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霧夢だから
蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 10小節目

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蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 10小節目
148 :霧夢だから[sage]:2014/10/15(水) 03:09:37.89 ID:+OGvQ0V1
前回からおよそ一週間経過してしまいましたが>>135の続きです。
ようやくエロシーン突入。
蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 10小節目
149 :霧夢だから[sage]:2014/10/15(水) 03:10:27.78 ID:+OGvQ0V1
 霧夢と遊園地で思いきり遊んだ帰り。
 僕は霧夢に誘われて彼女が相ヶ江さんと一緒に暮らし始めた新宅を訪れていた。
 ……いや、勿論そんな場所に僕がお邪魔するのは問題があるのは解っているのだけれど、霧夢に押し切られてしまったのだ。
 まぁ『男子高校生が女子小学生を自宅に連れ込んだ』だったら完全にアウトだろうけど『女子小学生が男子高校生を自宅に連れ込んだ』ならセーフだと思う。
「はい、ひびきの分」
「ありがとう。いただくよ」
 霧夢が淹れてくれたお茶を口にする。なんだか一気に身体の力が抜けた。
「ど、どうかな。普段は柚葉に淹れもらう事が多いから、あまり慣れてなくって」
「大丈夫。とっても美味しいよ」
「そう? えへへ、よかった。お茶もロクに淹れられないお嫁さんになって、ひびきにハズかしい思いをさせるワケにはいかないもんね」
 今日、相ヶ江さんは用事があるらしくて外に出ている。彼女も彼女で霧夢と同じく街を案内してあげたいところなんだけど、ひとまず今回は都合が合わなかったわけで。
 それはそれとして。
「何度か言ったけど、霧夢はまだ小学生なんだからお嫁さんにはなれないよ」
「……ねぇ、ひびき。本当に、島でのプロポーズのこと、覚えてないの?」
 注意してみると、急に神妙な顔になった霧夢が訊ねてくる。
 冗談を言っているようには見えない。この話をする時、あくまで霧夢は真剣だ。
「……うん。霧夢には申し訳ないけど、少なくとも僕は、そんなつもりで言ったんじゃないんだ」
 いまだに、僕がいつ、霧夢に誤解させてしまうような言葉を放ってしまったのかさえわからない。
 もっと正直に言えば、あの時は霧夢を外に連れ出そうと必死で、そして盛大に自爆してしまったせいで焦りまくってて、言葉の詳細をよく覚えていない。
「そっか。残念ね、ひびき」
 正直、怒鳴られるのは覚悟していた。だから今の静かな霧夢を見て、逆に戸惑ってしまった。
 直後。
「あ、れ……?」
 目眩。視界が揺らぐ。そう認識した瞬間、意識が遠のいていった。
 
「ひびき。いい加減に目を覚ましたら?」
「ん……霧、ゆめ?」
 なんだっけ。なんで僕は寝ていたんだろう。
 霧夢と遊園地で遊んで、それから……
「えっ? っていうか、なにこれ?」
 記憶をたぐり寄せる事さえ終わらず、違和感に気づく。手が、足が、動かない。
「あの、霧夢さん……? いくつか質問させていただいてよろしいでしょうか?」
「ええ。私に答えられる事なら答えるわよ」
「じゃあまず。霧夢が淹れてくれたお茶を飲んだ後、いきなり意識を失ったんだけど、アレはなんだったの?」
「お茶の中に仕込んでおいた薬のせいね」
「なんで霧夢がそんな物持ってるのさ!?」
「私じゃないわよ。柚葉に用意してもらったの」
「ああ、なるほど……って結局納得できないよ!?」
 到底納得はできないけれど、相ヶ江さんに用意してもらったという点が本当なら、少なくともこのまま霧夢を問い質しても大した意味はないだろう。
 それに、他にも聞かなきゃいけない事があるし。
「じゃあ、二つ目の質問。どうして僕は縛られているんでしょうか?」
