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名無しさん@ピンキー
あずまんが大王のエロいのないんかねえ-16 -

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あずまんが大王のエロいのないんかねえ-16 -
970 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/23(火) 20:31:09.29 ID:nhfrr4kk
「友達」

(神楽…どうして…)
すっかり日も暮れた放課後の保健室。
榊は僅かに開かれた保健室の扉の隙間を息を殺してじっと覗き込んでいた。
彼女の視線の先には友人の神楽、そして国語教師のあの男性…。
よく見知った二人。生徒と教師。
さしたる接点はないと思われたはずの二人であった、榊はずっとそう思っていた。
「あっ・・・あっ・・・いっ、いいよお・・・!!」
そんな彼女らは、今榊の目の前で一糸纏わぬ姿が激しく交わり合っている。
四つん這いになった神楽の腰を力強く掴み、荒い息を吐きながら突き上げるように
自らの腰を打ち付ける教師。
その度に肉と肉がぶつかり合う小気味良い音が室内に響き渡る。
神楽は応えるように上ずった嬌声を上げる。
ぶるんぶるんと激しく揺れ動く神楽の豊満な胸が、二人の行為の激しさを物語っていた。
「あっ…あっ…はぁ!!はぁ!!あっ、くっ、うあぁぁぁん!!」
普段の彼女から、勝気な彼女からは想像できない喘ぎ。
(何で…この二人が…いや、そんなことより…)
生徒と教師。一般には許されない行為。疑問は尽きないが、二人が望んでなった関係なら口は出すつもりはない。
それよりも、こうして二人の秘め事を盗み見る自分こそが良識に反しているのではないのか。
ましてや大事な友人の、あられもない痴態を…。
(でも…)
それでも、目が離せない。
初めて見る、男女の性行為。
ただただ互いが与える快感を、夢中で貪り合う姿は、榊の性への好奇心を彼女の持つ理性を上回らせた。
(こんな…激しいんだ…でも、二人とも本当に気持ちよさそう…そんなに良いものなのか…)
教師は神楽の尻を片手で鷲掴みながら、なおも腰を動かし続ける。
「はっ!はっ!せ、先生…うっ、ん、もうイク、から、ま、前から、お願い!!あっ!」
甘えたような神楽の声。教師は荒い息を吐きながら神楽の腰を放す。
っして手慣れた様子で神楽を仰向けに寝返らせ、そのまま一気にそそり立つ彼のモノを挿入させる。
「うあぁぁぁ!!」
顎を引いて、一際大きな嬌声を上げる神楽。そんな彼女に圧し掛かり、容赦なく腰を打ち付ける教師。
神楽は必死で両手を教師の背中に巻き付け、両足を腰に絡める。
そんな密着状態でも、教師は無我夢中で腰を叩きつけていた。
お互い息使いが上ずり、一気に絶頂まで突き進もうとしている。
榊はゴクリと息を飲む。
「あっ!あっ!ああっ!!もう、あ、あぁ!!」
瞬間教師の背がビクリと震え、神楽が一際力強く教師にしがみついた。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
声にならない声。ドクンドクンとここまで聞こえてきそうな、教師の、射精。
(これが…セックス…)
顔を真っ赤に染めた榊はヘタリと腰を床に着けて、倒れ込んでしまった。
あずまんが大王のエロいのないんかねえ-16 -
971 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/23(火) 20:32:19.84 ID:nhfrr4kk
「…んん…」
目が開く。徐々に明朗になっていく視界。よく見知った天井。
自分の部屋だ。
「…夢、か」
寝間着姿の自分を確認する。
「それは、そうだな、だってあの二人が…あっ!」
夢を回想しはじめた榊はハッと瞳を見開いた。
「………濡れてる」
恥ずかしくて情けなくて申し訳なくて、榊は布団に勢いよく潜り込んだ。

翌日、いつものように屈託なく笑いながら話しかけてくる神楽。
「これ…」
そんな彼女に手渡す手作りのお菓子。
「昨日作りすぎたから」
「お、くれるのか?やった、有難う!!」
目を輝かせて受け取る神楽に、榊は小さく呟く。
「気にしないで、お詫びだ」
「?」
いつも以上にキラキラと輝いて見える神楽に、自分の浅ましさを気持ちを沈ませながら、
榊は微かに自嘲気味に笑って視線を逸らせた。

(終)


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