- [少年少女]ロリとショタでエロ2[子供同士]
46 : ◆F3cVPr2p7Apc [sage]:2014/10/18(土) 05:24:46.75 ID:e1Tk9wtt - ここより色仕掛けスレかなと思ったけど
---------- 10歳をすぎると、それまでの人間関係ではいられなくなってくる。 ケンはなんだかんだと理由をつけて、幼馴染みの女の子・ミリと一緒に登校するのを避けるようになった。 幼少の頃から一緒に通っていた。友達もそれに慣れていて、誰もそれを疑問に思ってはいなかった。しかし、最近ふと思いだしたようにからかい始めたのだ。 ケン自身、ミリと何を話していいのかわからなくなってきていた。 というのも、彼女の胸が大きくなってきたのだ。 「おっぱい」とは大人の話で、違う世界の話のはずだった。 幼馴染みの胸が「おっぱい」になりつつあることに、ケンは大きなショックを受けた。 ミリと話しているとつい「おっぱい」に視線が吸い寄せられてしまう。 もっと見たい、触ってみたい! でもそれはスケベ男のする事だ。 カッコイイ男はそんなことしない。 ケンは、自分の欲望が腹立たしかった。 まして相手は幼馴染みだ。強い背徳感を覚える。 ケンはだんだんしどろもどろになっていった。 ケンは自分に言い聞かせた。 (ミリなんてぽっちゃりで幼児体型で垢抜けない。そういう対象じゃない) ミリも、自分の胸が見られてるのは分かるのだろう。 困った顔をして黙ってしまう。 ケンは適当に言い訳をして先に行く事が多くなった。 避けられているのを感じてミリは寂しそうにしていたが、ほっとした様子でもあった。 それはケンとミリだけではない。 この頃になると男の子と女の子の関係は、それまでとは違う距離を置き始める。
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47 : ◆F3cVPr2p7Apc [sage]:2014/10/18(土) 05:25:20.63 ID:e1Tk9wtt - そんな時に、「女の子の授業」があった。
「女の子の授業」は、「男の子の授業」より数ヶ月早く行われる。 授業を終えた女子達は妙に色めき立ち、値踏みするように男子を見ては、興奮した様子でクスクスと笑いあっていた。 男子は戸惑った様子で彼女らを見る。 不思議と不快感はあまりなく、妙なむず痒さを覚えていた。 (最近女子ってよくわかんねえや。早く帰ろ) ケンはカバンを背負うと教室を出た。 「あ、待ってよ」 ミリが慌てて追ってきた。 ケンの手を握る。ケンは柔らかくて暖かいミリの手にドキリとした。 「あ? なんだよ」 ケンはときめきを悟られまいと、乱暴にミリの手を振り払った。 ミリは振り払われた手を悲しそうに見ていたが、気を取り直して言った。 「あのさ、最近一緒に帰ってないじゃない。ケンちゃんと話したい事もあるし…」 ミリがケンの腕に触れる。 ミリの体温を間近に感じて、ケンの鼓動が高まった。 ケンは叫んだ。 「うっとおしいな、ベタベタすんなよ!もうガキじゃないんだから!」 ケンは駆けだした。
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48 : ◆F3cVPr2p7Apc [sage]:2014/10/18(土) 05:26:19.77 ID:e1Tk9wtt - 昇降口でケンは息を切らせていた。
(なんだよ、あいつ…急に触ってきやがって) ミリに握られた手を見つめる。 二人の関係がぎくしゃくしだしてから、ミリに触れられたのは初めてだった。 ミリの唇と胸が目に浮かぶ。 ケンは首を振った。 (くそ、あいつはそういう対象じゃないってのに!) 「どうしたの?」 ケンが顔を上げると、セミロングの髪を垂らした端整な顔だちの同級生が、心配そうにケンを見ていた。 「委員長か…別に」 ケンは眩しそうにスラリと伸びたクラス委員長・エリカの肢体を見た。 (そう、つき合うなら委員長みたいな、綺麗な子がいい…おっぱいは、無いけど) 納得しかねた様子で首を傾げながら、エリカは綺麗なソプラノの声で言った。 「ふぅん…そうだ、ミリちゃんがあなたと話をしたがってたわよ。話した?」 「別にあいつと話なんかねえよ」 ケンは気まずそうに呟いた。 「ははーん、彼女から逃げてきたのね。言い寄られたんでしょ」 エリカは意地悪そうに笑った。 「なんで俺が逃げるんだよ。それに、あいつが言い寄るとか、ねえよ」 言いながらケンは混乱していた。 そういうことだったんだろうか。ミリが? 自分に? ケンの鼓動が早くなる。 誤魔化すように、ケンは話をそらせた。 「委員長こそなんでここにいんだよ。もう帰るのか? 珍しいな」 エリカは悪戯っぽく笑って、ケンの顔を覗き込んだ。 「あなたを待ってたんだって言ったら、信じる?」 「は? 俺? なんかした?」 エリカは笑った。 「バカね、あなたに会いたくて待ってたってこと」 エリカは手を伸ばして、ケンの耳たぶに触れた。 「なんだよ、からかうなよ!」 ケンはぞわっとして思わず身を引く。 (なんだよ、どうしたんだよ女子ども!) エリカは顔を紅潮させ、上目遣いでケンを見つめている。 「からかってなんかいないわ、多分。そう、あなたなら…いいかも」 エリカの指先が少し震えてる。 エリカの顔からは笑顔が消え、緊張した面持ちでそろそろとケンに顔を近づけた。 ケンの心臓が早鐘のように鳴る。 (委員長と…嘘だろ?) ケンがエリカの肩を掴むと、エリカがピクリ、と震えた。 エリカに唇を寄せる。
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49 : ◆F3cVPr2p7Apc [sage]:2014/10/18(土) 05:27:18.99 ID:e1Tk9wtt - 「ダメ!」
ミリが二人の間に割って入った。 「ケンちゃんは、ダメなの!」 ミリがケンの腕を取ってエリカから引き離す。 ケンの腕にエリカの乳房が押しつけられる。 (うわ…) ケンは腕にミリの柔らかい身体と体温を感じて身体を熱くした。 「あ、それずるいわ!まだやっちゃダメのはず…」 エリカが頬を膨らませる。 「ごめん!でもケンちゃんは、だめーっ!」 ミリはケンの腕を取って、その場から駆けだした。 「おいミリ!ちょっと待てよ!」 後に残されたエリカは、寂しそうに見送った。 翌日。女子から思い思いのアプローチを受けた男子は、一様に蕩けたような表情をしていた。 ケンはミリの口から、女子が受けたスキンシップの講習の内容を聞いた。やがて身の処し方を「男の子の授業」で知る事となる。 そこからあぶれた男子は憮然とした顔をしている。 彼らは「男の子の授業」に、より真剣に取り組むようになったのだった。 ----------
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