 目が覚めた瞬間覚えた違和感。僕の両腕両足はロープでがっちり縛られてしまっている。
「そりゃあひびきは男だし、私はか弱い小学生だもん。ひびきに本気で抵抗されたら、どうにもならないじゃない」
「僕が抵抗しそうなことをやろうとしているんだね……」
 なんだろう。殴る、蹴るの暴行はさすがにないと思うし。
「最後の質問。どうして僕は、布団の上に寝かされているんでしょうか?」
 わざわざ寝室に運ばれて敷布団の上に寝かされたらしい。一体、ここからなにを始めようというのか。
「それはもちろん、二人の愛の営みをスムーズに行うためよ」
 そう言って、霧夢は。
「な、なにやってるのさ霧夢っ!」
 おもむろに着ていた服を脱ぎ始めた。
「なにって、ひびきは私が服を脱いだ方がコーフンするでしょ。ちょっとハズかしいけどひびきなら見てもいいよ?」
 頬を赤く染めながら答える霧夢。
 嫌な予感がどんどん膨れ上がってゆく。裸になる霧夢、布団の上、愛の営み。
「あっ、でもひびきだったらランドセルとか背負ってた方がいい? 裸ランドセル」
「僕にそんな変態的な嗜好はないよ……」
 なんだ、裸ランドセルって。
蒼山サグ ロウきゅーぶ!でエロパロ 10小節目
150 :霧夢だから[sage]:2014/10/15(水) 03:11:29.72 ID:+OGvQ0V1
「おっかしいわね。小学生好きな男は、そういうのも大好きだって書いてあったんだけど」
「一応訊いておくけど、どこに書いてあったの?」
「ネット」
「……だろうね」
 島にいた間ずっと社の中に閉じ込められていた霧夢だ。
 絵を描く以外にも、暇つぶしに”そういった”調べ物もしていたのかもしれない。
 結構耳年増に育ってしまっているみたいだ。
「っていうかひびき、なんで目線逸らしてるのよ。見てもいいんだってば」
 そんなわけにはいかない。小学生女子の裸体を目に焼き付けようものなら、それは言い逃れようのない、アウトだ。
「……えいっ」
「って、霧夢今度はなにをっ!?」
「あ、やっとこっち見てくれた」
 ああ。思わず霧夢を凝視してしまった。
 けれど今だけは、彼女が裸になっていることも気にならない。それ以上の衝撃が襲っているんだから。
「ズボンを脱がせるとか、一体なに考えてるのさっ!」
「なにって、ここまでやったら分かるでしょ」
 ……霧夢の言うとおりだ。もう、彼女が何をするつもりなのか察しはついてる。
 でもだからこそ、僕はこう言うしかない。
「き、霧夢。こういう事は、もう少し大人になってからじゃないとダメなんだよ」
「……そりゃ私も、恋人同士正しいステップを踏んでからって思ったわよ。最初はね。けどひびきったらあっちこっちの女にところ構わずデレデレしてるし。
 勿論ひびきが私の虜だってことはわかってるけど、このままだと勘違いする女も出てくるかもしれないから、手っ取り早く私達の事を周りに認めさせた方がいいでしょ」
 正直、ツッコミどころを挙げてゆけばキリがないんだけど、多くが今更なことだからスルーする。
 今一番訊きたいのは。
「それがどうなって、僕とこんな事をするって結論になるの?」
「あのちんちくりん達も言ってたでしょ。結婚に必要なのは、既成事実だって」
 ああ。そういえばそんな事を言っていたような。その勢いで潤が迫ってきたりもした。
 なるほど。話が繋がったといえば繋がった。……けど。
「いやいやいや! だからってこれはさすがにマズ――っ!?」
「んっ……」
 言葉は最後まで紡ぐことは出来なかった。霧夢に、唇を塞がれてしまったから。
 初めてのキス。僕はそれを、たった今奪われてしまった。
 ネットを介して長らくパートナーとして一緒に活動し、今は気がつけば毎日のように顔を合わせている小学生の女の子に。
 信じられないことが立て続けに起きて、混乱しているのか頭がボーッとしてくる。
 ……いや、違うか。
「んっ、ふっ……」
 これは単に、霧夢にキスされて、僕の頭が蕩け始めているんだ。
 霧夢が僕へと身体を委ねてくる。倒れ込むように重ねられる、華奢で柔らかい身体。
 特に下半身は、お互いに露出してしまっていて、体温が直に伝わってくる。
「…――はっ。とりあえず、キスはこれでクリアね」
 これはマズい。マズすぎる。
「霧夢。もう、やめよう」
