トップページ > エロパロ > 2014年09月22日 > 60uGSmOt

書き込み順位&時間帯一覧

2 位/157 ID中時間01234567891011121314151617181920212223Total
書き込み数00000000000000000010450010



使用した名前一覧書き込んだスレッド一覧
名無しさん@ピンキー
鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2

書き込みレス一覧

俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
196 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/22(月) 18:14:11.52 ID:60uGSmOt
>>193
星彦×織姫なのですが、よろしければこちらのスレに投下したいのですが可能でしょうか?
NGに入れられるように先に注意喚起しますので
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
198 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/22(月) 20:33:16.29 ID:60uGSmOt
>>197
いえとんでもないです
精神的お焚き上げのつもりで書いたので
もし誰かに読んでもらえたら有り難いという心境でしたから
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
199 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/22(月) 20:34:27.30 ID:60uGSmOt
次のレスからNGワード(名前欄)

「鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫」

では改めてよろしくお願いします
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
200 :鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫[sage]:2014/09/22(月) 20:37:53.15 ID:60uGSmOt
開け放たれた窓から、天の川の星々が光を投げかけている。
ほんのりと桃色に染まったなめらかな肌が、星影を受けて艶やかな光と影を作り出す。
琴ノ宮織姫は両の腕を重ねて頭を預け、寝台にうつぶせたまま行為の余韻に身を任せている。
汗が引き、少しずつ体が冷めていく。同時に本能が理性に覆われていく。
気づけば部屋は深い夜気に満たされている。今年の逢瀬も、あと数時間だ。
夜明けになれば、白無垢を模した着物を纏って、織姫は夫である鷲ノ宮星彦の元から去る。
次に逢うのは来年の七夕。毎年のことだ。

心地よい微睡みをもう少し味わっていたかった。
だが、そろそろ体を清めなければ、と思いつつ、顔を上げる。
寝台に身を起こして背を向けたまま、星彦が溜息をついたからだ。
「どうしたの?」
肢体を反転させて上体を起こし、織姫は星彦に寄り添う。
星彦はひどくばつの悪そうな顔をしている。追及してくれと言わんばかりに。
「もしかして、浮気でもしたの?」
織姫はわざと嫌味に響く声音を作った。星彦が一瞬固まる。
「――違う、あれは、そういうわけじゃ」
「『あれ』って、何かしら?」
顔を上げかけた星彦が、織姫の視線を掻い潜るように首を背ける。
言い訳をするつもりで墓穴を掘る、という悪循環に陥ったようだ。
くすくすと織姫は笑う。

面白いように顔に出る男だ。
いや、長い年月で織姫が夫の顔を読む術を身に着けたのか。
今となってはどちらが真実なのかわからない。だが、どちらでも構わないのだ。
答えを必要としない問いなのだから。
骨ばった星彦の右肩に、織姫は左の頬を押し当てる。
「別にいいじゃない。朱点打倒を悲願とする一族と交わって子を授ける。
天界の頂点たる太照天昼子の判断に従っているわけでしょ。気に病むことはないわ」
「…すまん、おまえがいるのに…」
「気に病むことはないって言っているじゃない。怒ってないわよ。
だって、昼子の判断に従っているのは、あなただけじゃないもの」
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
201 :鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫[sage]:2014/09/22(月) 20:39:38.64 ID:60uGSmOt
刹那、星彦が弾かれたように顔を上げる。
「――おまえも子を成したのか、一族と」
織姫は笑顔を浮かべたまま答えない。
星彦は織姫の二の腕を掴み、そのまま寝台に押し倒した。
ふたりぶんの重みを勢いよく受けて、寝台が軋む。
「痛いわ、星彦」
「答えてくれ、織姫」
両の二の腕に食いこむ指が熱い。
草色の双眸が覗きこむ。織姫の表情から真意を捕えようとでもするかのように。
整った顔に険が入っている。星彦がこんな顔をするのは珍しい。
本当に怒っているのか、演技なのか。
本当に怒っているとしたら、嫉妬なのか、自尊心を傷つけられたからなのか。
そんなふうに穿った見方をしてしまう自分を、織姫は鬱陶しくさえ思う。

