- 戦う司書でエロパロ
641 :名無しさん@ピンキー[]:2014/10/05(日) 15:32:09.51 ID:4m2AgJ0Z - 「あ〜、疲れた!お疲れ、ノロティ!」
「あ、キャサリロさん!お疲れ様です!」 「も〜、同級生なんだし、敬語使わなくていいって!」 「う〜ん、そうなんだけど、なんか癖になっちゃってるみたいで。」 「はあ・・・ほんと良い子だねえ、あんた。ま、いいんだけどさ」 イレイアが差し入れで持ってきたアイスレモンティーで喉を潤しながら、キャサリロとノロティの二人が楽しげに談笑する。二人はB組の中でも仲がいいことで知られている。 楽天的で明るい性格のキャサリロと、同じく快活だが、温和で天然な部分を持ち合わせたノロティは相性がいいのだろう。また、自称姉御肌のキャサリロにとって、 おっちょこちょいで危なっかしいところのあるノロティはほっとけないらしい。心のどこかで妹のように感じているのだろう。クラスのムードメーカー的存在のキャサリロだが、 へらへらしているようで実はかなり優秀である。校内テストでも常に上位には入っており、運動神経も女子の中では最も高いといえる。中学の頃はバスケで全国大会まで出場した ことがあるという。テスト前の勉強や部活でも、何かとノロティの面倒を見ているキャサリロだが、一つだけ、ノロティに勝てないと思っているものがある。楽しく会話しているはずの 今現在も、キャサリロはそのコンプレックスを目前に突きつけられていた。 「キャサリロさん?どうかしたんですか?」 「え?あ、ううん!何でもないぞ、このヤロー!」 「あははは!くすぐったいよ、キャサリロさん!」 心配そうに顔を覗きこんできたノロティに、おどけてくすぐりをかますキャサリロ。仲睦まじくじゃれる少女たちの様子を、遠くで男子が(レズか)(百合だ)などと 思いながら食い入るように見つめていることには二人は気付かない。しかし、親友の少女の身体をまさぐりながら、キャサリロはますます心の中で落ち込むのである。 (いいなあ。皆背高くって、スタイル良くて・・・) キャサリロのコンプレックスとは、自分の背の低さとスタイルである。普段の快活な姿を知る者は皆、彼女に対しボーイッシュであるという印象を受けるのだが、実は彼女、 心はすごく乙女なのである。よくも悪くもおおらかで、あまり女性らしい身体の手入れを気にしないノロティによく説教しているところにもその片鱗は覗えるのだが、 お化け屋敷やホラー映画が苦手で、夜道も一人で帰れなかったり、ガールズトークで飛び出す下ネタに赤面するなど、内面は誰よりも少女らしかったりする。 幼い頃は可愛いドレスや、童話のお姫様に憧れたりする少女だったのだが、年を重ねる中でそういったものが似合わないことを自覚した。反動で髪を短くし男子に混じって バスケをするようになったのだが、中学に入る頃に身長が止まり、高校バスケで通用しないと知ってからはその道も諦めた。女らしさとスポーツ、そのどちらも適わなくなった原因 である自分の身体が恨めしく思える。
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