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名無しさん@ピンキー
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【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ3

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【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ3
49 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/28(日) 06:16:29.40 ID:T+ZQrcTQ
感想、有難うございました!
エロいのが中々書きあがらないのに、またまた非エロを書いてしまいました……。
梅子は、「おしゃべりが上手じゃない」とかではないと思いつつも、
せっかくいい感じのCMだったので、ついつい引用したくて強引にw

そうそう。再放送もあるので、前に書いたことのある方もない方も
エロパロ投下して下さる事にほんのり期待。
【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ3
50 :繋1[sage]:2014/09/28(日) 06:19:04.93 ID:T+ZQrcTQ
下村家の居間で電話が鳴り、目の前に座っていた梅子が一瞬で受話器を取った。
「悪い、切れちまった」
電話の相手は、信郎だった。
辺りはすっかり寝静まっていて、物音一つしない中、受話器の向こうから梅子の耳の中へ信郎の声が広がっていく。
梅子は不思議とソワソワ落ち着かない気持ちになり、正座して重ねた足の指をモジモジと動かした。
「あの……、大丈夫?」
「大丈夫だ。今度は10円玉、たっくさん入れたからな」
仕事で鴨宮へ行った信郎から、今日は帰れないと連絡があったのが夕方。
そして、家の様子を確認する電話がかかってきてすぐ切れてしまったのが、ついさっきだった。
さっきの電話が短時間で急に切れてしまった事への抗議は、胸の中で流してしまった。
だって、こうして掛けなおしてくれたのだから。
「梅子、さっき何か言いかけただろう」
信郎が言う。
そう言えば、そうだった。
何か言いかけて、それがうまく言えないでいる内に、電話が切れてしまったのだ。
信郎に伝えたかった事を思い出そうとしていると、受話器の向こうで信郎が話し始める。
私が言いかけた言葉を気にしていてくれた事、周りの人に10円玉の両替を頼んで回っていた事。
梅子は信郎の姿を想像しながら、目を細めてフフフと笑った。
目を細めたまま信郎の声に集中すると、信郎が体の中へ広がっていくようで、胸の奥がジンとした。
本当はこうして声を聞きたかっただけなのかもしれない。
でも、やっぱり物足りない。ノブに伝えたかった事は……。
「……聞いてるか?」
さっきの話、と信郎に催促されるが、伝えたい気持ちがどうも言葉にまとまらない。
何だったかしら、と私がとぼけて言うと、何だそれ、と信郎が応えた。
本当に伝えたい気持ちだけはあるのに、それを何と言うべきか……。
今でもやっぱり、うまく表現できる気がしないでいた。
「ごめんね、うまく言えなくて」
「相変わらずだな」
信郎の声が優しくて、何故だか少し泣きたい気持ちになった。
【朝ドラ】梅ちゃん先生でエロパロ3
51 :繋2[sage]:2014/09/28(日) 06:22:29.10 ID:T+ZQrcTQ
泣きたい気持ちを振り払って、なるべく明るい声で今日の出来事を伝えていると、
さっきも耳にした、電話が切れる事を知らせるブザーが鳴る。
ブザーが鳴り終ると強制的に二人の仲を切断されるようで、さっきも感じた心を削がれるような思いに、胸がザワついた。
もっと、ノブの声を聞いていたい。このまま終わるなんて、嫌。
そうは思うけれど、またさっきのように中途半端に終わらせるわけにもいかない。
「ノブありがと、電話してくれて。嬉しかった」
いま言える、精いっぱいの気持ちを言葉にする。
「おお」
信郎の短い返事を最後に、通話がプツリと終了してしまった。
受話器の向こうからは、ツーツーツーという無機質な音だけ。
そっと受話器を置くと、チンと軽い音が鳴って、辺りの静寂に身を包まれた。
寂しい。
でも、……それだけじゃない。さっきノブに伝えたかった事は、何か、もっと……。
「あ」
ポンと、その言葉が頭の中へ浮かんだ瞬間、梅子は口に手を当てて少々大きめの声を出した。
――繋がりたい。
それはつまり、身も心も……。
ふと耳元で囁く信郎の夜の声を思い出し、お臍の下が疼いた。
「いやだ。はしたない」
梅子は真っ赤になった頬を両手で押さえ、立ち上がって電気を消すと、足早に階段を上がっていった。

ギシ……ギシ……。
梅子が立ち去った後の暗い廊下に、控えめな足音が鳴る。
「全く。傍で気持ちがザワザワしてる人がいると、目が覚めちゃうのよね」
それは、祖母の正枝だった。
「電車に乗り遅れただけで、朝には帰ってくるのに。バッカじゃないの」
正枝は吹きだしながら梅子が上がっていった階段の方をチラリと一瞥して、居間を横切り手洗いへと向かっていった。

――終――


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