「…子供って、生まれてみると可愛いものね。片羽ノお業の気持ちが少しわかったわ。
私はお腹を痛めたわけではないけれど」
「おまえ――」
「あなただって、子供は可愛いでしょう?」
「それは…確かに」
「一族を、いいえ、もう片方の親を、多少なりとも愛しいと思うわよね?」
「それは――…」
「私を不貞だと詰る権利は、あなたにはない。だってこれは不貞行為じゃないもの。
だから私もあなたの詮索はしないわ。だって、これは不貞行為なんかじゃないんだもの」

「織姫…」
「私たち、『神』でしょう? 二柱で一対の、ね」
星彦が奥歯を噛む。
「人でいれば良かったのか」
「どうかしら、わからないわ」
「くそっ…」
星彦がかぶりを振る。さらさらと、髪が音を立てる。
本当に、織姫にはわからなかった。表情を窺うに、星彦にもわからないのだろう。
もう判断がつきかねるほど、すべては遠い過去になってしまっている。
もしあのとき、永遠にならなかったら。
いつかは父も織姫を許してくれただろう。星彦と共に暮らすことができただろう。
真面目に機を織って日々働き、子供を産み、育て、星彦と共に老いていっただろうか。
だが、未だに青臭さの残る星彦が老人になった姿を織姫には想像できない。
選択肢は最初からひとつしかなかったように思えてならないのだ。
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
202 :鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫[sage]:2014/09/22(月) 21:03:09.66 ID:60uGSmOt
「俺は別れるつもりはない」
「私もないわ」
こんなに体が馴染む相手はもう見つからないだろうし、という言葉は呑みこんだ。
これ以上嫌味な女を演じても、余興にはならない。
別れるも何もないのだ。嫌なら逢わなければいい。
夫婦という関係など、永遠の前には取るに足らない括りだ。
ただ一対をなす夫婦神という形になっている、それだけのこと。
星彦の挙動や反応ひとつひとつに一喜一憂し、胸をときめかせていた織姫はもういない。
七夕の翌日にはもう来年の七夕を思い、機を織りながら涙を流した織姫はもういない。
今は駆け引きばかりだ。『神』になったことで、すべては遊戯になった。
遊戯――いや、暇潰し、だろうか。
『神』になってでも欲しかった永遠の愛は、どこに行ってしまったのだろう。

ひとりの青年の姿が織姫の脳裏を掠めた。
夫と床にあって別の男の姿を思い浮かべる。
いかにも『不貞』な行為だが、織姫には初めてのことだった。
駆け引きを許さないまっすぐな瞳の青年との、たった一度の逢瀬。
女と唇を合わせるのさえ初めてだと青年は言った。
確かに、帯を解く仕草にさえもどかしさを覚えた。
乳房に触れんとする手が震えていた。
こちらから快楽を積極的に探さねばならないほどたどたどしい行為。
ただ初々しかった。それでいて、眩しかった。
最初から最後まで真摯だった。――愛しかった。
彼はもう、この世にはいないはずだ。
永遠と対極にある彼の寿命は、二年もないのだから。
逢瀬の後、織姫は青年と何の関わりも持たなかった。
神は地上に対して不干渉であるべきという暗黙の了解があるから?
いや、違う。怖かったのだ、きっと。
もう一度逢えばもっと愛しくなる。それが怖かった。
地上へ降りた子供に対しても、同じことだ。