「ふふん。さっきまでならまだしも、今となっては全く説得力がないわね」
 眼前の、霧夢の肢体に今のキス。そして重なった身体の感覚。全てに刺激されて、今まで必死に抑えていた欲望がとうとう起き上がってしまった。
 高く立ち上がったソレには、当然霧夢も気づいてしまった。彼女の言ったとおり、ここまで大きくしてしまっては説得力の欠片もない。
「んっ……しょっと」
「んんっ……?」
 霧夢が両の太ももで、僕の分身を挟み込んでくる。温かい。そして柔らかい、とてつもなく。
「きりゆ――ああぅ!」
「ふふ、キモチいい? ひびき」
 そのまま脚を動かして、僕を刺激してきた。柔らかな圧迫感。霧夢の問いに思わず頷いてしまいそうになるくらい、気持ちいい。
 だけど寸前で思い留まる。ここで頷いてしまったら、霧夢の思うつぼだ。
 黙ったまま。正直、何かを言うような余裕もないから。
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151 :霧夢だから[sage]:2014/10/15(水) 03:12:35.60 ID:+OGvQ0V1
「うーん、もう少し激しく動かした方がいいのかしら? えいっ」
「――っ!」
 息を呑む。霧夢は一度、挟んだ両脚を上へと浮かせて、すぐにそれを元の位置に戻す。
 マズい。今の一回だけでそう思った。これを繰り返されれば、絶対に耐えきれない。
 なんとか歯を食い縛って声は漏れないようにしたけれど。
「んっ、んっ……」
 二度、三度。頭がチカチカしてくる。我慢できる今のうちになんとかしないと、本当に霧夢に屈してしまう。
 それだけは絶対に避けないといけない。
 なんとか切り抜けて、年上としてちゃんと霧夢を窘めないと。
「……これ、結構疲れるわね。それにひびきの反応もなんだかイマイチだし」
 しめた。寝そべったまま両脚を動かすっていうのは、普段使わない筋肉を使うことになる。
 体力のない霧夢にとっては結構な重労働だろう。ジッと我慢していた事も功を奏した。
 このまま諦めてくれれば、嬉しいんだけど。
「しょうがないわね。やっぱり最初は、オーソドックスにやりましょ」
 そう上手くはいかないか。あくまで責め方を変えるつもりなだけみたいだ。
 一度身体を起こした霧夢は、今度はやたら下の方へ移動する。
「すんすん……なんか、変なニオイ」
「うっ……」
 恥ずかしくて、思わず頬が熱くなるのを感じる。霧夢に、一番恥ずかしい場所の匂いを嗅がれた。
 霧夢と遊園地で遊び回って、霧夢と一緒にお茶を飲んで、意識を失ってこの状況。当然、身体を洗う間はない。
 汗だってかいてるだろう。不快な臭いを霧夢は嗅いでしまったんじゃないだろうか。
「でもなんかこのニオイ嗅いでると、頭がクラクラして、ヘンなカンジ……」
 僕の心配とは裏腹に、むしろ霧夢は興奮の度合いを上げてしまったようだ。それはそれで困るのだけれど。
 ……なんて、悠長に考えたりせずなんとか霧夢を止めるべきだった。
 ここから彼女がなにをやるかなんて、明白だったのに。
「待っ――」
「あー……ん」
 霧夢の熱い吐息を先端に感じて、熱がどんどん近づいてきて。
 あっという間に僕の先端は、霧夢の小さな口の中に飲み込まれてしまった。
 熱い。それに唾液が、すぐに絡みついてくる。……女の子の口の中って、こんなに気持ちいいものなのか。
「んっ、ちゅっ、れろっ……」
「くっ、きり、ゆめ……!」
 いや、問題なのはそんな事じゃない。
 あの霧夢が、僕の性器を口に含んで舌を這わせている。
 その事実がどうしようもないほどに僕自身を昂ぶらせる。
 霧夢が口を離した瞬間、切なくなってしまうほどに。
「どう、ひびき?」
「…………」
 それでも僕は、霧夢の問いには答えない。意地でも。
 気持ちいい。もっと続けてほしい。口から出ていきそうな言葉たちを必死に押さえ込む。
「やり方、間違ってるのかな。さすがに初めてだから加減とかわかんないし」
 霧夢の表情は、真剣そのものだ。気持ちよくなってほしくて、考えている。僕の自惚れでないなら、きっと。
「ゴメンね、ひびき。まだ上手くひびきのことキモチよくさせてあげられないかもしれないけど、すぐコツを掴んじゃうから。……ちゅっ」
