつくづく性に対して現金なものである。 中には調子に乗って指笛を鳴らす客までいた。
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346 :ゲーム(導入)[sage]:2014/10/19(日) 21:37:45.95 ID:Qp/3Ae2Z - 騒動の治まった事に少し安心した「親」は、GMを見遣った。
GMは「親」に向かって小さく頷いた。 「親」は心の中で覚悟を固めた。 頃合を見計らって、GMが口を開いた。 「それでは改めまして、ゲームを続けさせて頂きたいと思います。」 *「お〜いいぞぉ!」 「本日『親』役を務めて頂きます、こちらの女性から挨拶が御座います」 その一言を合図に、「親」は徐に膝を折り、固い床に正座した。 そして客達を見上げながら、事前にGMに言われた通りの挨拶を始めた。 ゲーム開始前、自己紹介を兼ねて挨拶をするのが、このゲームの慣わしであった。
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347 :ゲーム(導入)[sage]:2014/10/19(日) 21:39:37.47 ID:Qp/3Ae2Z - 「小野田優良と申します。本日はゲームにお集まり頂き、真に有難う御座います」
三つ指を突いて、深々と土下座をした。 「き…今日は…皆様に…その…わ、私の…」 「親」役である「優良」は急にしどろもどろし出した。 ここからの挨拶は非常に恥じらいを伴うものだからである。 そして、恥じらいを伴うものだからこそ、優良は土下座したまま頭を上げる事が出来なかった。 そんな優良の心情を察した客の一人が、意地悪な声で野次を挙げた。 *「頭下げたままだと聞こえねぇぞ、優良ちゃん!」
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348 :ゲーム(導入)[sage]:2014/10/19(日) 21:42:46.35 ID:Qp/3Ae2Z - 再びの野次に、優良はビクッと身を強張らせた。
敏感に反応してしまうのは、先程の悪罵の嵐の再来を恐れているからである。 ゲームの金主である彼らを二度も怒らせてしまえば、最悪ゲーム中止なんて事もあるかもしれない。 そうなってしまえば真を救い出す事も出来なくなってしまう。 では、そうならないようにするためにはどうしたらよいか。 答えは一つ。 客達の機嫌を損なう事無く、徹頭徹尾彼らの言う通りにする事である。 自尊心も恐怖心も羞恥心も押し殺して、全て彼らの満足行く様に振舞うのである。 (真さん…私…頑張ります…) 優良は顔を上げ、精一杯の作り笑顔を浮かべ、改めて挨拶を続けた。
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