不意に星彦が覆いかぶさって来る。
唇を奪われ、気を取られた瞬間に腿を割られる。
「ちょっと、星彦、ん…」
唇を離す。また塞がれる。舌が絡んできて、軽い気持ちで織姫も応える。
貪るように唇を合わせていると、引いたはずの熱が戻ってきそうだ。
織姫は星彦の首に手を回しかけて、ふと冷静さを取り戻し、唇を離した。
唾液が口の端から零れそうになる。
「星彦、朝になるわ」
「…そうやって逃げるのか?」
苛立ちを孕んだ声。
星彦が親指で唾液を塗りたくるように織姫の唇をなぞる。
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
203 :鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫[sage]:2014/09/22(月) 21:05:25.42 ID:60uGSmOt
言葉の真意をはかりかねていると、まるで心臓を鷲掴まれるように左の膨らみを掴まれた。
痛みに顔をしかめると、星彦は力を緩め、まるで捏ねるように撫でまわす。
ふつ、と桜色の先端が尖ると、今度はやわやわと指先で先端だけを弄って来る。
「…は…」
「弱いよな、こうされるの」
星彦は張りのある膨らみに唇を押し当てながら、両の尖りを触れるか触れないかのところで刺激する。
触れられてもいないというのに、花芯が疼く。一年分愛された後だというのに。
足を閉じたくても、星彦の身体がのしかかっていてどうにもならない。
「朝が、来るわ、星彦…」
「日が昇った後も一緒にいたって、誰にも咎められたりしない」
乳房に口を軽く押し当てたまま、星彦は言った。
「…永遠になったって、そういうことだろ」
「…そうね。でも…」
言葉は続かなかった。星彦の指が陰核を掠め、織姫はびくんと縮こまる。
自然、余計に受け入れやすくする姿勢となり、難なく指が秘所に入って来た。

星彦がさっき放ったものは織姫の中に残っていて、普段よりずっと淫猥な音を立てる。
「うんっ、あ、あっ…そこ…」
びくびくと体が跳ねる。二本の指の腹がちょうど弱い部分を内側から擦りあげる。
星彦は織姫以上に織姫の体をよく知っている。
奥から蜜が溢れてくる、身を捩りたくなるような悦楽。
音は水気と粘性を増していく。耳から犯されているような羞恥。
「そこ、駄目よ、あ…っ」
織姫はうっかりと理性を手放した。
充分に夜を堪能したはずなのに、あっと言う間に渦に呑まれる。
興奮しているのか星彦の息が荒い。
普段は涼しげな顔をしているのに、やはりこういうところは男ということか。
「…挿れるぞ」
「ん…うん…」
織姫が答えるでもなく答えると、指が襞を強く擦りながら引き抜かれる。
ひくん、と織姫は白い喉を鳴らした。
出ていく指さえ締め上げてしまう。
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
204 :鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫[sage]:2014/09/22(月) 21:08:57.01 ID:60uGSmOt
膣内のじんわりとしたこそばゆさに無意識に身を捩ったが、力ずくで戻されて屹立したものが花唇に宛がわれる。
息をつく間もないほど、熱が一気に織姫の内襞を押し広げた。
「あ、あ…っ!」
悲鳴を上げずにはいられなかった。織姫は星彦の背中を掻き抱く。
「ふ、あう、うぅ…ん」
喘ぎとも吐息ともつかない声が漏れる。まるで楔を穿たれたようだ。
だが、唐突に突き入れられた熱い異物を、織姫の襞は受け入れんと絡みつく。
臍の下あたりがじんじんと疼いてたまらない。
「悪い、きつかったか」
「へ、平気よ…生娘じゃあるまいし…」
強がりを言ってみせたが、腕の力が緩んでしまった。
両腕が力なく寝台に投げ出される。
星彦が繋がったまま織姫の目尻に唇を押し当てた。
瞬きするとこめかみに涙が伝う。
「…すまん、妬いたんだ」
苦い顔で星彦が言う。目と目が合う。とくん、と胸が鳴った。
快楽と同居するには、あまりにも青い感情だ。
だが、昔、まだ『人』であった頃の星彦に対する恋心は、まだ織姫の中に残っていたらしい。
その証拠に、高鳴る胸の奥底で、昏いものがじりじりと焦げ始める。
この感情は、嫉妬だ。星彦が抱いたのは、どんな娘だったのだろう。
たった二年で散る命を宿した娘――恐らくは、星彦にも眩しく映っただろう。
織姫が永遠に失った、命の揺らめき、そして煌めき。