「んっ……」
 再び霧夢の口の中へ、僕が吸い込まれてゆく。
「は、んっ……ちゅぷ」
「あっ、くぅ……」
 再開される奉仕。一度膨張した分身は、刺激を受けるたびに震えている。
 今まで経験したことのない類の快感。そんなに長く我慢できるはずもない。
 このままだと最悪の瞬間を迎えてしまうことになる。
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152 :霧夢だから[sage]:2014/10/15(水) 03:13:05.97 ID:+OGvQ0V1
「ぐ、うぅっ……!」
 ……だというのに、僕は自分の状況をまったく考えていないかのように、一つの欲求に身を焦がしそうになっていた。
 腕の拘束が煩わしい。そう思う。
 だけどそれは、この状況から抜け出したいから、霧夢の行為を力ずくで中断させたいからじゃなく。
「はぷっ、んんっ……」
「霧ゆ……め。んっ」
 経緯はどうあれ、こうして一生懸命、僕に気持ちよくなってもらおうと頑張ってくれている霧夢。
 彼女を労ってあげたくて、その綺麗な銀の髪を撫でてあげたくて。でもそれが出来ないから、ひどくもどかしい。
 まったく、こんな状況でなにを考えているんだ僕は。
「れろっ、あむっ……」
 唇をさっきまでよりもすぼめて。圧迫がキツくなる。
「ぐっ、んんっ、じゅっ……」
「あっ、くぅっ……!」
 そのまま霧夢は自分の頭を激しく前後させ始める。小さな唇に、僕の陰茎が扱かれ続ける。
『手、絶対に離さないでって言ったのに』
『えへへ、ひびきの背中だぁ〜……』
 ああもう。なんだって今この場で、こんな事を思い出しているんだろうか。
 ……なんて。薄々気づいているくせに、自分の心の中でさえ恍ける。
 もう限界なんだ、いろいろな意味で。
「はぶっ、ふぅん……っ」
 霧夢の頭の動きがさらに激しくなる。喉の奥にまで、僕の先端が達する。
 暖かくて柔らかな粘膜が触れる度、えも言われぬ快楽が脳髄まで駆け抜ける。
「霧夢、これ以上は本当に、もぅっ……!」
「ふふっ……んんっ、はぷっ……」
 きっと霧夢は僕の言葉の意味を理解している。漏れた笑みがそれを証明していた。
 けれどそれでも、霧夢は責めを緩める気配はまったくない。
「んくっ、じゅぅ……!」
 だからそれは、当然の結果で。
「くぅっ……ダメ、だっ……!」
「あむっ……ぷはっ」
 今になって霧夢が陰茎を解放してくれたけど、もう間に合うはずもない。
「霧ゆ、めっ……あああっ!」
「ひびきっ……んんっ……!」
 さっきまで霧夢に飲み込まれていた先端から、僕自身も見たことがないほど大量の精液が迸る。
 勢いよく飛び出した欲望は、目の前にいた霧夢の顔に、髪に降りかかった。
「うわっ、顔ベタベタぁ……。なに、こんないっぱい出るものなの?」
「ご、ゴメン。いつもはもうちょっと少ないと思うんだけど……」
 思わず謝る。僕のせいで汚れてしまった霧夢の顔を見て、罪悪感が膨れ上がってしまった。
 ここに至るまでの経緯とか、全く関係なしに。
「それって、私の口の中がスゴくキモチよかったから?」
「……否定はできない、かな」
「あ、やっと素直になってくれたわねひびき」
 敗北感でいっぱいだけど、しょうがない。これだけ大量に出しておいて、頑張ってくれた霧夢を否定するような事は言えない。
 
 ああもう、本当にどうしたものだろうか。
 快感も限界を通り過ぎてしまって。もう一つの限界点も、吹っ切れてしまったかもしれない。
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153 :霧夢だから[sage]:2014/10/15(水) 03:18:02.21 ID:+OGvQ0V1
今回はここまでとなります。
構想段階では「さすがにぶっ飛んでるかな」と心配になりましたが四巻読了後「いや、霧夢ならやってくれる!」と思い直したという経緯。
とりあえず今考えいているアフターっぽい話も含めて、原作の五巻が発売される前には完結させたいと思っています。


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