- 黄昏乙女×アムネジアでエロパロ3
59 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/09/18(木) 22:52:40.43 ID:HOH/lESP - 新しい話投下です。
今回は普通のエロSSにな・・・るといいかな〜みたいな・・・。
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60 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/09/18(木) 22:53:19.84 ID:HOH/lESP - ―――僕は 新谷貞一。
この誠教学園中等部に通う、二年男子。 ぷに。 誠教学園は創立60年の歴史を誇るマンモス校で、増改築を繰り返した校舎が迷宮のように入り組んでいる、 ちょっと変わった学園なんだ。 ぷに。ぷにっ。 そんな構造をしているせいか、この学園はとにかく怪談の噂が後を絶たない。 学舎の構造上、生徒たちは日常の『死角』みたいなものを意識せずにはいられないから、 あるいはそういう風聞が蔓延しやすい環境にあると分析する人もいるけれど。 ぷにっ。ぷにぷにっ。 でも、そうじゃないんだ。火のないところに・・・ってわけでもないけれど、 この学園で怪異の噂が絶えないのには、れっきとした理由がある。 ぷにぷにぷにぷにぷに・・・。 「・・・って、夕子さん!さっきからなんですか、人の唇をおもちゃみたいに!」 「へ?・・・あ、いや、ほら・・・。ねこちゃんの肉球みたいで気持ちいいから、つい・・・」 そしてこの、すぐ横で寝そべって僕の唇を無心にいじり回している人が、その元凶。 現学園理事長の実姉にして、創立期から存在している学園の幽霊、庚夕子さん。 「・・・一応言っておきますけれど、唇が柔らかいって言われても、男の僕としてはあまり嬉しくないですからね?」 「んー?キスする側としては嬉しいから別にいいよ?」 「・・・・・・・・・」 夕子さんは・・・まあ、なんというか・・・。 他の学校でいう花子さんみたいな存在で・・・。 ・・・いや、ちょっと違うかな・・・。 とにかく、この学園に存在する怪談の大半は、この夕子さんによって引き起こされている。 だいたいはただの誤解か、夕子さんのうっかりによるもので、 夕子さん自身にはこれっぽっちも悪意はないんだけれど。 「なんかねー、キスした後って、触りたくなっちゃうんだよね、貞一くんの唇。 なんだろうね。確かめたいのかな。愛を交わした場所を」 「僕に聞かれても・・・。確かに夕子さんはキスの後、よく唇を触ってきますけれど・・・」 ・・・で、この会話で分かると思うけれど、僕と夕子さんは、その・・・。 一応・・・恋人同士なわけで。 「・・・貞一くんにフェラチオさせたらきもちーだろーなー・・・」 「ちょっと何言ってるんですか!冗談でもそういうこと言うのやめてくださいよ!」 ・・・いや、『一応』なんて付けるのは、夕子さんに失礼かな。 僕と夕子さんは明確に恋人同士で、真似事とはいえ婚約みたいなこともしている。 「まあ、女のわたしにはおちんちんの気持ちよさなんて分からないんだけれど。 ・・・でもねー、たまにねー、貞一くんを見てると、ヘンなムラムラがきちゃう時があるのよね」 「・・・ヘンじゃないムラムラとかあるんですかね・・・」 ・・・で、これまたこの会話で分かると思うけれど・・・。 まあ、その・・・。いわゆる深い仲にもなってるわけで・・・。
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61 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/09/18(木) 22:54:21.73 ID:HOH/lESP - 「いやほら、なんて言うの?なんか自分が男じゃないのが惜しくなる時があるっていうか」
「・・・・・・・・・」 「・・・あっ、やだっ、貞一くんったら、すっごい呆れ顔」 夕子さんは通常、僕や血縁者である霧江さん以外の人間に、その存在を認識されることはない。 その反動だろうか、僕とのスキンシップにとても積極的で、大胆な振る舞いが多い。 「呆れてるというか、身の危険を感じてるんですよ・・・。 ・・・夕子さん、自分で何言ってるか分かってます?」 と言うか、以前は大胆ってだけで済んだんだけれど・・・。 深い仲・・・と言うか、エッチするようになってからはその大胆さがちょっと暴走気味で、 平気でえげつない言葉や、その・・・行為・・・と言うか、やり方をおねだりしてくる。 「うん、まあ・・・。だからね、どう考えてもわたしは女で良かったはずなのに、 ふとした時にそういうヘンな錯覚があって、直後に『あれ、なに考えてるんだろうわたし』って思い直すの」 「・・・・・・・・・・・・」 「しょ、しょうがないじゃないっ、感覚的なものなんだから。そんな変態を見るような目で見ないでよっ」 ・・・うん。分かってるんだ。 