星彦の頬に触れ、首にしがみつく。
「私を女にしたのはあなたでしょ。動いて。…ね?」
耳元で囁くと、織姫は星彦の耳朶を甘噛みした。星彦がぶるっと震えて息を漏らす。
織姫に弱い部分があるように、星彦にも弱いところがあるのだ。
星彦が織姫の腿を抱え、抽送を始める。
体の中が擦られるたび、体が痙攣する。
もっと、もっとと体が痛切に訴えているのだ。
あられもない声を上げ続けている自覚は、もう織姫にはない。
「織姫っ…」
動きが激しくなってきて、抉られるような錯覚に、織姫は首を振る。
もはや快楽に身を任せるだけだ。絶頂を予感させる痙攣が、織姫を襲う。
無意識に内襞が星彦の熱にまとわりつき、締め上げる。
「あ、あう、ん…も、だめ、いく…!」
「…つっ!」
頭が真っ白に弾けた瞬間に、最奥で熱いものが迸るのを感じた。
星彦はすぐには抜かない。いつか織姫が頼んだからだ。
もしかしたら子供ができるかもしれない、という流れ星より儚い願いのために。
充分に精を吐き出して、息をつくと星彦が出ていく。
どちらのものか区別のつけようのない粘液が、とろりと花唇から零れる。
ほう、と溜息。また、獣のような熱が引いてゆく。
だが、まだ恋心の欠片は織姫の胸に残っていた。
星彦は自分のものであり自分は星彦のものである、と確認できる方法は体を合わせること。
子は成せないというのに、その本能的な行為しかない。
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
205 :鷲ノ宮星彦×琴ノ宮織姫[sage]:2014/09/22(月) 21:10:21.98 ID:60uGSmOt
織姫は両手でまだ覆いかぶさる格好になっている星彦の顔を包んだ。
頬に貼りついている髪を、優しく解いていく。
「…ふふ」
「何だ?」
「ううん…いつもより、悦かったなって」
星彦は困ったような笑みを浮かべて、すっかり乱れた織姫の榛色の髪を梳き始める。
お互いの髪を梳き合う姿は、仲睦まじい夫婦そのものだ。
そうありたいと願ったのだろう、星彦が。織姫も。
空が白みつつあるのか、部屋が明るくなっている。
星彦の顔がはっきり見えた。典型的な優男。
野性味もなければ華やかなわけでもない。容貌はそこそこだ。
織姫も花も恥じらう美女というわけではないので、お互い様なのだが。

微笑む夫を愛しいと感じる。だが。
十年先も、百年先も、遥かな先も――
愛しいと思いながら、年に一度しか逢わないという関係を続けていくのだろう。
愛しいと思いたいから。愛しいと思うために。歪んだ論理だ。
「…愛してる、織姫」
「私もよ、星彦。でもね…」
織姫は星彦の汗ばんだ首筋を軽く吸う。
髪で隠れるか隠れないかの、微妙な場所だ。
ちゅっ、と音を立てて唇を離すと、わずかに跡が残った。
この跡も、数日のうちに消えてしまうだろう。

「…永遠じゃないからこそ、愛しいと感じることもあるのよ」
織姫は口吸いの跡にもう一度唇を押し当てて、唇だけをそう動かした。


(終)
俺の屍を越えてゆけでエロパロ2
206 :名無しさん@ピンキー[sage]:2014/09/22(月) 21:11:18.20 ID:60uGSmOt
終わりです
失礼しました


※このページは、『2ちゃんねる』の書き込みを基に自動生成したものです。オリジナルはリンク先の2ちゃんねるの書き込みです。
※このサイトでオリジナルの書き込みについては対応できません。
※何か問題のある場合はメールをしてください。対応します。