- 戦う司書でエロパロ
605 :名無しさん@ピンキー[]:2014/09/18(木) 10:15:15.14 ID:Y8u38K7k - 二話目書いてみます!駄文&キャラ崩壊が苦手な方はスルーでお願いします。
荒れ果てた校庭、ペンキの落書きで埋め尽くされた古いコンクリート造りの校舎− ここは、県内の手のつけられない不良達が集まる、神溺工業高校のグラウンドである。 砂が吹き荒れる曇天の空の下、血を流し倒れるリーゼント集団の中で、学ランに下駄姿の 白髪の男が一人立ち尽くしていた。血だまりの中から、不良集団のリーダー格の男が顔を上げ、 男を睨み付ける。 「くそっ、待ちやがれ・・・!まだてめえとの決着はついてねえ。勝手に転校なんざ・・・許さねえぞ!」 「もう勝負はいいだろう、お前達は俺には勝てない。俺を追うより、もっと違うことに時間を使ったらどうだ」 「くっ、認めねえ・・・。神溺中の頃から負け無しのてめえに勝つためだけに、俺はこの高校に入ったんだ! 喧嘩しか能のねえてめえが・・・今更何処に行こうってんだ!?」 黒の学帽の下から白髪をなびかせた男は、不良の方ではなく、曇天の彼方を見つめる。不良からは、 男の表情を窺い知ることはできない。不良の問いに男は空を見上げたまま答える。 「・・・神立バントーラ高校」 その名を聞いた瞬間、地面に這いつくばる不良達の顔が一斉に強ばる。無理もない。 県内だけでなく、県外からも文武共に優秀な者たちが集う、エリート高校である。 全国の学力テストでも常に上位に位置すると言われる、超難関校。札付きの不良と言われる この男が、何故そんなところに行くのか。というか何で入れたのか・・・。愕然とする不良たちに 背を向け、男は歩き出す。吹き荒れる風の音に掻き消され、不良達の耳には聞こえなかったが、 男はこう呟いていた。 「俺は・・・笑いたい。」 続きます。
|