何から何まで全部、僕のせいだってことは。 初めてで襲ったのは僕。その時夕子さんにヘンな『くせ』を植え付けてしまったのも僕。 なんだかんだで、夕子さんの下品な言葉責めに興奮してるのも僕。 夕子さんの下品なおねだりに劣情を掻き立てられまくってるのも、僕。 夕子さんはただ、僕が喜ぶからしてくれてるってだけ。 ・・・ごめんなさい。 「だ、だいたい、てーいちくんが可愛いのが悪いのっ。かわいいし、エロいし。 わたしが変態なんじゃなくて、貞一くんが誘惑してくるのが悪いんだもん」 「・・・夕子さんにだけは言われたくないです・・・」 ふわりとなびく髪や―――ちょっといやらしい表現だけれど、身体の流れるようなラインや、 日常の何気ない仕草、天真爛漫な振る舞いの一つ一つにドキリとさせられる。夕子さんはそんな人だ。 とても幽霊とは思えない。 ・・・いや、幽霊に魅入られているからこそ、 その人間離れした魅力に僕も魅入ってしまっているのかも知れない。 ・・・本人はあまり自覚がないようだけれど。 「とにかく、そういうのは冗談でもやめてください。 僕だって男なんですから、そういう妄想は普通におぞましいと感じるものなんですよ」 気がつくと、僕は無意識の内にソファーから背を起こし、拳を胸元に寄せていた。 ・・・僕の本能が身の危険を告げているんだ。 「でも実際、貞一くんってズルいよね。ちっちゃくてかわいいのに、男らしくて冴えてて。いいとこ取り」 「・・・まだその話続けるんですか?」 口では呆れたフリをしつつも、夕子さんのその言葉にこそばゆさを感じて、僕は思わず目を逸らした。 夕子さんの言葉はいつだって直球だ。桐島有子先輩にも似たようなことを言われたことがあるけれど、 夕子さんに言われると気恥ずかしさが違う。 「まーまー。 ・・・ただね、真面目な話、そういうのって女の子から見ると、すごく色っぽく見えるんだよ」 「い、色っぽい・・・ですか?」
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62 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/09/18(木) 22:55:37.58 ID:HOH/lESP - ・・・色っぽいとか言い出したら、
それこそ色っぽさで夕子さんに勝てる人なんてそうそういないと思うんだけれど。 まさか自覚がないわけじゃ・・・いや、自覚がないからこそあんなに大胆なのかな・・・。 「うん。 ・・・ほら、わたしって貞一くんと出逢うまで、誰にも見てもらえなかったじゃない? だからね、わたしの方も他人をちゃんと見るってことをしなかったの。 でも貞一くんと出逢って、こうやって触れ合うってことができるようになってからね。 ほんと、貞一くんって何気ない仕草とかまで色っぽいんだなあって」 「そんな・・・」 言いながら、夕子さんは体重を預けるようにしなだれかかってきたかと思うと、 甘えるように僕の右肩に顎を乗せてきた。 「だから・・・だからね、貞一くん。わたし、貞一くんともっと触れ合いたい。 貞一くんの色っぽいとこ、もっと発見したいの。だから・・・」 「・・・」 「・・・お尻、犯させて」 「はあっ!?」 予想外の爆弾発言に、僕は思わずソファーから腰を浮かし・・・ ・・・そこなった。 僕のリアクションを一瞬早く察知した夕子さんが、 体重を預けたままの体勢でタックル気味に僕の身体をソファーに押し倒したんだ。 ドフッ! 「わぶっ!」 ・・・本人の前で言ったら拗ねちゃうからあまり言えないんだけれど、 夕子さんの体重は僕より10kg以上も重い。 握力とか筋力とかならまだしも、 単純なウェイトに任せて物理攻撃されると、小柄な僕では為す術もないんだ。 ・・・うん、本人の前では絶対言わないでね。確実に僕に皺寄せが来るから。 「あん、逃げちゃダメぇ」 夕子さんは僕にのし掛かったまま、甘ったるい猫なで声で囁いてきた。 ・・・これも本人に言ったら怒られるだろうけど、化け猫に捕食されかかってる気分だ。 「逃げるに決まってるでしょ!何てこと言い出すんですか!!」 「・・・やっぱりイヤ?」 「当たり前でしょっ!?」 「ん〜〜〜・・・。でもねえ、貞一くん? 前も言ったけど、それってちょっとフェアじゃないよね?」 「う゛っ・・・」 夕子さんからの物理的重圧に身をよじらせながら、僕はぎくりと肩を震わせた。 ・・・一応口では反発したものの、夕子さんにこうやって迫られると、僕には強く拒絶できない理由があった。 「わたしのお尻はさんざんおトイレ穴にしてくるくせに、自分はダメなの?」 「うう・・・」
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63 :いつもの人 ◆2XMU15nbVw []:2014/09/18(木) 22:56:23.66 ID:HOH/lESP - 今日はここまでです。
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